【総合評価○】競馬場探訪:英 ロイヤルウィンザー競馬場/Royal Windsor Racecourse
競馬場+城+街並み=観光地としてのポテンシャル青天井。ロンドンからの日帰り観光先としておすすめ。
ロイヤルウィンザー競馬場 / Royal Windsor Racecourse 概要
所在地:イギリス Berkshire County
創設:1866年
開催競馬:平地競争
馬場:芝(左回り→右回り)
主要なGIレース:GIレース開催はない
・ 総合評価 ○
場内はコンパクトながら、緑地、出店、飲食のスペースが十分に確保されており、ゆっくりと競馬を楽しめる。また、競馬に加え、城や歴史的な街並みが好きな方であれば、Windsor競馬場での競馬観戦にWindsor城の観光を加えれば、ロンドンからの充実した日帰り旅行となること必至。競馬場までの道中にフェリーを利用すれば更に観光気分が高まる。
・ ロンドンからのアクセスの良さ ★★☆
- London Waterloo駅 → Windsor & Eaton Riverside駅(South Western Railwayの直通電車で約1時間)
もしくは
- London Paddington駅 →Slough駅→ Windsor & Eaton Central駅(Great Western Railwayの電車で乗り換え時間含め約45分)
- Windsor & Eaton Riverside 駅もしくはWindsor & Eaton Central駅→競馬場行きフェリー乗り場(徒歩で約5分)
- 競馬場行きフェリー乗り場→Windsor競馬場フェリー乗り場(フェリーで約10分)
- Windsor競馬場フェリー乗り場→Windsor競馬場
・ 公共交通機関のみでのアクセスの良さ ★★☆
【電車+フェリーor徒歩】
最寄駅から競馬場までのメインの移動手段はフェリー。テムズ河を悠々と渡り、それだけで観光気分が盛り上がるためおすすめ。なお、徒歩でも約20分で移動可能。
・ 場内の雰囲気 ★★☆
Royalと冠するだけあり、小規模の競馬場ながら優雅な佇まい。バーや食事スペースも多く設置されている印象。特にスタンド裏手のパドック等があるスペースは、屋台とピクニックスペースが広がり、ローカルな遊園地にいるような気分に浸ることができる。
また、パドックは埒沿いに等間隔にフォトジェニックな背の高い木が植えられており、独特の雰囲気。同じ木は、内馬場や出入り口付近にも多くあり、ウィンザー競馬場のシンボル的存在となっている。
・ レースの臨場感 ★★☆
スタンド前と芝コースの間にややスペースがあるが、芝コースのみの形状のため、十分臨場感を味わえる。特にゴール版を過ぎた第一コーナー付近からのレースビューはなかなか気持ちが良い。
なお、コースが数字の8の字の形をしており、中長距離のレースは、スタートから第三コーナーまでが左回り、第三コーナーから直線にかけてが右回りという珍しい構造。スタンド前で観戦していると、第三、第四コーナーが右回りにもかかわらず向かって左から馬がやってくるという不思議な感覚を味わうことができる(右回りの競馬場の内馬場からレースを見るイメージ)。
・ 競馬場周辺の観光 ★★☆
競馬場の最寄り駅から徒歩5分程度のところにイギリス王室所有のWindsor城が位置する。現役の城ならではの行き届いた美しさに加え、城内にあるセント・ジョージ教会も必見。Windsorの街並みも散歩に最適のため、ロンドンからの日帰り旅行先として、午前:Windsor城&市内観光+午後:Windsor競馬場というプランをおすすめしたい。
・ 参考情報(競馬場のHP、写真等)
ロイヤルウィンザー競馬場のHP:
https://www.windsor-racecourse.co.uk/
関連写真:以下のとおり。なお、これらの写真はいずれも重賞レースが実施されていない日に撮影。大きなレースが開催される際は、観客数や競馬場の雰囲気、入場可能なエリアに違いがあると思われるため、ご留意いただきたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?