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カゴの中の元ワイルド

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この鳥をご存知ですか?

キンランチョウというアフリカの14cm前後の小さな小鳥です。

2015年の夏から一緒に暮らしていますが輸入された時にはもう成鳥だったため正確な年齢は不詳です。大空を飛び回っていたのに捕らわれて...

私のところへ来てしまいました。

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鮮やかなオレンジと黒の羽ですが地色は茶系の地味な羽色です。

これは繁殖期の雄の発情を経ての変異ですが何度か地味羽にはなったものの

この5年間ほとんどこの色のままです^^;

きっと他にも鳥さんが居て好みの女の子がいるのかもしれませんが、

慣れない一般家庭で緊張状態が続いてしまっているのかな?

と少し心配もしています。

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ハタオリドリの仲間ですが、なぜハタオリドリ、なのかといいますと

野草や枯れ草、木クズなどで器用に機を織るように吊り下がった

徳利状の芸術的な巣を作るんですよ、この方たち。

そのお家が立派なのとやはりこの派手な羽色が美しければ美しいほど

女の子にモテるらしいです。

この子の地味羽はよろしければこちらに記載しています

https://live-bird.p-kit.com/page345751.html

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さて、今日の小鳥の2羽目。女の子?違います。似てますが違う鳥です。

色もこちらは黒と黄色です。昆虫みたいな挑戦的なカラーです。

この子も上の子と同じ出身地、アフリカ産です。元ワイルド、だそうで

全く慣れていない状態で日本にやってきました。

昔は輸入されたフィンチはたくさんことり家さんの軒先を賑わせていたようですが規制されるようになり滅多に会えなくなったことりさんの一種です。

名前は同じハタオリドリ科のオウゴンチョウといいます。

この鳥もこのカラーは繁殖羽の状態です。

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キンランチョウと変わらずこの子も雄でして、1年後のいっとき、

上のキンランチョウがうちへ来て、

いじめられてからしばらくは地味な羽色になってしまったのですが

その後ほとぼりが冷めて元気が出てきたのか再びこのカラーに変身して

現在もこのままです。

2羽とも野生下では一夫多妻制のハーレムな世界の方たちなので

縄張り意識が強くて大変気性の激しい鳥さんです。

よって、2羽は存在を知りつつも一緒には暮らせないのです。

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でも、各1羽ずつでかごに入るとなんとも暇そうで不憫なので、

あるとき文鳥さんが巣引きの時に使っていた巣材を与えてみました。

するとすぐに夢中に巣作りを始めましたが一日も経つと

籠の扉にも巣材を巻きつけて開けなくしてしまいましたので

可愛そうですが扉の部分のみ切らせてもらいました。

たまに放鳥しますが小一時間も部屋を自由に飛び回ると

自ら自分の籠に帰っていきます。

元ワイルドなのに籠の鳥。それはそれで趣は深いです。

この子の詳細は

https://live-bird.p-kit.com/page327826.html

※2020/7/9 16:26

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