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2020年、注目度No.1の暗号資産「Filecoin」のマイニングを検証する!

最近、日本でもようやく話題になってきた「Filecoin」!…しかし、海外では既に3年も前から話題になっていて、特に昨年からは大変注目度がアップしてきている暗号資産がこのFilecoinだということを日本の皆さんはどのくらい知っているだろうか? 

世界から遅れること約1年!

日本でもようやく最近になって、このFilecoinのマイニング案件が話題になってきたようだ!

しかし、今、日本国内で出回っているFilecoinのマイニング案件を見ると、その殆どがFilecoinに関しての正確な情報を捉えることのないままでビジネスのスキームを安易に組んでいるものが多いことに気付いてしまう!

そこで、このnoteでは、なるべく正確な情報を提供できるように心掛けてFilecoinのマイニングを検証してみようと思う!

まず、Filecoinを正しく知り理解する為には、IPFS というインターネットを支える根幹技術を理解する必要がある!

IPFSとは何か?

まず、言葉の意味から言うと、IPFSとは、
InterPlanetary File System の略称!
日本語で言うと「惑星間ファイルシステム」となる。
これは、現在のインターネット環境に革命をもたらす技術であり、
インターネットを支える新たな根幹技術となるものだ!

ここで、インターネットの概念について簡単に説明しておこう!
インターネットとは、
データや情報のやり取りをする為の通信インフラであり、
もはや私達の生活においては欠かせないものである。

インターネットの起源は、
1969年にアメリカ国防総省の主導で始まったARPANetという通信コンピュータにある。それから、50年以上の歴史を刻んできた!

このデータのやり取り、即ち、データ通信を行なう為の方法が2種類ある!
⑴ クライアント・サーバー方式 
⑵ P2Pネットワーク方式

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この2種類について簡単に解説すると、
⑴ クライアント・サーバー方式とは、
クライアント即ち顧客ユーザーが、サーバーというホストコンピュータに繋がって、サーバーに対して必要なデータを要求すると、サーバがそのデータを提供してくれるというやり取りが成立するが、これはリクエスト-レスポンス型とも言われ、このやり取りの為に使われる通信規約があり、
それを HyperText Transfer Protocol という。即ち、HTTP だ!

ここで、Protocol(プロトコル)というのは、通信規約を意味する言葉!
HTTP方式の導入は1991年からなので、約30年間に渡ってインターネットのデータ通信を担ってきた技術がこの HTTP なのである!

次に、
⑵ P2Pネットワーク方式とは、
まず、P2Pの意味は、Peer to Peerの略称で、このPeerとは「対等な立場で情報共有を行なう端末」のことなので、不特定多数の端末がサーバーを介さずに、端末間同士で直接データを共有することができる通信技術またはソフトウェアを意味する。
それで、P2Pネットワークとは、P2Pの技術を用いてノードが接続し合っているネットワークのことをいう。

※ノードとは、インターネットを通じてあるプラットフォームに接続されている端末(パソコン・スマホ・タブレット等)のこと。

それで、この”P2Pネットワーク”と”ハッシュ化”という技術を融合して作られたのが、InterPlanetary File System 即ち、IPFS だ!

※ハッシュ化とは、
データをハッシュ値(寄せ集めた固定値)に変換し暗号化すること。
※”P2Pネットワーク”と”ハッシュ化(ハッシング)”は両者ともブロックチェーンの代表的技術である。

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HTTP方式の課題と問題点!

ところで、約30年間に渡ってインターネットのデータ通信を支えてきた根幹技術であるHTTPには、様々な課題や問題点が生じてきている。
それが、次にあげる4点だ!

⑴ データ伝送速度の低下 → 長期間使用すると遅くなってくる!
⑵ セキュリティ→ ハッキングされ、データのコピーや改ざんがされ易い!
⑶ 費用 → サーバーの維持管理及び帯域幅の拡張に大きな費用を要する!
⑷ 接続過多によるサーバーダウンの発生

IPFS方式の誕生とそのメリット!

このHTTP方式の問題点を解決し補う為に開発されたのが IPFS である!
このIPFS方式のメリットとしては、下図中の4項目が挙げられる。

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要するに、IPFS方式は、
より速く安全で自由なインターネットシステムの利便性の向上を実現させるものだ!

IPFSの開発元は?

IPFSを開発したのは、アメリカのProtocol Labs, Inc.という会社である!
この会社は、2014年5月に設立されており、創業者はJuan Benet氏で、創業当時は若干26歳であった。このBenet氏はスタンフォード大学でコンピュータ学を専攻し、修士号を取得しているコンピュータ科学者である。
Benet氏は、スタンフォード大学の仲間やハーバード大学卒やマサチューセッツ工科大学卒の科学者、そしてGoogle社やIBM社にいたトップ技術者達を総勢100名以上を集めてProtocol Labs社を設立し、インターネット上の大きな問題点を解決する為の新たなシステムとなる IPFS を研究開発したのだ!

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IPFSを導入している機関や企業

既に、このIPFS方式は世界の名だたる機関や企業で導入が始まっている!
代表的なところでは、
アメリカ航空宇宙局”NASA”、Microsoft社、モジラFirefox社、BMW社、ドイツ航空宇宙局、Google社、カナダ国家研究委員会、京東商城社(中国)、facebook社、J.P.Morgan社、Huawei社、NetFlix社、Opera社、ethereumやEOS等のブロックチェーン企業などなど…。

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IPFSのまとめ

IPFSとは、
*インターネットを支える新たな根幹技術「P2P分散型ファイルシステム」
*従来の根幹技術である"HTTP方式"に比べて、安全性、コスト、利便性に
 おいて遥かに優れている!
*通信業界の5G時代においては、必要不可欠なシステムである!
*今後、世界中で使われるシステムになる!


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Filecoinとは?

それでは、Filecoinとは何か?
IPFS方式を使用する為に必要となる暗号通貨のこと!
P2Pネットワークにおいては、ノードが多ければ多い程、データのアップロードやダウンロードの速度が速くなるので、より多くのハードディスクとその帯域幅を確保し提供する為に発行された暗号通貨が Filecoin である!
要するに、Filecoinが無ければ、IPFSが使えないということだ!
発行元は、IPFSを開発したProtocol Labs社である!

Filecoinの役割

Filecoinの具体的な役割としては、
⑴ IPFSのシステムにファイルをアップロードする時に、その使用料として
 Filecoinを支払う。
⑵ マイナー(Filecoinを獲得する人達)は保存空間を提供し、その補償として
 Filecoinを受け取る。

このFilecoinのネットワークは、世界中の人達をストレージの提供業者として
参加させ、莫大な経済価値を生み出すことになる!

FilecoinのICO

2017年8月、Filecoinは、2億5700万ドルを超える投資金額の誘致に成功した!いわゆる ICO である!
この誘致額は当時 ICO 史上最高額を記録し話題になった。
(その後、テレグラムが記録を塗り替える事になるが…)
また、この投資家達の中には、米国シリコンバレーで有名なベンチャーキャピタルであるセコイアキャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツ、ユニオンスクエアベンチャース、Y-コンビネータ等の機関投資家達が多く含まれ、スタンフォード大学も参加している。
ただ、このICOへの参加には条件があった為、一般人が参加するにはハードルが高いものであった。

このICO参加条件とは、
  ⑴ 米国証券取引委員会「SEC」の定める基準を満たした投資家
  ⑵ 年俸20万ドル以上または100万ドル以上の資産所有の証明

また、Filecoinは米国証券取引委員会(SEC)の許可を取得した米国初のコインになったことでも話題を呼んだ!

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Filecoinの概要

Filecoinの発行総数量は20億個で、そのうちの70%がマイニングできるようになっている!
マイニングには半減期の設定があり、6年毎に採掘量は50%減少する!

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Filecoinのマイニング

マイニングの対象になる数量は、総発行数量の70%に相当する14億個で、
これをブロックマイニングで採掘する場合、ブロック生成速度が30秒で、
ブロック生成報償の単価は最低110個であることから、一日に約317,000個が採掘可能となる。
メインネット公開から最初の半減期を迎える6年間が、最も多くFilecoinを採掘できる期間となるので、この期間に最大限採掘できるように取り組むのがベストである!

マイニング以外の30%は、以下のようにその持分比率が決められている。
   ⑴ 15% → Protocol Labs
   ⑵ 10% → 投資家 (ICO参加者)
   ⑶ 5% → Filecoin財団
この30%に関しては、
Filecoinのメインネット公開後に 6〜36ヶ月間のロック期間がある為、Filecoinの現物を最も早く手に入れることができるのは、マイニングプランに参加した者だけである!!

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Filecoinをマイニングして獲得する方法は全部で3つある!
  ⑴ ブロックマイニング
  ⑵ 保存マイニング
  ⑶ 検索マイニング

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上記3つの方法のうち、メインとなるのはやはりブロックマイニングだ!

Filecoinの将来的価値

Filecoinは将来的にネットワークデータの存在意義と価値を向上させるものになるであろう!
今後、世界中の分散型インターネット環境においては必要不可欠な存在になるのは間違いない!
また、その市場規模は1,000億ドル以上(10兆円以上)になると言われており
暗号資産業界では Bitcoin を抜くとも噂されている!

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Filecoinを取扱う取引所

メインネット公開後にFilecoinを取扱う!と公表している取引所が世界中で増えてきている!
現在、世界で約70ヶ所の取引所がFilecoinの上場を予定している!
その中には大手取引所も多数含まれている。
例えば、Coinbase、GEMINI、LBank、Biki、Bit-Z、そして遂にBinanceも名乗りをあげた!

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この中でも、幾つかの取引所では既に先物市場「IOU」としての取引が行なわれており、取引価格もマチマチで、既に$50超の価格の所もあれば、3年先のものでは$2台のものもある。
基本的には、先物市場というのは当てにはならないものだが、Filecoinがまだ未上場であるにも関わらず、これだけ多くの取引が行なわれているという事実を見ると、Filecoinに対する期待が如何に大きいのかが伺い知れる!

2020年、注目度No.1の暗号通貨がFilecoinだ!

Filecoinのマイニング権利の取得方法は?

それでは、このFilecoinをどうやって手に入れることができるのか?
その方法は、現時点では2つある。
⑴マイニングする権利を取得する、⑵上場した市場で購入する、
以上の2つだが、より効率的な方は⑴のマイニングの権利を取得する事だ!
即ち、マイニングマシンを所有してマイニングに参加すれば良いのだ!
「まだ未上場なので市場での取引による取得はできない!」と言うと、
「先物市場で購入できるじゃないか!」との指摘もありそうだが、
先物市場での購入はあまりお勧めではない!
その理由は後述するとして、ここでは、マイニングマシンの所有についての解説を続けたい。

最近は、日本国内でもFilecoinのマイニングを題材にした案件を幾つも見聞きするようになったが、どれも胡散臭さが払拭できないものばかりで、フェイクとまでは行かなくとも、正確に情報を伝えていることころが少なく、Filecoinを題材にした”加工ビジネス”になっているのが殆どのようだ!
大概が、日本国内の業者が中国のマイニング業者または韓国の業者と提携をして日本国内市場においてビジネススキームを別途組んで商売をしており、(中にはそうでないものもあるが…)、日本人を信用させる為に表面上は上手く見せかけて営業をしている。そこに、まんまと乗っかってしまっている日本の業者やその業者を通じて更に踊らされている消費者達が非常に多く見られるのは残念でならない!
筆者個人としては、
日本の業者を通じてのFilecoinのマイニング案件には手を出すべきではないと考えている!

マイニング業者の選定

Filecoinのマイニングに参加するには、その専門家集団あるマイニング業者と手を組むしかないのだが、この業者が数多くある中でどの業者を選定し手を組むかが非常に重要になってくる。
よく聞く話だが、TestNet上でのデータを見せながら「当社のマシンがNo.1だから」という主張をしているところが多々あるが、あんなものは多少の目安になることもあるかも知れないが、殆ど当てにはならないと考えて良いだろう!
何故なら、TestNetでは元々、各マイニング業者が自社製のマシンがキチンと作動し、有効ストレージを確保できるのかを検証する為のもので、他社との競争をするものではないからだ!

TestNetに参加し、ある程度の稼働率と有効ストレージの確保が効率良くできているマシンであれば大丈夫だ!
それよりも、もっと重要視すべき点は、マイニング業者の戦略である!
その業者がどのような戦略を持ってFilecoinのマイニングに参加しようとしているのかを確認すべきである!
この観点から、現在、日本国内においてFilecoinのマイニング案件を紹介している業者を分析して見ると、選定すべき業者として相応しいと言えるところは今のところ一つも見当たらない!(もしあれば是非教えてもらいたい!)
どの業者も「当社はTestNetのランキングで1位になった」とか、「当社はアメリカのProtocol Labs社と密接な関係にある」とか、ということばかりを主張していて、Filecoinに関する具体的なマイニング戦略及び方針を提示しているところがないのである!
「TestNetで採掘量の実績がこの位あるから凄い」ということだけを判断基準にするのは賢明ではない!
TestNetの本来の意味も理解せずに「ああだ、こうだ」言っている人達に惑わされないようにするのが賢明である!

では、どのようにマイニング業者の選定をするのが賢明なのか?
その判断基準に関して簡単にまとめてみよう!

判断基準としては、
⑴ マイニングマシンの性能
これはマシンのスペックを見分けないといけないので専門的知識が必要となるが、判断すべき最低限はそのマシンが採掘機なのか保存機なのかを見極めないといけない!当然、採掘機を選択すべきであるが、実際は保存機なのに採掘機だと言って販売している業者も多いので注意すべきである!
実際に、マシンは性能がNO.1でなくても大丈夫だ!
それよりも、マイニング戦略と方針が重要である!

⑵ TestNetの最終プロモーションである「Space Race」での採掘実績
25日から始まった「Space Race」という最終テストマイニングでは、現物のFilecoinを採掘することになるので、これに参加した採掘実績を見る!
25日以前までのTestNetの実績は全く当てにならない!

⑶ マイニング戦略と方針を明確に提示しているか
どのようにマイニングするのか、IDC(データセンター)の設置箇所数やマイニングプールの構成があるか等、具体的な戦略を提示している業者を選定すべきだ!

上記の観点から、現在、日本国内で色々と営業活動をしている業者を見ると、選定業者の候補に挙げるのは「ちょっとどうかな〜?」と思う!
現在、日本国内のFilecoinのマイニング案件に関わっている方々は、
まさに『井の中の蛙大海を知らず』状態になっていると言える!

ここまで言うと、
「じゃ、どの業者がいいのか?」
「その候補になる業者はあるのか?」
「推奨できる業者があるなら教えて欲しい」
「日本以外の業者を選択するにはどうしたらいいのか?」
という声がたくさん聞こえてきそうなので、
筆者が昨年末から色々と調査分析して選択した業者を紹介したいと思う!
その前に…

前述した「先物市場での購入はあまりお勧めではない!」の理由について
述べておきたい!
まず、先物取引はその取引を行なっている取引所独自の取引であり、
基本的には現物のFilecoinは無いにも関わらず、
「今、買えば数ヶ月後に現物コインが手に入るよ!」
と言って、現物コインの予約券みたいなものを作り、売買しているに過ぎないのである。
この予約券を取引所が販売しているということだが、この予約券を無制限に販売している取引所も多いのである。現時点で、世界中の予約券の販売数量をざっくりと合計して見ると、なんと30億個以上あることに気付く!
この予約券は、約束の期限が来れば、当然、現物コインと交換されないといけないものなので、もし仮に、この予約券の交換数量が30億個のままで期限を迎えるようになった場合、各取引所ではどのように対応するのかが大きな問題になるだろう!
何故なら、Filecoinの総発行数量は20億個であり、しかもその70%の14億個が採掘されて市場に出てくるわけだが、マイニングのルール設定があるので最初の6年間に7億個しか市場に出てこない。仮にマイニング以外の30%が全て市場に出てきたとしても、プラス6億個で計13億個にしかならない。
この事を考えると、極端な話、
30億個の注文に対して、13億個しか対応できない状態になってしまう!
こうなると、
予約券と現物コインとの交換はお手上げ状態になってしまう!
つまり、予約券の半数以上は紙クズになるかもしれないということだ!
このことを考慮して賢明な判断をすべきである!
日本国内でも、
「今なら幾らお金を出したら、Filecoin何個分の交換券が買えるからお得だ」
と言って、予約券や交換券を販売している業者がいるそうだが注意すべきである!


オススメのマイニング業者とは?

筆者がお薦めするマイニング業者は、色々と厳選した結果、
ズバリ下記の業者だ!
『蝶链科技』( Butterfly Chain Technology ) 有限公司
この会社は、中国深圳市にある
IPFS専門のサービスプロバイダー及びマイニング機の製造業者
であり、ソフトウェア開発企業である!
社歴はまだ浅く若い企業だが、IPFSに関する一流のエンジニア達が
集まっている集団だ!
会社の詳細は、サイトがあるので見て頂ければ良いが、日本語にはなっていないのでご了承頂きたい。会社サイトはこちらからアクセスできる。

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この業者を選んだ理由は、前述した判断基準の3つの項目を全てクリアしているからである!その中でも、第三の判断基準項目であるマイニング戦略がしっかりしている!
では、その戦略とは何か?
まず一つは、
マイニング大国だと言われる中国には、マイニング関連業者が大小合わせて約300社程ある。その殆どが今回のFilecoinのマイニング事業に関わってきている状況で、ひしめき競い合っているという感じだ!
そんな中、蝶链科技は業界での長年に渡る製造、運用、保守、マーケティング等の実績のある会社を数十社束ねて、共同でFilecoinのマイニング事業に参入し、より効率良くマイニングの実績を上げていく為の共同組織体を結成し、この組織体専用のマイニングプールの構築を推進している。
この共同組織体の名称は「飛魚連盟」(Flying Fish Alliance) という。

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もう一つの戦略は、
蝶链科技が中国の携帯通信企業大手3社と提携していることだ!
この携帯通信企業大手3社とは、⑴ 中国移動通信、⑵ 中国連合通信、⑶ 中国電信 で、いずれも国有企業である!
日本で言うところのドコモ、au、ソフトバンクといった感じだ!
蝶链科技がこの国有企業3社と提携して何をするのかというと、
中国全土131ヶ所にIDC(データセンター)を共同建設そこにマイニングマシンを設置してマイニング事業を推進していこうというのである!
つまり、
蝶链科技は中国政府の後ろ盾を得てマイニング事業を推進するのである
これがどのようなことを意味するかは容易に想像できるであろう!

蝶链科技は中国国内では、FilecoinのNo.1のマイニング業者になる可能性が大きいということである!

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下記の動画は会社とその事業の紹介動画なので、ご覧になって頂きたい!
(動画音声は中国語だが映像だけでも参考にして頂ければと思う)

このような戦略を持ってFilecoinのマイニング事業に参入する業者を選定するのが賢明な判断だと思うが、このnote記事を読まれた方々はどのように思うだろうか?
誤解のないようにしてもらいたいが、
このnote記事は、あくまでも筆者の個人的な見解であり、全てが正しいと主張しているわけではない!賛否はあって当然だ!
ただ、筆者が伝えたい事は、
現在、日本国内でFilecoinのマイニング案件に携わっている業者の方々や、その案件に関心を持って取り組もうとされている方々には、是非とも正確な情報を捉えて正しい判断をして頂きたいということだ!
Filecoinの案件が胡散臭いものにならないように願う者として、
Filecoinのマイニングに関心のある方々は、是非参考にして頂きたい!


マイニング事業への参加方法は?

それでは、蝶链科技のマイニング事業に参加するにはどうすれば良いか?
基本的に蝶链科技はマイニングマシンの製造メーカーであり、今回のFilecoinのマイニング事業に関しては、前述もしたように共同組織体を形成して事業を推進しているので、マシンの販売に関しては下記の企業がその窓口になっている。勿論、日本には代理店は存在しない、というよりも代理店を置く必要が無いビジネススキームで事業を推進している。

マシンの販売窓口になっているのは「WEN基金会」というデジタルWalletのサービスを提供している企業だ!
この「WEN基金会」を通じて、蝶链科技のマイニングマシンの所有権を購入することで、マイニング事業に参加できるのである!

ここで、「WEN基金会」について簡単に説明しておこう。
WEN基金会は香港に本社を置く企業だ!オーナーはマレーシア籍の華僑で
暗号資産業界においてはかなりのプロフェッショナルな人物である!
世界BlockChainFinancialTechnology財団や世界InterNet生態系財団の創設者でもある。
事業内容は、暗号資産のwalletのサービスを提供しており、取引所も運営している。「WEN」という独自通貨の発行及びその生態系構築のプロジェクトを遂行している。

このWEN基金会を通じて蝶链科技のマイニング事業に参加するメリットがある。それは、マイニングによって獲得されたFilecoinは、WEN基金会が提供しているWalletサービスである「WENwallet」にアカウント開設し、受取ることができ、またWEN基金会が運営している取引所「WENX取引所」でもアカウント開設をすることによって受取れる。
これは、蝶链科技のマシンとWENwalletが連動していることを意味する。

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更に、このWEN基金会を通じてマイニングマシンを購入するメリットがもう一つある。
それは、マシン購入代金の支払い方のユニークさだ!
具体的には、マシン代金100%のうち、75%はUSDT払いで、残り25%は、WEN基金会が発行している独自通貨「WEN」での支払いになっている。
この「WEN」という通貨は、既に市場にオープンされていて、(現在は独自の取引所である「WENX取引所」での取引が殆どだが…) そこで、自由に取引することが可能になっている。またこの「WEN」を使っての生態系構築のプロジェクトが推進されており、東南アジア圏では少しずつ拡張している状況だ!

マシン代金の25%を「WEN」という通貨で支払いをすると、マシン購入の翌日から365日間に渡って毎日この25%分のWENの内、80%分が分割で償還されてくるのだ!償還された「WEN」は取引所で日々取引されている為、当然価格の上下はあるので、もし仮に、一年後にこの「WEN」の価格がマシン購入時の価格の5倍以上に上がった場合には、マシン代金分はほぼ回収できる計算になる!
(あくまでも5倍以上になればの話なので保証されているわけではない)
また、この25%の支払い比率は今後変更される可能性があるとのことだ。

参加プランについて

蝶链科技のマイニングマシンは、1台単位の購入となっており、
マシン1台(10TB)の金額は現在、5700USDTである。
※価格変更は今後あり得る。
基本的に1台単位での購入であるが、WEN基金会を通じて購入する場合は、
1/4台(2.5TB)という購入プランもある。
その場合の金額は、1600USDTである。
この2種類のプランでマシンの購入をするのだが、
マシン代金の支払い方法は
1台:5700USDT=4275USDT(75%)+WEN時価(25%)
1/4台:1600USDT=1200USDT(75%)+WEN時価(25%)
となる。
マシンの購入及び支払いに関しては、
WEN基金会の提供サービスである「WENwallet」の中で完結できる。

具体的な購入手順

マシンの購入は下記の手順で行なう。
⑴ WEN基金会が提供しているwalletをスマホにインストールして自分のアカウントを作成する。(アカウント作成は無料で、KYCが必要)
アプリダウンロード用のサイトから行なう。サイトへはこちらから!

⑵ WENwalletのアカウント作成後、そのアカウントにマシン購入に必要な資金である「UDST」と「WEN」を入金する。
ここで、「UDST」と「WEN」の調達に関しては、両方とも日本国内の取引所では取り扱いがないので、海外取引所「WENX取引所」を使うことになる。
「WENX取引所」のアカウント開設はこちらからアクセスすれば良い!
* 実際にWENwallet内での通貨移動には、ごく少量の手数料が必要なので、その分の準備も必要になる。具体的には、ETHとWIENという通貨だが、どちらもWENX取引所で調達可能だ。

⑶ WENwallet内に、マシン購入に必要な通貨資金の入金を終えたら、次は
具体的にマシン購入の手続きをするのだが、この部分の解説については、
ご希望の方々だけに個別に案内をさせて頂いているので、関心があれば、TwitterでのDMで問い合わせして頂きたい。

Twitterはここからどうぞ!

* 上記の業者以外に、現在検証中がもう一社あるが、それは検証が終わって
 から紹介したいと思う。

最後に

Filecoinのマイニング案件が最近、日本国内でも色々と出回ってきている中にあって、関心を持たれる方々も少しずつ増えてきているのは良いことだと考えている。しかし、情報を正確に捉えて正しく判断をすべきだと考えている筆者にとっては、今の日本国内の現状は少し違和感を覚えざるを得ない!

筆者自身も昨年末からFilecoinのマイニング事業については、関心を持って色々と調べ、マイニング事業に参入させてもらっている。
このnote記事に上述した内容に関しては、筆者が自分なりに調べ、また思うところを好き勝手に書かせて頂いたので、全て100%正しいとは言い切れないし、色々と賛否があるのも当然だと思っている。
今後もまだまだ勉強していくつもりなので、これを読まれての意見や感想、またアドバイス等があれば、是非ご指導頂きたいと思う。

Twitterはここからどうぞ!

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました!



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