シティ京都B準優勝 アメイジングライコウ

こんにちは、いおです。
この度アメイジングライコウ(以下Aライコウ)を主軸としたデッキでシティリーグ準優勝を達成することができたので解説記事を作ることにしました。
Bレギュのカードも多く入っていますが爽快感のあるデッキなのでぜひ作って回してみてください。


・デッキ選択の経緯
私はほかの方に比べて練習できる時間が少なく、その上コロナの影響でしばらくカードをやるつもりがないので大半を手放しました。
そのため、横浜CL前はPTCGOでチームメイトの調整に付き合っていました。
環境はある程度追っていましたが、前述のとおり練習時間が作れないため下記の条件に基づきデッキを選択することにしました。

[前提条件]
一人回しで完結すること
   -対面練習が必要なデッキは練習不足によるプレミ多発が目に見えていたため
やることが少なく勝ち筋も分岐が少ないこと
  -上記同様当日プレミを発生させないため。
   また、プレイをあらかじめ決めておくことで試合時間に余裕を持たせたかったため(事実、当日は毎試合5~10分は余っていました)
2月にロストマーチでシティベスト4に入ったのでそれに続くユニークなデッキ
  -環境デッキを握るとプレイ練度が顕著に出るため、練習時間量的に断念

この観点からデッキを選択することにしました。

次にAライコウの原案をてんぷるさんに持ち込み、個人的な三強(三ザ、ダイナ、小ズガ)に勝てるかどうかを吟味しながら調整をしていった結果、かなり有利が取れると判断したためこのデッキを選択しました。


デッキレシピと採用カードの解説
デッキレシピはこちらです

画像1

各カードの採用理由を以下から解説していきます。

・Aライコウ 3枚
このデッキのメインアタッカーです。後攻1ターン目で2枚並べたいので本当は4枚積みたいところでしたが枠の都合上3枚に減らしました。

・ゼラオラGX 2枚
このデッキは後攻1ターン目に「フルボルテージGX」でトラッシュからエネルギーを5枚加速することが目的なので1枚は必須、自ら殴ってフィニッシャーになることもあるが1試合に1枚しか使用しないうえサーチ札が「クイックボール」だけでなく「電磁レーダー」も採用しているので最低限の2枚に収めました。

・デデンネGX 2枚
サポートを使わずにドローすることができる、ボールがドロソになる、トラッシュに手札のエネルギーを落とせる、「電磁レーダー」で「ゼラオラGX」と一緒に持ってこれる等々…とにかく入れない理由がない、というかこれがないと後1「フルボルテージGX」で5エネつけれないと思います。

・カプ・コケコ♢ 1枚
これも入れない理由がないです。3体目の「Aライコウ」および「ゼラオラGX」の育成に一役買ってくれます。

・ツボツボ 1枚
結構悩んだ枠ですが「クイックボール」からエネルギーが3枚直接トラッシュに行ってくれるので「博士の研究」や「デデチェンジ」を使う前にいらない「クイックボール」から山を一気に圧縮できる点が大きかったです。
また、相手がテンポ遅れているタイミングがあれば、エナジードリンクを撃つことでライコウやゼラオラを育てることができます。
2枚あれば強いが別に必須ではないのと枠がなかったので1枚です。

・マーシャドー(リセットホール) 1枚
このデッキは先1「無人発電所」以外は基本スタジアムで妨害されることはないのですがたまに雷から出てくる「ワンダーラビリンス♢」や自分が「サンダーマウンテン♢」を置きたいときに「混沌のうねり」があると邪魔などの理由からスタジアムを割る手段が必要だと感じたので採用しました。
下手にスタジアム増やすより「クイックボール」からスタジアムを割れるのでこっちのほうが優秀だと思います。

・ヤレユータン(さるぢえ) 1枚
てんぷるさん曰く「博士とデデンネでぶん回すデッキには絶対欲しい」とのこと。
採用に至った理由はデデンネにつけるためのお守りを落とさないためのケアです。
あれば強い程度なので1枚のみ採用です。

・クイックボール 4枚
採用理由については説明不要と思われますので、使用優先度を記載していきます。
・ドローソースに明らかに触れなさそうなとき
  -デデンネ
・現在の手札でエネルギーをトラッシュに5枚落とせなさそうな時
  -ツボツボ
・現在の手札でエネルギーをトラッシュに5枚落とせそうな時
  -ライコウ

・エネルギースピナー 4枚
後攻1ターン目からぶん回すデッキであること、エネルギーを落とすために一回手札に抱えてから「博士の研究」や「デデチェンジ」をする必要があることから必ず1試合で1~2枚は使いたいので最大枚数採用です。
デメリットは値段が高いことくらいです。

・ダート自転車 3枚
最初は4枚入ってたのですが枠の都合上1枚削っての3枚採用です。
このデッキはひたすら山を掘り返すのが重要なので山を掘れるグッズを採用しない理由はなかったです。

・エレキパワー 4枚
タッグチームやV-MAXを倒すために「アメイジングシュート」を2回撃つだけでは足りなかったり「プラズマフィスト」でVポケモンを一発で倒せないことから採用しました。使えれば使えるほど強いので最大枚数です。

・エレキチャージャー 1枚
奇抜なアーキタイプであるこのデッキの中でも一際目を引くと思います。
何度も書いている通り「博士の研究」と「デデチェンジ」で手札を捨てながらデッキを動かしていくので貴重なエレキパワーを後1からガンガン捨てることになり、勝ち筋がなくなってしまうこともありました。
そこでこのカードを使うことでコイン次第とはいえ勝ち筋を取りやすくなると思い採用しました。通常の雷デッキにおいてネックになりそうな山札に戻すだけという効果も圧縮しまくった終盤の薄い山札に戻りさえすれば高確率で引けるのでこのデッキとの相性はいいと思います。

・ポケギア3.0 3枚
このデッキにおけるドローサポートが「博士の研究」以外ありえないのでドローサポートを増やすより「博士の研究」にたどり着く手段を増やしたほうがいいと判断したので採用しました。「エネルギースピナー」などで圧縮した後ならかなりの確率で引き当てることができます。

・ターボパッチ 4枚
コインに左右されるようなカードはできれば採用したくなかったのですが3体目のアタッカーを育てる際にないと間に合わないと判断したので採用しました。コインは多く投げたほうがいいと聖書にも書かれているので最大枚数です。

・ぼうけんのかばん 1枚
後述しますがこのデッキには「ふうせん」が2枚、「大きなおまもり」が2枚の計4枚のポケモンの道具がほぼ必須レベルで入るので採用しました。
もともとは「ふうせん」の必要性を高く見ていたので3枚入れていたのですがてんぷるさんとの調整の中で「大きなおまもり」がやはり2枚ほしいという結論になりてんぷるさんが「ポケモンの道具が5枚入るなら「ふうせん」の3枚目抜いて「ぼうけんのかばん」にしたほうがよくね?」と言われて入れてみたら大当たりでした。なんで気づかなかったんですかねw
山の圧縮もできるし「ふうせん」も「大きなおまもり」も1枚ずつ使えればいいので1枚でどちらにもアクセスできるのはとても強かったです。

・ふうせん 2枚
主に後1で「ゼラオラGX」をバトル場に出すためのカードです。「ゼラオラGX」を2枚しか採用してない関係でスタートするのは厳しいため採用しました。ほかにも「ツボツボ」や「ヤレユータン」に持たせておくことで「せんじんのまい」を使う際にバトル場に出すことができるのでただの置物ではなく盤面の潤滑油としても機能してくれるようになるのでいろいろと便利です。後1で確実に触りたいので2枚採用です。

・大きなおまもり 2枚
シティに出るデッキを組むにあたって多くのプレイヤーが意識する三神ザシアンに対抗するためのカードです。昨今の三神対策は下手に「デデンネGX」や「クロバットV」をはじめとする「HP180以下のGX、Vポケモン」を出さないことなのですがこのデッキでは基本そんなことはできないので「デデンネGX」が「アルティメットレイ」で倒されないようにと採用しました。三神ザシアンミラーなんかでもよく用いられる対策ですね。
1試合に1枚は使うのでサイド落ちケアで2枚採用です。

・電磁レーダー 2枚
最初は4枚入れてましたw このデッキの必須ポケモンである「デデンネGX」と「ゼラオラGX」を1枚でサーチできること、空打ちでも手札を2枚捨てられる(=エネルギーが捨てられる)ことから採用しました。
2枚採用でほぼ100%必要盤面を揃えることが出来たので、この枚数に落ち着きました。

・博士の研究 4枚
最強のサポート。
トラッシュのエネルギーを肥やしながら7枚もドローできてしまうので最大枚数での採用です。

・ボスの指令 3枚
最初は使う試合もそんなに無いだろうと思い2枚でしたが最後の詰めで必要な試合が多いことに気付き、その場合2枚だと序盤に捨てきってしまうことも多く足りないという結論に至ったので3枚目を入れました。
主にフィニッシュで「ボスの指令」、「エレキパワー」を使用し「プラズマフィスト」などでサイドを取りきることが多いです。

・サンダーマウンテン♢ 1枚
途中まではてんぷるさんと「要らなくない?」みたいな話になってたのですがシティ前のオンラインイベント「オールフレンズポケカ」にてあれば拾えた試合が多くあったため最終的に採用しました。
序盤に引いたらフルボルテージ、中盤はアメイジングシュート、終盤はプラズマフィスト・アメイジングシュートの省エネに使用します。
迷ったら貼るくらいの勢いで使用して問題ありません。

・エネルギー
1ターン目に落としたいエネが雷1草2鋼2の5枚、貼りたいエネが雷1になります。
その後3ターンは手張りができる分のエネルギーがあればいい計算です。
スピード雷は受ける恩恵がでかいことと、落としたところでフルボルテージの対象にならないため2枚採用です。
6+3+サイド落ちケアの2枚より、エネの採用枚数を11枚にしています。

環境デッキに対する有利不利、主なプランについての解説
・三神ザシアン 有利
多くの人に「三神ザシアン不利じゃないですか?」と言われましたが基本は有利です。
試合は下記の流れで進めます。

後1 「フルボルテージGX」

先2 「オルタージェネシスGX」

後2 「アメイジングシュート」
後ろは「ザシアンV」or「クロバットV」 
「ザシアンV」に「大きなおまもり」がつくと耐えられてしまうので
できれば「クロバットV」に

先3 「アルティメットレイ」

後3 「アメイジングシュート」
ここまででエレキパワーを2枚使っておかないと相手の「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」を倒せません。「大きなおまもり」がついている場合はもう1枚必要になります。
ベンチは前のターンと同じポケモンに、これでサイド5枚取れます

先4 「ブレイブキャリバー」

後4 「ボスの指令」+「プラズマフィスト」
ここで相手の「デデンネGX」等を倒すとサイドを先に取り切って勝ちです。

順当に進むとこんな感じで勝てる試合が多いです。 適所で「ツールスクラッパー」が飛んでくるとひっくり返ります。
「マリィ」、「リセットスタンプ」に関しては1ターン目、2ターン目に粗方不要な札をトラッシュするためそこまで痛手にはなりません。

・ズガドーン(ひのたまサーカス) 有利
お互いにメインアタッカーがサイドを1枚しかとられないのでコンスタントに複数枚取れるこちらが有利です。盤面に応じて「ジラーチ」や「オドリドリGX」を倒していきましょう。

・ムゲンダイナV-MAX 有利
基本的なプランはムゲンダイナV-MAX、クロバットV、@1でサイドを取り切ります。
最初に打点を与える相手によっては非エク6体を狩ることもあるでしょうし、ムゲンダイナV-MAXを2体狩るパターン、非エク2体+クロバットV2体を狩ることもあります。
どのパターンを取るにしても、無駄なく打点をばらまければ勝てる相手です。

・超パーフェクション 有利
「ミュウツー&ミュウGX」を殴りながら「カラマネロ」を殲滅するだけです。多面取りが比較的容易なのと後1終わったら手札あってもなくても似たようなものなんで「マリィ」と「ナイトウォッチャー」は痛手になりにくいです。先2「ホラーハウスGX」されても「じんらいゾーン」で逃げて「アメイジングシュート」を撃つことができるので関係ないです。

・マッドパーティ 有利
「ズガドーン」と同じような理由で有利です。「ズガドーン」より遅いデッキなので余裕をもって戦えます。

・クワガノンV 有利
グッズロックされる前に回しきれるのでロックされても痛手になりにくいと思うのでおおよそ有利だと思います。(ぶっちゃけてしまうと対戦経験ないからよくわかりませんw)
ロックの発生かつライコウを飛ばそうと思うとエレパ3枚要求されるため、なかなか相手の要求値は高いだろうと考えています。
ロックされなければ他のデッキと大して変わらないため、特に問題視しておりません。

・ブルーレシリザ 五分~微不利
まず後攻の取り合いになるのでじゃんけんが勝敗に大きく左右します。あとは相手のボルケニオンにどれだけ「ヒート炎エネルギー」や「大きなおまもり」がつくかなどで勝敗が変わります。デッキタイプ的になかなか多面取りできないので相手のプレイングなど噛み合いの要素が強いと思います。てんぷるさんのブルーレシリザと対戦した時は後攻取ったのに負けたりもしてる(てんぷるさん曰く手札かかなり上振れてたらしい)ので難しいマッチアップだと思います。

・タチフサグマ 五分
後1から「フルボルテージGX」を撃たないマッチアップです。
「タチフサグマ」単騎で「ブロッキング」されてるだけで詰むので相手もそこを目指してくると思います。幸い、スピードのあるデッキではないのでゆっくり準備しながら相手が「タチフサグマ」のみの盤面になったら「デデンネGX」の「ビリリターンGX」で麻痺させてからまくっていきます。
相手が先2で「ブロッキング」をしてこなさそうなら後1「フルボルテージGX」でもいいと思います。

・ルカザシザマ 勝てません
勝てませんは冗談にしてもめちゃくちゃきついです。「フルメタルウォールGX」や「鋼鉄のフライパン」などで軽減されるとそもそもの火力のリソースが足りません。「アメイジングシュート」撃ったのに60ダメージとか吐きそうになります。

有料部分
ここまで読んでいただきありがとうございました。
上記の内容で何か疑問がある場合はTwitterのDMにて質問いただければと思います。
ここから先はおまけとして不採用カードと今後採用したいカードについて記載していきます。

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