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おにっ誌 2023/11/13 | 全損切り

今日一番の仕事↓

2年半前、私と私の同僚たちは、将来のことを考えて投資で資金を作っていこうということで色々考え始めました。ちょうど私が別の方からトラリピを教えてもらったところだったので、自分たちのやりたいことに合いそうということで情報共有しました。

私自身は自分で色々考えてアレンジしてみないと気が済まないタチだったので、すぐに自分なりの設定での運用に切り替えたんです。ですが同僚たちにとっては、多くの人が運用していてブログでも丁寧にやり方が公開されている設定の方が安パイだろう、と当時の私は考えたわけです。

結果的にこの考え方は失敗という形で返ってきました。

失敗とは言っても、半年前の一瞬円高に振れた際に「撤退するなら純利益プラスの今だ」というガイドはしていたので、その時に様子見してしまった本人たちの判断による結果であることは間違いないです。ですが責任は感じました。

そこで本日、損切りの是非と代替案について同僚たちと個別に会話しました。

クロス円ショートトラリピを含む設定を運用していた同僚は3人いました。うち2人は損切り→設定変更を選択。残り1人は継続を選びましたが、ドル円スキャル等の裁量でマイナススワップを相殺しているため、自分なりの対策を打っているとも言えます。

損切りを選んだ二人に提示した選択肢は以下の通りでした。

米ドル円トラリピを重ねる案
→これは抗がん剤を投与する緩和ケアみたいなもの。進行を遅らせることはできるけど、根治できるかはわからない。根治できたらラッキー

全損切りして新しい設定に移行
→これはがんを切除して新しい細胞を植え付ける根本治療案。確実に出血を伴うけど、新しい細胞がうまく合えば術前より健康になれるかも

今日はこういうイメージで説明をしました。これを受けて2人は後者を選択。決め手は以下の2つでした。

  • 円安が一過性では終わらなさそうという各自なりの感覚があったこと

  • マイナススワップ額を冷静に見返してその大きさに恐怖/辟易したこと

損切り後の代替案としては、私自身が考案・運用しているプランを提示しました。執筆時点ではそれを運用する…という方向になっていますが、今後どうするかゆっくり考えてみよう、と投げかけてもいます。


正直、後手に回ってしまっています。3月の時点でもっと強く損切り撤退を勧めても良かった…と後悔しているところもあります。結果論でしかないので後の祭りですが。


これが正解なのかはわかりません。何もしなければただ削られていくだけ…という状況を目の前にして放っておくのもおかしいのではないか?と独善的に考えて行動しただけです。


損切り案を提示した私に、同僚たちはそれでも感謝の言葉だけを告げてくれていたこと。それが唯一の救いでした。

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