見出し画像

6ハウスのルーラーが〇〇ハウスにIN

こちらはKaren Hamazer Zontagさんの「The House Connection」から読み解いたものになります。

6ハウスのルーラーがどのハウスに入っているかを説明しつつ、私の解釈も入れています。

6ハウスは「労働・義務・奉仕」「健康管理」の領域。そのエネルギーがどこに向かっているかを知ることで、ご自身の奉仕精神や労働意欲がどこで生かされるかというのがわかります。

以下に6ハウスルーラーが1-12までのハウスに入った場合の説明をしています。

【6ハウスのルーラーが1ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを「自分自身」に投資していく。「自分自身」のために「労働」「健康管理」のエネルギーを使っていく傾向。

自分自身に「日々丁寧に物事を片づけていく」「目の前の課題を淡々をこなす」ようなエネルギーが流れてくるので、やや神経質ですが、細やかに配慮を利かせた人物になりやすいです。細かいところまでチェックしていく目を持ち、物事の良しあしを判断したり、批評していく力がぐっと高まります。

他者を助けていく&人の役に立つということが、自分のステータスにも感じられ、感謝されることに「存在意義」を感じるのかもしれません。だからこそ「生産性がない自分なんで無価値だ!」と「役に立つ自分」であろうと自分を厳しく訓練していくようなところも。

この人生において、人助けをたくさんしていきますが、自分個人の時間がなくなってしまうことには注意が必要となります。

【6ハウスのルーラーが2ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを「自分の持ち物=お金・才能」「物質的安定」に投資していく。「自分の持ち物=お金・才能」「物質的安定」のために「労働」「健康管理」のエネルギーを使っていく傾向。

自分が働いた分だけ、物質的に安定したい=必ず対価が欲しいので、確実に賃金が支払われそうな「堅い」お仕事に惹かれていく傾向があります。自分がやったサービスに対して、具体的な支払いが欲しいのです。だからこそ何をしたらお金が入りやすいか、という物質的な価値観に長けています。

同時に、お金に対して「マメさ」が出てくるので、保険や保証制度に詳しくなります→「一生懸命働いてGETしたお金を無駄にはしないぞ!」というやる気があるので、素晴らしい!

この「求められていること」を確実にこなしていく力が金運にはプラスの資質となっています。

6ハウスは健康にかかわる領域で、2ハウスは物質的なものを示すので、健康といえば食事療法やサプリで健康増進をすすめていく傾向も。もしくはそのようなお仕事も◎。

【6ハウスのルーラーが3ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを「情報収集・発信」「コミュニケーション」「教育」に投資していく。「情報収集・発信」「コミュニケーション」「教育」のために「労働」「健康管理」のエネルギーを使っていく傾向。

思考のプロセスに6ハウス的エネルギーが流れてくるので、通常より実用的・批判的思考が高まっていく傾向にあります。「目の前にある事実」が何よりも大事であるため、具体性に乏しいことは考えたくもないかもしれません。非常に現実的で細かい。健康情報にとても詳しいという特徴もあり。

他者の役に立ちたいという気持ちが、3ハウスという「情報収集・発信」「コミュニケーション」「教育」の分野で実現されやすいので、情報・教育分野において才能を発揮できます。

【6ハウスのルーラーが4ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを「家・家族」「故郷」に投資していく。「家・家族」「故郷」のために「労働」「健康管理」のエネルギーを使っていく傾向。

この星回りの人にとって他者への奉仕、労働というものは、自分自身の根っこ=心の安定に必要なものです。4ハウスは「家族」も示すので、家族のために奉仕する=何でもやるオカンみたいなところもあるかもしれません。

家族のために掃除を欠かさない・インテリアは良いモノをセレクトなどなど、家族の快適性のために動きまくる→家族から感謝されるとめちゃくちゃ嬉しい!存在意義を感じる!というタイプ。家族の健康管理もしたい気持ちがあり、積極的に家族のための「健康メニュー」を作っていく。注意点としては、家族やパートナーに少々口うるさくなってしまうところ。

この星回りの人は外で働くより、あくまでも個人的に親しい人たちとの間や家で働くほうが好きで、専業主夫・主婦希望でもあるかも。もしくは会社で残業するくらいなら持ち帰りでやります!というタイプ。

【6ハウスのルーラーが5ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを「好きなこと=遊び・趣味」「恋愛・子供」に投資していく。「好きなこと=遊び・趣味」「恋愛・子供」のために「労働」「健康管理」のエネルギーを使っていく傾向。

自分の好きな趣味的なお仕事をしたい!という願望が強く、好きな仕事をして人生を楽しんでいきたいタイプです。もしくは6ハウス的なことが趣味になる可能性もあり、医学や健康に関することを楽しく学びながら実生活に生かしていくことでしょう。

6ハウスは「他者への奉仕」の領域ですが、それが自分の喜びである5ハウスとリンクすると、他者へと奉仕することこそ喜びになるでしょう。「〇〇やって」「はい喜んで!!」(どこかの居酒屋)5ハウスは「子供」のハウスでもありますし、子育ても得意かも。

また、仕事において「自分から愛する=自主性」が宿りますから、仕事においてはマメですし、自分の感覚でやっていきたいので他者からあれこれ言われるのは嫌。自分ですべてやりたい。

【6ハウスのルーラーが6ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを同じ領域に使っていく。

松村先生もKaren Hamazer Zontagさんも「この星回りはとことん几帳面」だと書いています。細かすぎる&過度に批判的になってしまうことには注意で、細かすぎて「全体像」を見失ってしまうことには気を付けましょう。

6ハウスのエネルギーが6ハウスに投資されていくということは「他者への奉仕」のエネルギーが他の領域に行かないということであり、仕事や健康関連にはストイックに力を注いでいきますが、自分のこととなると適当になったりする傾向も。

この星回りの人の適職は「医療・自衛隊・消防署・サービス業・動物&ペット関連・栄養関係」です。細かい配慮やとことん仕事に没頭できる力をどんどん生かしていきましょう。

【6ハウスのルーラーが7ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを「人間関係&パートナーシップ」「契約関係」に投資していく。「人間関係&パートナーシップ」「契約関係」のために「労働」「健康管理」のエネルギーを使っていく傾向。

「奉仕」のエネルギーが「パートナー」に投資されていくため、何かと彼らを助けたり、時には彼らを細かく管理→好きすぎて口うるさくなってしまう傾向が出てきます。協力して物事をやっつけていきたいという願望があるため、仕事のパートナーも、プライベートのパートナーも「使える」人であってほしい(言い方が悪いが)…ということで有能性を求めます。これはただただ、タッグを組んで一緒に問題を解決していきたいというだけ。

パートナーとの関係に「実用性重視の批判的な目」が入ってくるので、夫婦喧嘩になると自分の冷静さを保つために「喧嘩中だけ敬語」を意識的に使う人も多そうだなと感じた星回りです。(冷静すぎる分析力で、感情的な相手の怒りに油を注がないように注意!)

【6ハウスのルーラーが8ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを「遺伝・継承」「深いつながり」に投資していく。「遺伝・継承」「深いつながり」のために「労働」「健康管理」のエネルギーを使っていく傾向。

8ハウスは「深いところまで入っていく力」も示しますが、この星回りになると、かなりの没頭力をもって仕事をしていきます。自分自身の「核心」に触れるために、奉仕精神を使っていくので、自分と戦っていくこともあるでしょう。

仕事において大発見をする人。精神的な抑圧を感じる長年の研究などでも、折れずに緻密さを失わずに慎重に進めていくことができる人。

そのような意味では、この星回りは医者にとって非常な有利な星回りです。なぜなら、健康管理や医療関係において没頭力が出てくるので、他者が知りえない発見や洞察が得られるからです。

ただ、抑圧やコンプレックスから逃れるための手段として「仕事」をとる傾向があり、肉体的にボロボロにならないよう注意が必要となります。特に8ハウスのルーラーが土星であれば、その傾向は強くなります。

【6ハウスのルーラーが9ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを「宗教・思想」「海外」「高等教育」に投資していく。「宗教・思想」「海外」「高等教育」のために「労働」「健康管理」のエネルギーを使っていく傾向。

自分自身の視野を広げるために、6ハウスのエネルギーが使われますから、大学などの高等教育機関や海外で仕事をする人が多い星回りになります。9ハウスは法律の意味もあるので、裁判所や弁護士として仕事をする人も。

ご自身の素晴らしい「実用的な知識」「細かい配慮」がどこまで通用するか、活躍の場を拡大していきます。どんどんグレードアップしていく傾向にあるので、職場は変わりやすいといえるでしょう。

9ハウスは「宗教・思想」の領域であり、大事なのは「外見や上っ面」ではなく「頭の中」なのです。そこに「奉仕」のエネルギーが注がれるので、その考えはエスカレートしていきますから、外見を全く気にしないとか、食事も「カロリーさえあれば」とみなしているケースも見られます。

【6ハウスのルーラーが10ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを「仕事・キャリア」に投資していく。「仕事・キャリア」のために「労働」「健康管理」のエネルギーを使っていく傾向。

仕事・キャリアに「従属的」なエネルギーが注がれるので、今自分がやっている仕事のルールがすべてという考えになりがちです。仕事における固定概念があるなど。仕事のやり方やルールを、生活していく上でも役立てていく。

とはいえ、仕事のためにコツコツ進めていく力が発揮されるので、昇進においては非常に有利!あなたの勤勉さが評価されますから、コツコツ進めていくことを意識しているだけで、上に引き上げられます。

仕事において、あなたが自分の「奉仕精神」「コツコツ続ける力」を出していくと、どんどん仕事がうまくいくようになります。

仕事において「細かく見て行く力」「批判的な面」が発揮されていくので、仕事における自分の立ち位置を正確に把握し、どう動いたらいいかなどを冷静にみていくことができる人でもあります。

【6ハウスのルーラーが11ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを「夢・希望」「横のつながり=仲間」「社外活動」に投資していく。「夢・希望」「横のつながり=仲間」「社外活動」のために「労働」「健康管理」のエネルギーを使っていく傾向。

批判・分析的な目と奉仕精神が「友人」に向かっていくため、同僚や友人を大切にし、彼らのために働いていくことができる人です。労働の中で「親友」ができたりする。仕事をしていると自然に交友関係が広がっていく。
11ハウスルーラーが6ハウスは「人脈が仕事にプラスの効果を与える」だが6ハウスルーラー11ハウスは「労働が人脈を作る」です。

同時に、友人のことをよく見ているため、今後敵になりそうか…という判断もできます。

【6ハウスのルーラーが12ハウス】

「労働」「健康管理」のエネルギーを「内面世界」に投資していく。「内面世界」のために「労働」「健康管理」のエネルギーを使っていく傾向。

「分析・批判力」「奉仕精神」が「内面世界」に向かっていくということで、豊かで満たされた内面世界のために一生懸命頑張っていくという傾向が出てきます。そうなるとおのずと精神的ケアや心理カウンセリングのようなことが仕事になっていきます。
世俗的なことから切り離されたところでのケア=キャリアカウンセラーとうよりも、もっと精神的でありスピリチュアルなところでの癒しをしていくという意味もあります。(依存症や社会問題で傷ついた人たちを癒す=感情に触れていくこと)

12ハウスは「輪郭をぼやけさせる」という意味もあるため、カウンセリング的な仕事をしやすいものの、相手の悩みが自分の中に入ってきて苦しくなってしまうとか、それゆえ過剰に自己批判的になってしまう危険性もあるということを忘れてはいけません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?