昔はよく働いていた??
「昔の人はもっと働いていた」
「家に帰らずに会社で朝を迎えることも普通だった」
私の周りにいる方は結構こういう話をする。
皆様の周りではそんな話を聞くでしょうか??
この事について私なりの考察を書いていきたいと思います。(自分で思い返す時用と自らの思考整理の意味でもあります)
さて、
「昔はよく働いていた」
これについては、私も概ね事実と解釈している。
確かに労働時間も長く、仕事の納期の関係で朝を迎えたこともあっただろう。
しかしながら、
「昔はよく働いていた=効率よく働いていた」
ではないと解釈している。
誤解を招くような表現にもなりかねないので、さらに落とし込みをすると
「昔はよく働いていた=当時のレベルでは効率よく働いていた」
が、しっくりきそうな表現と認識している。
そう、時代そのものが変わっている今と比較してはならない。(効率という面での物差しがあまりにも違っている)
なぜそうなるのだろうか?
例えば、
報告書などが分かりやすい例だろう。
そう、昔は手書きだ。
自らの手で書き上司へ提出する。ある程度の内は上司が赤ペン先生をするだろう。
そうなると、「書き直しだ」
また自らの手で一から書き直しだ。
設計図などについてもそうだろう。
ドラフターで図面を書き、間違えたら消しゴムで消しながら作成する。
ボツになったら、また、一から手書きで図面を仕上げていく。
しかし今はどうだろうか?
パソコンで入力し、データを上司に見せる。修正があればその部分だけ文字を修正し、また提出できる。
図面についてもそうだ。
殆どがSolid Worksの様な3次元CADだろう。
凄まじいスピードで設計でき、修正もできる。書き直しも容易にできる。
この差を同じ物差しで見ていいのだろうか?
私は見てはいけないと思っている。
圧倒的効率化された今+無駄を排除するという思考の元、いらない仕事を捨てた結果、
朝を迎えることが少なくなったと解釈している。
私自身、今日何をお伝えしたかったかというと
「みんなはみんなが思っている以上に働いているということ」
それと同時に、昔はよく働いていたと言われたら、
「昔は色々ツールが無かったから大変だったんだろうな」位に思っているといい。
間違っても、「労働時間が長いことが正義と思ってはいけない」
その思考は間違いなく、この凄まじいスピードで変化している世の中に取り残されてしまう。
そう思うと同時に、一つ大事なことを忘れてはいけない。
「現代は圧倒的に効率化が進んでいる」
コロナ禍が生んだ働き方は、時代が大きく動き始めた。
オフィスを持たなくても仕事ができる環境であることを認識し、
出張しなくてもWeb会議で済むことに気が付いた。
通勤時間や、移動時間まで効率化された。
私はこのまま効率化が進めば、週休3日も実現可能になるだろうと考えている。
この効率化のスピードについていく必要があり、またツールを使いこなす能力が必要となってくる訳だ。
これからは「個の力が問われる時代」だ。
変化に柔軟に対応できるそんな人材が生き残っていく。
ますます資本主義が助長されていく世の中になると考えている。
これからも私は勉強することを続けたい。
「知は力なり」
この座右の銘を体現していきたいと考えている。
この想いは胸に刻みなおし、
来週からも頑張って生きていきたい。
来週からもよい人生でありますように
2021年4月11日
がく🍀
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