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2024年2月13日~2月16日|トレード成績

2024年2月13日~2月16日|短期トレード

このブログの主旨は、投資初心者向けに資産形成の参考となる考え方を共有することです。投資はまるでダムに水を貯めるようなもので、収入という川をダムにためて将来の生活資金や教育費、住宅ローンなどに備える必要があります。

そのためIT力で川の本数を増やす方法や、投資力で時間の力を味方につける方法を提示。節税対策は川を守るための堤防となり、経済の動向やニュースを理解するための基礎知識も重要だと述べています。

さて、今回も川の本数を増やす話です。私が実践している複業として株式トレード―――投機的な短期トレードのお話となります。

売却銘柄.1|日本電信電話(NTT)(9432)

  • 現物買:2023/02/09 ⇛ 現物売:2024/02/14

  • 利 益:1.79%

ファンダメンタルズ分析

(先週から見方を変更していないため、先週分を見ている方は無視してOKです)
NTTを購入した理由はビジネストレンドになり、少し難しくなってしまいますが、「5G+AI」というここ10年くらい続く中期的なテーマによる理由です。例えば、以下のようなトレンドです。
AIブームによる回線の強化:
近年のAIブームに伴い、通信回線の強化に対する需要(例えばAIを活用したチャットボットの利用など)が高まっています。これは、通信業界の王者であるNTTにとって長期的な安定成長の可能性を示唆するものです。
国内の5G回線の遅れ:
2025年までに5G+ネットワークが始まる見込みであり、もちろんNTTはこれに積極的に取り組んでいます。これはクラウドコンピューティングの導入を促進させ、ネットワークによる基幹システムの統合が進んでいくものと予想されます。
NTT法改正による利益改善:
NTT法とは、NTTには大変厳しい規制です。

  • 外国人の株式所有割合は、20%以下に制限

  • 政府は、常時、発行済株式の総数の三分の一以上に当たる株式を保有

  • 全国一律の料金で、電話サービスを提供する義務

  • 他の通信事業者の設備に接続する義務

  • NTT東西の料金は、総務大臣の認可が必要

上記は一部となりますが、かなり厳しい規制があります。NTT東西では固定電話の義務により赤字事業として保有しなくてはならず、これが競争優位性を損ねています。
であるからこそ、NTT法改正はNTTの祈願です。これを2025年までに改正したいと動いていることは市場の注目テーマです。

テクニカル分析

現物買:2024/02/09 ⇛ 現物売:2024/02/14

手仕舞い方を失敗しましたが、指値は想定どおり手堅いところを拾いにいったトレードとなりました。年始早々の178のブレイクアウトが窓開けで一気に突き抜けたため、180円を割って178円に近づけば近づくほど、底堅い展開になると予想して、177.6と178.6に指値注文を大量に仕込む、いわゆるレジスタンスとサポートが入れ替わる逆転現象を見込んでのトレードです。
さすがに投資環境が著しく悪化している場合に、この手のトレードは厳禁ですが、そこそこ強い市況の場合、レジサポ転換は投資家の欲を利用した優位性のあるトレードになりやすいです。
2月後半は米国市場が弱気になりやすいアノマリーがあるので、不安になり手仕舞いにするのが早すぎましたが、想定と違う動きになった場合は即座にポジションを閉じるのが吉です。(私の場合、短期トレードは2日までにプラスにならない、もしくは伸び悩む場合は即座にポジションを閉じてしまうようにしています)

その他のアイディア

今週一週間の市場は、先週のソフトバンクGのストップ高の流れを引き継ぐようにして、楽天のストップ高など、刺激的な相場になりました。

楽天G

長く暗いトンネルからようやく少し出口が見えてきたような決算発表だったように読み解きました。楽天Gは2023年12月期の連結決算で3,394億円の最終損失を記録し、5年連続の赤字したものの、前期(4,792億円の赤字)からは大幅に改善したという評価です。さすがに配当をゼロ(元々、配当金目当てで楽天Gの株は買わないけど)。
残す課題はモバイル事業の黒字化と、発行社債問題。ここをどう乗り切れるかですね。

メンタルヘルステクノロジーズ【9218】

個人的に注目だったのは、この銘柄です。ほとんどご存知ないかと思いますが、企業の産業医を支援するクラウドサービスを提供する企業で、医師人材紹介も行っています。注目ポイントは第一生命保険と戦略的パートナーシップを構築し2023年4月より協働開始しているところです。第一生命はベネフィット・ワンのTOBで話題になっておりますが、このTOBの目的は福利厚生とメンタルヘルスのビッグデータが背後に見えます。であれば、当然、メンタルヘルステクノロジーズもその恩恵を預かれるだろう、と予想されます。

サカタのタネ

2月16日の記事で、サカタのタネが遊休資産の売却により特別利益を計上し、2024年5月期の連結最終利益予想を80億円から155億円に大幅上方修正との発表がありました。一時的な収益であり、営業利益ではないものの、これにより、2期ぶりに過去最高益を達成となります。
サカタのタネは企業買収なども積極的になってきているので、そのための動きであれば、積極的に長期投資での検討材料となると思います。

【投資に関する注意事項】

このブログでは、投資に関する情報やアイデアを共有していますが、投資にはリスクが伴います。投資を行う際には、以下の点を理解し、自己責任で行動してください。
この情報を参考にして行う投資は、すべて自己責任で行われるものとし、投資に伴うあらゆる結果に対して筆者やブログ管理者は一切の責任を負いません。投資に関する最終的な判断は、読者自身の裁量で行ってください。

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