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うちらが今、目の当たりにしているこの時代は

昨日、安倍晋三元総理大臣が射殺された
犯人の思想心情は知らない
分からないし報道されていることが真意であるとも思えない
彼は単なるジョーカーだったのか?
そうとも思えない
何か背後に組織的な謀略があるのではないかと疑いの目を向ける
そんな自分もいる

安倍元総理の政策には賛成することも反対することもあった
少なくとも2年目以降のアベノミクスは新自由主義を加速させた
更なる格差と貧困を生んだのは間違いない
別に安倍政権の時代だけではなかった
以前から自民党政権はずっとこの30年同じ政策を続けてきた
それは現政権でも変わらず加速している

岸田政権が掲げた新自由主義からの脱却
これはこれまでの結果だけを見ると新自由主義から更に新自由主義を加速させるための脱却だった
岸田総理の会見で目に涙を浮かべているのを見た
彼の涙が何を意味するのか
単に戦友を想う気持ちからだけなら何も意味がない
安倍元総理が先の参院選に向けて訴えていた積極財政の必要性
憲法改正、戦後レジームからの脱却
岸田政権はこれらの意志を1ミリでも継いでいくことを切に願う

うちらが今、目の当たりにしているこの時代はね
深刻になったり 神経症的になったり
ペシミスティックになったり
虚無的になったり
簡単で単純なとても分かりやすい時代

誰かに攻撃的になるのも簡単
何かにヒステリックになるのも簡単
部屋で独り孤独を託つのも簡単
時代の不安や孤独っていう合言葉は
もう腐るほど転がってる
自分の中にも いっぱいある
周りにも転がってる

そういうこと言ったりやってもしょうがない
そういう時だからこそ
思い切り朗らかなものを
表現したり言葉で発信したり
示さないといけない

朗らかなものってのは 
全部を蓋して明るく振舞うことじゃない
まず自分の中の朗らかを見つけなきゃいけない

必要なのは
怒りより悲しみより裸の大将みたいな朗らかさ
それは政治家においては国民を掲揚し希望ある明日を示すこと
国民一丸となって難局に立ち向かうパワーを与えること

庶民、一個人としては
どうか自分の中の朗らかを見つけて
少しの余裕ができれば自分の周りの人や誰か他の人に
その朗らかを分けてあげてほしい
けど
まずは酒を煽ってこの悲しみを弔い
それが済んだらうちも何かしようと思う


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