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あの日のこと。夏の終わり。

 言いたいことはほとんどもう言っちゃった。会った人とかツイッターとかで。いろんな人が愛をもって代弁してくれてるし。終わってすぐは充実感ばかりが勝って、なんも言葉出てこない、どうしようってちょっと焦ってたけど、それから少しずつ時間が経つたびに、ぽろっ、ぽろって溢れでてきて、最終的にどばばばばって大惨事! みたいな……。ポップコーンのようですね。可愛く言えば。

 と言うわけで、私が大好きな人のソロコンサートがありましたので、そのことについてチョロッとコソッと書こうと思います。橋本良亮くんっていうのですけどね、22歳の。A.B.C-Zというグループのセンターポジションをつとめている。でも今回はそこを飛び出して、一人でやっちゃったんですよ。ソロコンサート。すごいでしょう。ひとり。誰よりも後に加入して、誰よりも年齢だって……こういう話をすると永遠に語れそうになってしまうのもえび担の悪いサガです。今回は自重しておきます。でもね、ソロで、ひとりでコンサートやっちゃったんだー。誰もが頷くような大成功でした。誇らしいです。
 書くのは、どうしても記憶は薄くなってしまうものだから、自分の気持ちの整理のためにもです。だから個人的な目線ばかり入りますのでね!

 私は、こういった現場は1公演、ないし2公演入って「見れただけヨシ」としてそこからずっと遠い地に帰ってくるばかりで、それで満足していたんだけど、途中までそうするつもりだったんだけど、今回ばかりは諦めきれなかったよね。全4公演観させてもらいました。長い期間でなく2日だったというのも大きいかも。こんなにハッピーな空間を4公演で終わらせるなんて、後悔してんだろ、オトナたち〜! という気持ちになったりもしたけれど、そのおかげでいまの私が出来る最大限の贅沢が出来たと思います。

 さて、何を書こう。笑
 一曲一曲、感想を書いていってしまうと長くなってしまいそうだし、付け足したくなりそうだし、誰も読んでくれないよね。でも書きたいよね。ちょっとだけ書きます。


 一発目、BG終わりにドン! とピン当てられて現れた彼が、「Dance! Let's go!」って言ったんです。Dance! ね! ちょっととか言ってさっそく一曲目から思い出してる(笑)
 これ来るかー! って誰もが思ったのではないかな。自身のソロ曲、バリバリに踊る曲、ドンとアゲてくれますねー、と。登場した瞬間は、いろいろ企んでいる顔、でもちょっと不安げな顔、充実した顔、公演ごとに違う顔だった。橋本くんがこの曲をステージでばりばり踊るうちに、こちらからも橋本くんからもマイナスの要素は一切消えていった。世界が始まるみたいだった。そしてほんとに始まった!
 俺が踊れば俺が歌えば変えられるさ ってマジそれなすぎる。世界は橋本良亮で動き始めた。

 それから、ジュニアに囲まれて、ひとりだけ色の違う(どピンクでした)チェアを使った砂のグラスが終わって、Vanillaに突入。間違いないね。間違いないです、えび担みんなバニラ好き。
 イントロが流れて、おもむろに登場した木製の扉、音源には無い、ドアが開く音がしたかと思ったら、そこから黒のハットを被ったカッコいいお兄さんが出てくるではありませんか。たくさんの部屋に入ったり出たりした末に、お気に入りの部屋? 自分の部屋? をみつけて真っ赤なラブソファにゆったりと腰掛ける。大サビ前の♪Vanilla〜に合わせて、しっとりハットを外して歌いあげる姿にはドヤ顔されている気分になった。「カッコイイでしょ?」って。はいかっこいいです。余裕がありました。色気が。
 ここ言いたかった。8月24日の夜公演オーラスではこのシーン、今までの3公演よりもずっとずっとすごい色気を放っていて、大丈夫か!? と思ったほど。真っ赤なソファに、両腕ひろげて大の字で仰け反って、眉を顰めて搾るみたいに「望むまま全て捧げる」って言うんです。身体放り出して、切望しているような、苦しそうな表情で、歌うというより語りかけられていた気がする。

 これにはゾクッとする話があってね。MCで激やせしたことに対して普通に触れてくると思わなかったけど、「代々木くらいほっぺたふっくらしてたほうがよかった?」と問うくだりがあった。肯定の拍手で沸き返る会場。「あーもううるさいうるさい!」と言いながらも、「わーかったよ太るよ!」と橋本くんは言った。
 努力が計り知れないことはこちらにでも分かる。だからこそ誰も言えなかったと思う。でも、そこはTDCホール、広くて、たくさんの人がいて、セットもあって照明も吊ってあって、絶対にコンサート会場なのに、橋本くんとみんながそれぞれふたりっきりで、静かなお部屋でひそひそ話してるみたいな空間だった。
 きみ、とても頑張ったって言ってたじゃないか。それを、ファンの拍手であの場ですぐに覆してしまう橋本くんは、ファンに対して「望むまま全て捧げる」って本気で思っているんだな、と思わざるを得なかった。大事にされすぎてる。
 ゾクッとしたでしょ? 私はしました。

 はしもとVanillaの好きなところ。いつも戸塚くんが歌っている「生きる意味をくれたから」の、最後のらーの伸ばす音が、戸塚くんverは、ら(↓↑)ーなのに対し、橋本くんverは、ら(↑↓↑)ーだったところ。切なげでセクシーです!
 そしてVanillaのアウトロが終わると同時に、後手を振ってまぶしい光のなかに消えていく橋本くんはカッコいい以外のなんでもなかったです。いい背中だった。

 でまた次の曲すぐ追っちゃうんだけど、いいですか? イントロが流れて、マンションの上の方に突如出現する橋本くん、Crazy Accel。この曲も不動の人気と感じています。どうかな?
 そういう私はこの曲、こんなに意識したのは初めてかもしれなかったです。5人で歌って踊っているのを観るのは忙しかったのかな、自分が。橋本くんひとりで歌うクレアクは、いとも簡単にスルッと入り込んできた。特にハッとしたのが、Aメロの「幸せを運んできた風が君の髪を揺らし 抱きしめた腕さえすり抜けて低気圧へと流れた」。なんでかはまったくわからないけど。びっくりした。自分、いままでこの曲全然聴いてないじゃんって思いました。こんなに好きだった。よかった。
 ちょっと変な話になるんだけど、A.B.C-Zでのクレアクって空回り〜の「か」の音程が映像とかによってたまに違うじゃないですか。私は半音低いほうの「か」が好きと思っていたのですが、橋本くんは半音高いほうの「か」で歌っていた。でも、なんと言っていいかわからないんだけど、橋本くんはそっちのほうが確実に似合っていました。きれいなファの#でした。

 ここで最初の挨拶、自分で「ハッシーのライブ始まったよ、イェイ!」ってやってて、サイコーの空間だった。ハッシーがハッシーって! 愛しみしかない。緊張してるのかテンション上がってるのか、声がいつもよりも高く感じました。

 MCでは「楽しいねぇ」「楽しいのおれだけ?」「ねえ、聞いて!」「話したいこといっぱいあんの!」と次々言葉が出てくる出てくる。毎回村木くんに袖水を持ってきてもらって、冷えてるか常温か確認して、「飲んでるときココ見て!」ってカメラさんに喉元抜いてもらって、\フー/言われて満足そうにしたり、突然清涼飲料水のCM作りだしたり、オカルトな話をしたり、甥っ子姪っ子の話、痩せすぎでママにキレられた話、すばるくんとのちょっと怖い話(最終的に「どんどんつぶやいてください。はっしーとすばるくんは仲が良いって」)をしたり、橋本節が炸裂。

 ちょっとこのへんいっぱい書きたいことある。すみません、書きます。突然箇条書きにします。時系列バラバラです。

・かっこいい〜! って言われて、「なぁにーもっかい言って?」「え? 何、もっかい言って?」「え? 全っ然聞こえない何?」ってニヤニヤしながら何度も言わせてて可愛かった。「かっこいいの基準はひとそれぞれだけど……だってかっこいいって思わないと一人で立てないもんっ。いまはね。プライベートでは天然さん♥って思ってるから」 天然さん♥(爆)

・確か↑の流れで言っていた「好きな人のこと担当って言うんでしょ? あたし誰々担〜! あたし誰々担〜! サブ担〜!とか言って」にびっくり。さらには「みんな橋本担だよね?」と確認してくる始末。寂しがりで、嫉妬しいですよ。おにい担もジュニア担も、きっとその瞬間は頷いていたにちがいない。

・「みんなトイレとか化粧とか大丈夫? まーみんなメイクしなくても可愛いっか♡……(自身を指差し)チャラい〜♡」 ←テレビで映像を使われる。「(チャラいって)思ったっしょ?! やめなさいそうやって思うの〜」

・「昨日ね甥っ子と姪っ子が観に来てててぇ……え? 観に来ててて。……て一個多いな。観にきててて、……あえ? 多いよね? 観にきて、……て! ……そう。で、観に来ててて〜」 ←何度も確認したのに最終的にまだ間違っちゃった橋本くんは、そのままステージに崩れおちてしまいました。天使をやめないで。「あーもー、ヘタこいたぁ!」

・客席のあちこちから\はっしー!/\はっしー!/と呼ばれ、「ん! ん! ん!?」ってパパパッていろんな方向見ていたやつ、かなり犬だった。

・「見てぇー! キャップにはっしーって書いてあんの。可愛くねえ?」 可愛い。

 踊って歌ってるときは大人っぽくセクシーに、でもMCでは地元の友だちみたいな素の自分を見せたい、のようなことをパンフレットで言っていて、現実がそのままだったから驚いた。あとMCでこんなにずーっと楽しそうにしゃべっている橋本くんを前にして失礼だけど驚いた。こんなにしゃべっているところを見たことがなかった。口々に「かわいい……」と周辺から聞こえてくるような会話を、あんなに大勢のひとたちがいるのに、向かい合ってふたりで話してるみたいな、親しい間柄になった気分にしてくれるのすごい。あの会場をひとりでメロメロにさせてた橋本くん確かにあの日いたんだよ。

 あともうひとつ驚いたことある。「ソロでは大人っぽくセクシーにしていたけど、A.B.C-Z5人公演では末っ子とセクシー半々でキュッてして、頑張ります」って言っていたこと。オーラスのMCで、ステージへ戸塚くんと塚田くんを招いてお話ししていたとき、「会いたかったぁ」とハグしたり、「もっと褒めて褒めてー」とねだったり、完全に甘えきった末っ子の顔をしていたこと。
 ちょっと前に、末っ子って言われるのイヤ、おにい離れしたいみたいなことを言っていた気がして。そのとき私は悲しかったのです。「末っ子」を、悪い意味で言ったり思ったりしたことがなかったから。でも橋本くんは追いつきたい人だから、悔しかったんだと思った。
 でもこの発言、様子を見ていて、「あっ末っ子って言っていいんだ」と落ちてきました。「末っ子」が足手まといになるものじゃない、むしろ……って22歳の橋本くんはきっとわかったんだ。
 強くなったなあ。衣装のジャケットに、5つの星背負ってるだけあるなあ。末っ子センター、ってとても武器になるよ。泣きそうです。

 ちびっこジュニアをおいでおいでして始まる、少年のまま。まだ可能性しか見えていない、でも少しは気づき始めて、だからこそ少年のままでいようっていうような歌詞? さわやかだけどちょっと切ない気もして、ぐっとなった。
 曲中流れる幼い頃の橋本くんの写真たちを、「少年のころのおれが映るから見てね、まぁ今も少年なんだけどね」といたずらっ子のように紹介していた。最後には、その曲でいっしょに踊っているちびっこジュニアたちと撮った写真が3枚くらい映りました。仲良し。あの写真絶対に売ってほしいです。

 限界メーター。マンションのジュニアたちが、見覚えのあるオレンジ色の衣装に身を包んで踊っていた。この曲も強気かと思いきや切なげなんですよね。そして単純にメロディーが好き。若いエネルギー溢れる感じ。
 もう限界だー! で終わるこの曲の定番、ステージに倒れるジュニアたちと橋本くん。会場より\はっしー!/\起きて!/と呼ばれている微笑ましい光景。
 ある時は、寝転んだまま「いい景色だなー」なんて言って。またある時は、呼ばれているのになかなか起きず、寝返りを打ってムニャムニャと「まだ眠いよぉ……起きない……もうちょっと寝よ?」と隣にある頭(エア)をなでこなでこして擬似添い寝を披露。引き出し、あるある。捌けるジュニアたちに「だるまさんがころんだ!」と言って惑わせたり、「早くハケろよ!」とすぐに飽きたりしていた。

 少年のままも限界メーターも、歌っていたころの橋本くんを私は知らないけど、こんなにもグッと来た。当時から知っている人ならなおさら、ガツンと来たのではないかな。大好きな曲になりました。

 うわっ。長くなっちゃってごめんね。もうちょっと書いておきたいです。何書こうとか言っておいてコレ(笑)

 大阪レイニーブルース。橋本くんの声と吐息しか響かない会場。失恋の歌。大好きなすばるくんが歌う最初のフレーズ。これ聴いてやっぱりすばるくん観に来てくれないかなーと思ったけど、無理だったね。でもきっと、歌ったんだよって教えてるよね。ならいい

 リリック。ここに極まれり。何を隠そう、私ここで一番自然と泣いていた気がします。長瀬くんのことかっこいい・好きって言ってたもんね。革ジャン着てクラッシュデニムで、フリもなくて、力一杯、歌詞に気持ちを込めて歌っているように見えた。この曲は、ズルいよねー。と思います。歌詞がね、なんとなく橋本くんにぴったりなので。
 ときどき長瀬くんの声に聞こえるときもあって高くて甘くて、でも長瀬くんよりは癖がなくまっすぐストンと歌っていたかなって感じでした(特にサビの「溢れるよ」のよーがきれいにG→F#って落ちるとこが好きすぎたのです)。橋本良亮お得意の、節ごとに吐息漏らして歌うやつも好きだけど、まっすぐぎゅーん! てストンと歌ってるリリックきいてすごくズンと来たんだ。今回はいろんな曲でも、まっすぐぎゅーん! が多かった。なんだ、カッコいいじゃん。ありのままの橋本良亮。

 ありのままと言えばOne by oneですね。思い出されるのはサマリーの円盤に吊られているやつ。あと友だちが、Twinkleツアーの富山ワンバイで思いっきりチャック全開だったのを見て橋本くんに落ちた話。おもしろくない?
 荘厳で怪しげなイントロから解き放たれて、繰り広げられるエレクトロな爆発、きらめき。疾走感にあふれるメロディーと強い気持ちの歌詞、揺さぶるダンス。
 ワンバイのダンス大好きなんですよ。橋本くんが五関くんにお願いして振り付けしてもらった曲。お願いされた五関くん、「このダンスはお前のレベルに合わせられないぞ」と言って、その時自分の頭のなかにあったいろんな振り付け、フルでその曲に費やしてしまったとか。
 そういうはしごっちのとっておきエピソードがある。この曲を踊る橋本くん、フリを教わった時に癖までコピーしてしまったのか、たまに五関くんの動きにパッと変わる時があって、それが私は大好きです。
 この曲じゃなくても、最近、あるよねたまに。仕草が似ちゃったりとか、言葉が似ちゃったりとか。橋本くんは4人に育てられたんだなって感じられて、とっても好き。A.B.C-Zって家族みたいだと思います。
 そういやオーラスアンコールで、出て来る予定ではなかった五関くんをなかば無理矢理ステージに呼んだら、捌けるときに「愛してるよ」を取られてしまい、「それおれのやつ!」って怒っていた。パパと息子みたいだった。

 なんてったってこれです。秘密の愛。ねー! ねー! このソロコンのために書き下ろした新曲なんだって。ねー!
 「可愛い曲なので覚えて帰ってください」。本当に可愛い曲でした。キュート。でもちょっとオトナ。22歳橋本良亮、相手を帰したくなさすぎの巻! このっ。
 「これは五関くんの力借りてませぇーん」と威張っていた、ハートの片割れを作る振り付け。「みんなも同じくして? ハートになるから。みんなと合体したよ♡って……繋がったよって言い方のほうが良いかな?」いかにも橋本くんらしいです。
 サビ前に登場した歌詞、「この場で君を溶かしてあげるかLove」。橋本くんがソロコン前のブログで言っていた、「もう俺のLIVEみんながとろけちゃうぐらいにしちゃうからね。覚悟しといてね。」がここにつながります。なるほど。策士だなぁ〜! そして「抱き合ったまま離さないからLove」って自分を抱き締めて歌うの。愛しい。
 しっかり覚えて帰りましたよ。忘れないうちにピアノに起こしました(前記事)。完璧に合ってる自信はないけどよかったら聴いてみてね。表現できているかわからないけど、本当に可愛かったんです!

 なんてったってこれです②。恋。
 かつてツアーで歌ってくれたソロ曲。残念ながら音源化もDVD化もかなわず、幻となっていた曲を、惜しみなくしっとり披露してくれました。ツアーの時は、ソロ曲なのに他の人といっしょに歌われちゃったことが悔しかったなーと思い出しました。
 MCのあいだに歌うから、客席はみんな座っている。ここでもやっぱり、「君を愛してる」と歌うラブソングを、お部屋で目の前で語りかけてくれてるみたいな空気になっていました。
 やっぱり何度聴いても歌詞が、メロディーが苦しい。良い意味で。これ、歌詞が16歳の橋本くん、曲が21歳の橋本くんから生まれた曲と思うと、敵わないなぁ〜って思ってしまった。もう、敵わないんですよ。愛がいっぱい、でも切ない、どこかぎこちない、曲のすべてが橋本くんそのものって感じ。当たり前のようにぼろぼろ泣いていました。

 なんてったってこれです③。Stay with me♡。この♡重要だから。
 やっぱり求婚しまくってたなー。「おまたせ♡」って言って出てくるときの、スーパーダーリン感と言ったら誰にも負けない。ラブホリおケンティーにだって負けない自信があるよ! ブラックシンデレラとSWM♡で対決してほしい。ってずっと言ってる。
 この完全な結婚式衣装・演出でSWM♡が見られるのももしかしたら最後かな? って思いました。赤い階段から降りてくる白タキシード、真っ赤なバラの花束。ちゃっかり耳に髪の毛なんてかけちゃって、会場がわあーっとメロメロになっていたよ。目に焼き付けておかなきゃ。と思ってじっと見ていました。うん、いい旦那だ。

 あとはエロエロダンス(本人談)とか、KinKi Kidsの曲メドレーとか、タッキー&翼のきまぐれJET(かわいい)とか、いっぱいありました。これについて書いていくと本当に終わりが見えなくなるので、割愛。バァーン! と引き締まった肉体を披露して、後日新聞にもたくさん載せてもらえて、とっても満足気でした。ちびっこジュニアにポカスカされるのも可愛かった。

 A.B.C-Zメドレーももちろんやりました。いつも5人で歌っている曲たち、橋本くんが全部歌う。新鮮。でもちょっと物足りないんだよね。良かったって思いました。ここまで、ひとりで歌いあげて踊ってきた橋本くんが、ここで5分の1の橋本くんにちゃんと見えた。母体があってそこから出てきている橋本くんでした。
 そこですごいものを見た。23日夜公演のDreamの「大切な仲間〜」のところで、通常4人が立っているであろうところのステージ位置をひとつひとつ見つめて歌う橋本くん。
 どういう気持ちだったのだろう。ソロコン、怖かったかな。不安だったかな。だけど、自信に溢れているように見えました。汗かいて泥まみれで手に入れたいっぱいの宝物を持って、転んでもいいから早く帰って、おかえりって言ってもらわなきゃ。例えばそんな感じ。追いつきたいのは本当はずっと前に終わっていて、周りを暖炉みたいに囲んでくれるのは大好きなお兄ちゃんたちで、むしろ自分で腕を回して4人まとめて抱きしめちゃうようなところまで、もうとっくに来ていたんだなぁ……。
 そうやって勝手に思うのはおたくの役目を果たしているだけにすぎないよね。でも本当なんだきっと。A.B.C-Zは何年も考えて作られた絵本のように、嘘のような本当の物語が詰まっていますね。

 すべて通して、歌声、しゃべり声が基本的に高めだった。甘くて切なくて心地よくて、思い返してみても、橋本くんの声には乱暴なところがひとつもない。それって素敵すぎることだよね。寄り添ってくれる声というか……体温も痛みも愛もそのまま乗せてふわっと届けてくれる声です。声が好きです。身体が好きです。百面相を見せてくれる顔が好きです。素直な心が好きです。

 私はジャニーズ文化に触れるのが遅くて、それこそまだ数年程度しかジャニオタをやっていなくて、いろいろ、踏みとどまっていたところがあったけれど、このコンサートを観て、私は初めて「この人担当と名乗りたい」と思いました。誇りすぎるよ。嬉しいよ。周りにも素敵な橋本担、お兄ちゃん担、その他いろいろな担当の方々がいて、サイコーです。ジャニオタ楽しいです。
 どうしていままで胸を張って言えなかったんだろう。名乗らなくても、好きでいれば充分で、いまもその思いは変わっていないのに。何よりやっぱり、本人が「橋本担でしょ?」って言ってきたところにあるな、結局(笑) そこで、うんってなれたから、あぁそっかぁ、自分でも名乗れるんだって思った。
 初めて担いました、お手柔らかに。

 この先自分の気持ちがどうなるのかは占星術だって教えてくれないけど、私はできればこのまま幸せでいたいし、そのためには橋本くんが幸せでいてくれなければならないと本気で思っている。橋本くんを好きな人たちが幸せでありますように。そしてどうか、橋本くんが幸せでいられる世界であり続けますように。絶対に。

 わりと早い段階で、この橋本良亮ソロコンサートを観られない人が世界にひとりもいなければいいのに、と思っていました。世界中の人に観てほしかった。橋本くん、コンサートの最中でも遠慮なく、かっこいい、おちゃめ、かわいい、クール、キュート、セクシー、ってめくるめいていくから、どんどん惹かれていっちゃうんですね。全然飽きない。橋本良亮という人間そのもの、みたいなコンサートだった。

 2015/08/23-24 A.B.C-Z Ha"ss"hy Concert

 長くてごめんなさい、読んでくれてありがとうございました。

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