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【日経平均株価】日経225先物取引miniとは?


先物取引とは何か?

先物取引とは、特定の商品を、将来の決められた日に、あらかじめ決められた価格で受渡すことを、売手と買手の間で約束(契約)する取引です。

したがって、取引をした時点では代金の支払いなどは行われませんが、受渡を行うと約束した日には、先物取引の買手は必ず必要な代金を支払い、売手は必要な量の商品を買手に引き渡さなければなりません。

ただし、先物取引の買手は受渡を行うと約束した日の前日まではいつでも転売することで、また売手は買戻すことで、それぞれの取引を手仕舞うこともできます。

一般に、先物取引では特定の商品のことを「原資産」、将来の決められた日のことを「期日(または満期)」、決められた価格のことを「先物価格」と呼んでいます。

また、転売や買戻しあるいは受渡によって先物取引を手仕舞うことを「決済する」と言う

限月 (げんげつ)について


参照元:https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12350870.html

先物取引は、取引できる期間が決まっています。
期日の前営業日を取引最終日として、それまで取引が行われます。
期日当日は最終決済のみ行われます。

これを限月取引(げんげつとりひき)といい、限月とは先物取引の最終決済月を指します。(株のように長期間持ち続けることができない)
先物取引(※)は、各限月の満期日(SQ日)である第2金曜日の前営業日が最終売買日となる
3,6,9,12 月第2金曜日の前 木曜日の15時15分までに決済を行う必要がある
(SQ日) SQとは 特別精算指数 ←最終的に決済をしなくてはいけない日のこと

証拠金について

先物取引とは、言葉をかえれば「原資産が期日にどんな価格になっても、あらかじめ決められた価格で決済することを約束する」取引ともいえます。

約束の履行を確実なものにするために、取引の当事者が差入れる一定の金額を証拠金といいます。(担保金のようなもの)

このような取引を「証拠金取引」といい、先物取引は証拠金取引の1つです。
証拠金取引の特徴として、通常、差入れる証拠金の額は取引する金額に比べ少額になることがあげられます。

たとえば「日経225先物」と「日経225mini」の場合、取引に必要な証拠金はSPAN®をもとに計算され、各証券会社はこれを基準にして、お客様に差入れていただく証拠金を独自に決めています。

先物取引は、取引金額に比べて少額の証拠金を差入れて行う資金効率の高い取引です。

売りからでも取引ができる


参照元:https://www.okasan-online.co.jp/fop/beginner/study01.html

相場が先行き下落すると予想する場合、先物取引を使って新規に売建てを行います。

その後、予想通り相場が下落すれば、その時点で売建玉を安く買戻し値下り分を利益として受取ることができます。

信用取引を使って同じように個別銘柄を空売りして、値下り分を利益にする手法もありますが、この場合、銘柄によってはそもそも空売りできない銘柄だったり、逆日歩など余計なコストが発生することがあります。

しかし先物取引の場合、そのようなコストは発生しません。
このように、売りから取引できることは、先物取引の特徴の1つですが、相場が予想と反対の方向に変動した場合は差入れた証拠金額を上回る損失が発生する可能性がありますので注意が必要

銘柄選択が不要

たとえば、日経平均株価は東京証券取引所プライム市場上場企業のうち、売買が活発で流動性が高い225社で構成される株価指数です。

225銘柄は全業種からバランス良く選ばれているため、株式市場全体の動向をあらわす指標といえます。

したがって日経225先物、日経225miniを取引する場合、個別銘柄の分析・選別をする必要がなく、個別銘柄へ投資をする場合に勘案するべき倒産リスクや、上場廃止などのリスクも考えなくて済みます。

実際に取引する物は1つなので、選ぶ必要がないのがメリットになってきます。

追証について


建玉の評価損の拡大や代用有価証券の評価額の低下によって、お客様から受入れた証拠金の額が当社の定めた維持証拠金の額を下回った場合、追証となります。追証の審査は毎営業日の日中立会終了後に行います。

追証の差入れ期日は、追証発生日の翌営業日の11:30です。追証を解消するには、すべての建玉を反対売買で決済するか、解消に必要な現金を証拠金として差入れることが必要です。

少額の資金で大きな金額の取引ができるのが魅力の一つだと思っていますが、逆にレバレッジがきくということは予想と反対方向に動くと損失額も大きくなるので注意が必要になります

一回の取引にかかる費用

松井証券 手数料 約定1枚35円 税込38,5円)
証券会社によって多少の前後あり。

他の証券会社との違いは以下を参考にしてください。

参照元:https://www.sbineotrade.jp/225/fee/comparison.htm

日経225miniの特徴について

これまで日経225先物取引についての基本的な概念について解説してきました。
ここからは特徴について解説していきます!

日経225miniの特徴は以下の通りです。

  • 少ない資金で大きな取引ができる

  • 売りからでも取引ができる

  • 皆一度は聞いたことのある日経平均株価が対象になる

  • 取引する時間帯が長い

  • 取引手数料が安い(1枚 税込38,5円)

  • 銘柄を選ぶ必要がない

  • 高い流動性がある(売買チャンスが多い

  • 呼値の単位は5円(5円刻みでチャートは動いていてエントリーができる最小単位は1枚からになります。)

最後に

今回は日経225先物取引miniについて解説しました。
今回の内容で日経225先物取引の特徴を理解してもらえたら嬉しいです!

他の金融商品との違いをしっかりと抑えて取引に励んでいきましょう!



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