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フリーのBGMや効果音を使う際の注意

https://stand.fm/episodes/62d7cedf9377488bb871e8ca

みなさんは、フリーのBGMや効果音って、使っていらっしゃいますか?
ここでいう「フリー」は、
「お金が無料」という意味のフリーではなく、
「著作権のロイヤリティフリー」の意味です。

一度使用を許可されると、
許可された範囲内で、無制限で用途を問わずに使用できるということですね。
僕が使っているBGMも、作者のサイトからロイヤリティフリーのものをDLしています。

スタエフで用意されたBGMは、厳密にはフリーではなく、
あくまでスタエフという媒体でのみ使用が認められた音楽ですが、
商用利用とか個人利用とかの目的や用途を問わず、
無料で、あるいはお金を払って利用できるサービスがありますよね。
例えば、DOVA-SYNDROMEとか、Nash Music Libraryとか、効果音ラボとか、甘茶の音楽工房とか、色々ありますよね。
https://dova-s.jp
https://www.nash.jp/fum/
https://soundeffect-lab.info
http://amachamusic.chagasi.com/index.html

基本的には、使用の許可があるんだから、
自由に使っていいだろうと思いがちなんですが、
1点注意が必要です。

さっきチラッと言いましたが、
「許可された範囲内で」フリーという点に注意してください。

どういうことかと言うと、
こないだあるYouTubeの投稿を見つけたんですが、
フリーのサイトからBGMをDLして使っていたところ、
そのフリーサイトの運営から、著作権侵害の申し立てがあったそうです。

いやいや、著作権フリーですよと、正当性を主張して異議申し立てをしたけど、
ライセンスに違反しているからと、拒否されてしまったんですね。
なぜかというと、不快なコンテンツにBGMを使っているから、
「著作者人格権」を傷つけると言う理由だったそうです。

「著作者人格権」というのは、「著作権」とは別の権利で、
その音楽とかを創作した人にだけ認められる権利です。
著作権は譲渡ができますが、
著作者人格権は他の人に譲り渡すことができない、
作者のための権利なんですね。

その作者の意に反して改変した場合は、
著作者人格権の中の「同一性保持権」の侵害に該当する訳なんですが、
この判断が割と主観的で、基準が曖昧で、乱暴だということで、
申し立てされちゃったYoutuberさんもかなり憤っていました。
確かに、その内容で違反の申し立てされちゃうんだと、
僕も腑に落ちなかったです。
無料で使わせてもらってるんだから文句言うなっていう考えもあるかもしれませんが。

いずれにしても、所詮フリーの音源は、
運営のさじ加減で使えなくなる可能性もある、
場合によっては投稿を削除しないといけなくなる
と言うことは覚えておいてください。

※配信時点の判例通説等に基づき、個人的な見解を述べています。唯一の正解ではなく、判断する人や時期により解釈や法令自体が変わる場合がありますので、ご注意ください。

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