格闘ゲームとSOCDクリーナーについて

格ゲーのSOCDクリーナーは、格闘ゲームがレバー、またはパッドで操作される前提で開発されていたため、キーボードのような左右の入力を同時に入力されるデバイスのことを考慮されていませんでした。
そのため、HitBoxのような方向入力がボタンになった左右上下の入力が同時に行われるデバイスが出てきた際に、同時押しされた際の挙動がゲームタイトルのプログラムによって異なるという問題が出ました。
そこで導入されたのがSOCDクリーナーです。このSOCDクリーナーというものは上下、または左右の入力が同時に行われた際にゲームに送信する方向入力をコントローラーのファームウェア制御するシステムです。
現在、ストリートファイターで禁止されているSOCDクリーナーは上下、または左右の入力が同時に行われた際に後に押された際に後に押された方の入力が優先される後入力優先方式というものです。
HitBoxが最初に搭載したSOCDクリーナーは左右同時押しはニュートラルになり、上下同時押しは上が優先されるというものでした。
この上のみ優先される仕様はストリートファイター5まで許可されていましたが、ストリートファイター6では禁止され、上下もしくは左右の同時入力が行われた際にはそのままゲームに入力を送信するか、ニュートラルにする必要があります。

つまり、現在のストリートファイタールールではSOCDクリーナーが禁止されているのではなく、後入力優先方式のSOCDクリーナーが禁止されています。

SOCDクリーナー = 後入力優先 ではないので注意、コントローラー側のファームウェアで左右、上下の入力をニュートラルにするのもSOCDクリーナーです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?