2022年3月22日の振り返り
■マーケット振り返り
今日の日経平均株価は強かった。プラスでスタートしてその後もほとんど下がることなく終了。
一方マザーズは昨日のパウエル議長の利上げペースの引き上げもアリうるといった発言から、売り優勢のスタート。
昨日の米国株もその発言を受けて、下落が加速。
米国は先週の上昇における調整局面を迎えていたが、下落幅が加速。
50日移動平均線にタッチする展開になり、ここで跳ね返されるのか、このままブレイク・アウトしていくのか注目のポイント。
▼マーケットの注目ポイント
・FRBパウエル議長の利上げペース加速発言(マーケットの動きを確認するため)
・GOTOトラベル再開
・ウクライナ・ロシア
・円安加速
・3月末の配当狙い
▼日経平均株価_日足チャート
50日移動平均線をブレイクアウト
ここ5日間連続で上昇しているため、どこかで調整が入るのではないか。
円安が進んでいて、輸出が多い製造業は恩恵を享受しているが、海外で製造している企業も多いため、円安の加速し過ぎも注意
▼マザーズ_日足チャート
今日は下落。
先週の投資主体別状況で個人投資家の資金が戻ってきているのでマザーズに資金が流入しているが、銘柄は見極める必要がありそう。
▼ダウ_日足チャート
50日移動平均線を試す展開。
過去利上げ時にも米国は上昇を見せてるので、基本上向きで考えているが、油断は禁物。銘柄選定は慎重に。
▼ナスダック
50日移動平均線にやや被る状況。
利上げペースによってはまた下落に転じる可能性もあり、特にナスダックは警戒が必要。
▼米国10年債
2.342付近を推移で上昇中
▼原油先物
再度上昇の兆しを見せている。
▼業種別
鉱業(INPEX)や保険などが強かった。
一方海運、空運などが弱く下げていたが3月は配当があるので、また上昇する展開もあり得ると推測
■今後の展開について
利上げペースの加速具合によって株式市場が大きく左右される展開になる。
利上げペースを0.25%から0.5%に引き上げれば恩恵を受ける銀行株やコモディティー系を除く銘柄(特にPERの高いグロース銘柄)は売られる展開になると予想。
日本株は3月末までは調整も入るが強い展開が続くのではないか。
円安、goto再開、3月末の配当など上昇となる要因は揃っているため。
一方上昇しすぎている銘柄もあるため、注意しつつ短期でのトレードをしていきたい。
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