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With Or Without You

都内で働き始めて早一年、関東に引っ越して1年半以上。最初は都会のキラキラしたものに心が躍り、美味しいものや洒落た料理を食べ、行きたい美術展には気軽に行ける生活に段々と心地よさを覚えていた。高校の時、私は絶対上京すると言っていたあの子は未だに福岡にいて、都会なんか全く興味がなかった私は今リモートだから週1.2回ではあるものの、満員電車に揺られ都内で働いている。よく私はこんなに東に来るなんて、思いもよらなかった、と言っている。海外に魅了されていた時期を加味しても、国外に居たとしても、日本に居るとしたら、なんとなく福岡から関西くらいだろうと思っていたから。

週末に友達に会いにいってきた、これも今年やりたかったことの一つ。行ったこと無かった四国、愛媛。羽田から1時間半くらいで行ける距離で、旅の疲れは全くなかった。

東京に馴染んできたわけではきっとないけれど、この満員電車も、いろんなキラキラした、珍しいものが手に届くこの距離も、気付かないうちに慣れてきたんだなとは感じた。

今回の旅で一旦そういった感覚が良い意味でリセットされたように思える。

友達は愛媛の松野町といういわゆる過疎地域に住んでいて、泊まらせて貰ったんだけれど、
とにかく自然が綺麗で、駅は無人駅で、住人の距離が近くて、手作りのポン酢やぶり大根を持ってきてくれたり、花植えしたり、なんだか心がとても洗われた週末だった。

私は生まれ育った場所が福岡で、大都会では無いけれど、ある程度一通りあって、あとは産業都市なので自然はあまり無い場所で育ったから、なおさらそう感じたのかも。祖父母は大阪にいたから、今考えると自然に多く触れず、生きてきたんだなと振り返ってた。

住人と距離が近くてフレンドリーだと思ったのは私の友人の人柄やその土地に引っ越してからのコミュニケーションのおかげでしか無いんだけれど、将来こういう生活も視野に入れたいな、と感じてる。何もかも簡単に欲しいものが手に入る距離に住むことだけが最上の選択肢とは限らないんだなと感じてる。

だったら、後数年この関東にいる醍醐味はなんだろうかなんてことを帰りの満員電車に揺られながら考えてた。表面的な眩しさや便利さだけに惹かれることだけでなく。

今年良かったことを少しずつ綴る

-目標の一つの資格の試験を突破できたこと
-ヌードルに出会えたこと
-自分の肌質を知れたこと
-行きたい美術展にいけたこと
(Dior展、マティス展、テート展、ルーブル美術展、そして今月モネ展にいく)
-ユナさんに出会えたこと
-高校時代からの親友と釜山に旅行に行けたこと
-リップアートをしたこと
-Twitter を去る決心をできたこと
-アートバーに行ったこと
-自分に合うネイリストさんに会えたこと
-会いたかった友達/元同僚に愛媛まで行ったこと
-ディズニーとユニバに友達といったこと
-良い歯医者さんに出会えて、歯の治療もクリーニングもだけど、歯のホワイトニングを始めれたこと

まだきっと良いことはたくさんあったから、振り返りながら付け足していきたい。

来年は人間関係においては無理をしないことを目標として置いておきたい、無理をしなければ会えない、話が合わない関係は後々意外とストレスになることにも気づいたから。
仕事の人間関係などは自分の効力では何も働かなけれど、プライベートの交友関係は自分でコントロールできるものだから、無理せず、背伸びせず会える関係をいつまでも大切にしたいと思う。

あとは普段の生活は質素で良いことにも気づいた、私の幸せは表面的なものじゃなくて、愛犬と散歩をゆっくりしたりとか、お家の庭でガーデニングを始めてみたりとか、作ってみたことのない料理をゆっくり作るとか、そういうことにも幸せに感じれるんだなぁと気づいた。

何処に住むか、分からない人生だからどこに行っても、何も無いところでも幸せを感じられるように。

今年はよく外に幸せを求めに行った気がする。もちろん、どこかに出かけることは決して悪いことでは無いし、満足している。けれどなんとなく体感的によく外に出向いたなぁというのがあるから。来年は少し抑えようかと思ってるだけ。
とは言いつつ、旅行もちょくちょくするだろうけれど、onモード時には無理に外に幸せを求めようとしないことにしようと思ってる。

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若さはいずれ消えていくものだ、若さだけで戦えた時期はいずれ終わりが来るものだ。だから若さは武器ではあるけれど、永遠の強さにはなれない。外見は、表面的なもので、浅い、内面の強さや美しさには深さという点では勝てない。だけれど美容は好きだ。

でもだからこそ今持っている若さに縋り付く生き方では無く、時がきたら、それ以外の何かを持っていたい、だから今はたくさん努力して苦労していて構わないと思っている。

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秋が一瞬だったと感じてしまうほど、もう冬が来ていて、けれど今年に対しては未練がほとんどなくて、去る準備はできている。

行きたいところ、会いたい人たちに会いに行って、やるべきこともきちんとこなせたイメージ。師走はいつも駆け込みがちだけれど、今年はゆっくり過ごせるような気もしていて。

年明けから始めようと思っていることは年内に少しだけ走り始めていた方が、ぐっと楽なことも知っているから、来年やろうと思っていることや手をつけようと思っていることも少しずつ走ってみてもいいのかも、いや、いきなり走らなくてもいいけれど、その道を散歩するような心地よいスピードでも。

今年note更新はあと一回の予定です。また近いうちにここでお会いしましょう、皆様、ご自愛ください。

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