[Valorant]なぜヘイヴンのAロビーにスモークを使わなきゃいけないか、説明できますか?

 やった方がいいのは知っているが何故なのかは知らないという物事はだれしもあるでしょう。

1.答え合わせ

 結論から言うと、AロングからAショート抜けを確認できないようにするためです。まあこれくらいなら知っている人は多いと思います。(1pick対策と答えた人は出直す必要があります。1pick対策ならリーコンやフラッシュを入れたほうが効果が高い上確実です。なんならジャンプピークならコスト0でできます。)ところで、知っているからといってそれを実践に応用できなければ意味がありません。ここで私は問いたいです。Aロビースモークはいつ使いますか?

 A攻めの時、と答えた人は読む必要があります。開幕毎回、と答えた人はブラウザバックしても良いです。

2.何故なのか

 よく考えてみてください。あなたが防衛側でAロングからスタートしたとします。敵がAロビーに複数いることを確認し、あなたは敵がA本命だと考えます。このとき、あなたはAショートに敵が入っていくのを確認できると思いますか?

 できないはずです。複数見えた時点で射線が通るのですから、入っていくのを確認するまでピークしていたらあなたがTenZでない限り既に死んでいるはずです。つまり、Aロビーに数人いるだけでAロビースモークと同等の役割を成します。故に、A攻めの時にAロビースモークを使う際に得られる効果は、チーム全体のクレジットを減らせるということくらいです。

 そもそもAロビーにスモークを使うとどんな効果が得られるかを説明します。ロングからの射線を切ることができるのは先ほど説明した通りです。重要なのはここからで、Aショートに人がいるかどうかわからないため、攻め側はAショートをクリアするまでA1配置にすることができません。(一応やろうと思えばAショートをクリアしなくてもA1配置には出来ますが、その場合A攻めを止めることができないのとクソ弱いアングルでしか見れないので結局弱いです。)なのでこのタイミングでC攻めをすれば刺さることが予想できます。なぜならA2B1ガレージ1C1配置になっている可能性が高いためです。逆に言えば、この手順を踏まずにC攻めをしてもあまり刺さりません。当然です。ロングをコントロールできればAに2人置く理由が無くなるため、B2やC2配置にすることができるからです。

 つまり、このスモークの目的はA1配置を封じるということにあります。だから毎回最初に使うべきなのです。

3.一歩進んだ話

 さて、通常ロビースモークを使っても、一度AショートをクリアしてしまえばA1配置にすることができます。しかし、アストラは無料でロビースモークを連打できるため、定期的にロビースモークを使うことで常にA2配置にさせることができます。ヘイヴン最強テクで、ヘイヴンが攻めマップである最大級の理由です。このためにヘイヴンでは無理してアストラをピックしたいです。

 この技の対策はかなり限られてきます。アラームボットやタレットといった検知系のスキルを使えば対策は一応できますが、そもそもキルジョイやサイファーといったキャラは侵入口が二か所あるサイトの防衛が難しいのでそれはそれでマクロ有利が取れます。Aロングプッシュでも対策できますが、そもそもプッシュ自体がハイリスクハイリターンな行為なので詰め待ちでカウンターすることで有利が取れます。

4.もう一歩進んだ話

 この話を纏めると、「抜けが二か所あるけど一か所からまとめて抜けを確認できるエリアにスモークを使うと、敵の人数配分をコントロールできる」ということになります。さて、こういったエリアは数多くあります。

 例えばアイスボックスのミッドですね。ミッドスモークを使うと抜けが三か所になるので敵の人数を重めにコントロールできます。スプリットAも同様です。スロープとメインにスモークを使うことでA1配置を阻止できます。スプリットのミッドもです。ここで全部紹介すると指が壊れるのであとは自分で見つけてください。アストラやサイファー、ジェット、ヴァイパーといった短時間かつ低コストのスモークを持つキャラはこういうことを頭に入れておくだけで勝率が大きく変わってきます。本日はここまで。

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