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2023年阪神ジュベナイルフィリーズ予想

12月10日(日)に阪神競馬場で行われる芝外回り1600m2歳牝馬GⅠ・阪神ジュベナイルフィリーズの予想と印、買い目を公開します。

本レースは2歳戦というキャリアの浅い、幼い馬たち同士の戦いであり、なかなか予想のしづらいレース。

データ的には
・ノーザンファーム・社台ファーム◎
・栗東優勢
・馬体重440kg未満△
・8枠不利

といったところが言えるかと。
また今年の2歳重賞は荒れるケースが多く、さらに本レースに出走できていればおそらく当日1番人気になっていたであろうボンドガールの回避もあり、より一層混戦ムードの様相を呈してきた。

そんな今年の阪神ジュベナイルフィリーズの私の予想は以下。

まず危険な人気馬は10コラソンビート
上に示した通りノーザンファーム(以下NF)・社台ファーム(以下社台F)が優勢。本馬はビッグレットファームの生産馬。
また今回が初の関西への長距離輸送で初めての阪神競馬場。さらに初の右回りコース。この時期の2歳馬は経験が浅く、初めての状況に戸惑うケースも少なくない。これらの経験をしていないことはマイナス。
さらに馬体重が前走442kg。今週木曜の馬体重が440kgで長距離輸送で馬体を減らす可能性が十分あるとなると当日は440kg未満になり、やはりデータ的に不利。
もう一つ、3連勝での臨戦過程だということ。過去20年の阪神ジュベナイルフィリーズ(以下阪神JF)において3連勝で臨んで勝った馬はソダシただ1頭のみ。4連勝で阪神JF1着になった馬はほとんどいない。一番多いのは2連勝で臨んで阪神JFで1着となり3連勝というケース。リバティアイランド、ブエナビスタ、ウオッカといった名馬ですらキャリア2戦の臨戦過程でいちど負けている。
3連勝というのは相手関係に恵まれていたかよほど展開が向いていたかで成された可能性があり、字面通りに受け取るのは危ない。
以上の理由からコラソンビートを危険な人気馬に指名する。仮に3着以内があっても1着はない。

これよりは先は上位人気馬の評価。
枠順の内の方から、まず3キャットファイト
この馬が人気になっていることに驚いた。コラソンビート同様に非NF・非社台F馬で美浦所属。関西遠征の経験なし。加えて前走からのローテーション。過去10年の3着以内馬のほとんどが前走10・11月のレース。同じ美浦の馬で2021年8番人気2着のラブリィユアアイズが前走11月、2022年12番人気2着のシンリョクカも前走10月。前走9月以前になると好走率が極端に落ちる。危険な人気馬の本命がコラソンビートならこの馬はその次点という評価。

次に6ステレンボッシュ。NF生産。過去三戦で異なる競馬場で好走しているところが好感が持てる。美浦所属だが関西遠征に強い国枝栄厩舎なのではじめての関西も問題なし。しかも今回は栗東入りでの調教で輸送も短い。そしてルメール騎手を確保。マイナス面はない。 

7アスコリピチェーノ。前走が新潟2歳Sと間隔が空いてしまったのはマイナスだが、それでもNF生産馬でありステレンボッシュ同様に美浦所属でありながら栗東での調整。前走騎乗した北村宏司騎手が跨るというのも頼もしい。人気馬のなかではやや評価は落ちるがそれでも3着以内はじゅうぶんある。

14サフィラ。栗東、NF生産馬。ステレンボッシュ同様に過去三戦で異なる競馬場で好走しているのが良い。兄にサリオス、姉にサラキアと血統的にも良いが、このきょうだいは兄サリオスは2歳GⅠの朝日杯FSを勝ったが姉サラキアは古馬になってから頭角を現した。牡馬ならこの時期でもという気がするが牝馬だとどうか。馬体重はギリギリ。阪神はいちど経験済なので極端な馬体重減はないとは思うが…。能力はあるがそれらの不安材料はある。

16ルシフェル。1600m未経験でかつ不利な8枠に入ったのは痛いがそれでも関西馬、NF生産、馬体重480kg台でプラス。ステレンボッシュ、サフィラ同様に過去三戦で異なる競馬場で好走している点はグッド。鞍上のムルザバエフ騎手は去年JRAの短期免許で初来日した際はGⅠでの勝利を上げるなど日本の競馬にしっかりフィットしてきた。ここでも不安はないだろう。

以上を踏まえて以下が阪神JFの印。

僕は穴党なので印上位は穴馬から。
◎は11シカゴスティング
前走ファンタジーステークスはいつもと違う中団から差す競馬で差のない3着。逆に新味が出たと思っている。過去4戦でいずれも上がり3着以内。1600mでの好走歴あり。ただ馬体重が440kg未満なのでおそらく2着まで。

〇は2クイックバイオ
シカゴスティング同様に前走は前目が取れず中団後方からの競馬。近3戦でいずれも上がり3位内。枠も内目のいい番号を取れた。懸念点は距離延長の経験が無いのと、鞍上のルーク・モリス騎手。
アイルランドのトップ騎手の一人だが今年のWASJに参戦した際は芳しくない結果に終わった。ムルザバエフ騎手と違ってまだ日本の競馬にうまくフィットできていない。その状況で初のGⅠでどう乗るか。その分の対抗。やはり2着まで。

以下、上位人気馬の6ステレンボッシュ、7アスコリピチェーノ、14サフィラ、16ルシフェルの4頭が△。
単穴▲は該当馬なし。

馬券は馬単。
1着 6,7,14,16 → 2着2,11 8点
そして△4頭の馬単BOX 12点
計20点。
人気馬の中で印を打たなかった3キャットファイト、10コラソンビートを切るのが怖いという方はそれらを含めて各々で買い目を工夫してください(笑)

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