夜更かしにて考えること

時代の変革何てのは強制的に起こるものなんだと、日々噛み締めている。噛み締めさせられている。

子供の時なんかは変革とか革命とかを漠然とカッコいいと思っていたし、チェゲバラの白黒写真になんにも知らんながら憧れていた記憶がある。時代の寵児、神に愛される男、風雲児なんてのは、なんと少年心をくすぐるのだろうか。
自分も少なからずお笑いの世界に入ったときに全てのことを変えれると思って入ったわけだが、いかんせん上手いこといかん。思ってた理想なんかは程遠く、それでも未来を信じて自分達を見つめ直して試行錯誤の日々を続けて今を生きた。

今回の世界を席巻する禍によって色々なものが強制的に変革させられるのではないか。勝手ながらそう思う。自分達の身近なものが目に見えて変わる。よりオートマチックな方向に。より色々な角度からのことに過敏に対応するように。

バイトでタクシーをしているけど、完全に仕事としては成立していない。さらに今回のことで自動運転に拍車がかかるだろう。
お笑いでいうと今は自粛の為基本的に何もできることはない。そして今後は狭い空間にぎちぎちに詰め込む小さい劇場なんかは白い目で見られるような時代が来るんじゃないかと。そう思うと今やっていることは強制的に変革させられるわけで。自分の思いのない不本意な変更はやはり寂しい気持ちになる。

直接的に自分達のお笑いを伝える機会は無くなるのだろうか?今後完全にネットに移行していくのか?
ネットのコンテンツはよりダイレクトにより短く早くなっていって、無駄とか空気とかそういうなんとも言えないものが伝わらない時代がそこまで来ている。そこに自分が好きだったエンターテイメントの世界はあるのだろうか?そこに自分達の活路はあるのだろうか?

不安な気持ちにさせられるのは夜更かしのせい?この禍のせい?そんなことを考えても仕方ない。私には力も地位もないのだから。
とにかく身体に気を使って今を生き抜くしかないのである。皆さんもお気をつけて。

サポートしてほしくない訳じゃない。サポートしてもらって素直にありがとうございますと言えないダメな人間なのです。