ナツキ

好きな作家:スティーブン・キング

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最近の記事

3月から就活してる阪大生(23卒)

「あなたが就職活動で気づいたこと、学んだことを投稿してみませんか? きっと、未来と向き合う学生たちへのエールになるはずです」 noteの「就活体験記」タグの説明文にそう言われたので書いてみます。 自分は大阪大学外国語学部の4年生です。2022年3月に就活を始めました。それ以前はインターンもしてませんし自己分析も始めてませんし就活について1ミリも動き出していませんでした。基本引きこもってました。 現状内定無しです。一個もらえましたが、「そこで働いてもあんま楽しくなさそうだ

    • FFⅦリメイクとジェンダー:蜜蜂の館のシーン

      こちらの記事を翻訳しました。難しかったです。 きっかけは、ある外国人YoutuberがFFⅦリメイクのこのシーンを実況プレイしている時に「異性装という文化はシェイクスピアもやってるぐらい歴史が長く、この時代でますます繊細で重要なもの。そしてFFⅦは世界中の人々がプレイするであろうような超有名作品。製作者の人たちがアニヤンのあの言葉を入れてくれて本当に良かった」と涙ぐんだのを見かけたからです。 また、その動画のコメント欄で「原作の時は女の格好にされたクラウドをプレイヤーが笑

      • SEKIRO 難しすぎ問題・タフすぎ問題

         【切っ掛け】「SEKIRO」についてググってたら検索サジェストに「難しすぎ」「難易度おかしい」とか出てきたので気になり追っかけてみたら英語圏でSEKIROを巡って「難易度」「ゲームのアクセシビリティ」論争が起こっていたっぽく、これは自分にはなかった発想だったので衝撃を受け、何が問題なのか知りたくなりました。  SEKIROの難しさを巡って、英語圏で議論があったようですね。たかがゲームかと片付けることもできますが、真面目に考えてみるとかなり深い話題ですし、自分も数十時間を捧

        • 「生きる」映画感想文

           純粋に「映画って面白いなぁ」と感じる映画って自分はまだあんまり沢山は出会ったことはなくて、それはつまり、漫画や小説やTVドラマや演劇では代用できない独自の面白さ・他の表現媒体では決して再現できないであろう「映画」だけが作れる面白さを感じさせてくれる作品ですが、「生きる」はそんな感覚を味わえた映画の一つです。まぁ、粗筋のことしか触れませんが。  「生きる」1952年公開、白黒、監督は黒澤明、主演は志村喬、オリジナル、現代劇。ジャンルはコメディともトラジェディとも言えます。見

        3月から就活してる阪大生(23卒)

          「赤ひげ」映画感想文

           ちかごろ黒澤映画を一杯見ています。刺激的です。  映画を見るときには公開年が重要であると最近学びました。映画などの芸術物は社会に対して何らかの問題提起を促すものであるから、その時々の時代背景、つまり時代の文脈を多少は勘案したうえで見つめてみると言いたい事がより伝わってくる、とのことです。(例としては、1954年の「ゴジラ」が第二次大戦または原水爆の恐怖の記憶の反映であるのに対し、2016年「シン・ゴジラ」が3.11と福島原発事故の恐怖の記憶の反映だったこと。)映画を通して

          「赤ひげ」映画感想文

          「羅生門」映画感想文

           大学の授業で1970年代の映画をいくつか見て、その中の一つに「砂の器」があり、脚本が橋本忍さんという事を知り、そういえば昔見た「七人の侍」「羅生門」もこの人が脚本だったなという事を思い出して、中学生ぶりくらいに2回目の「羅生門」を見てみました。  原付で20分ほど大きい道を進んだところにあるGEOでJAFの無料クーポン使ってDVD版を借りました。レンタル期間が7日から14日間になっていて驚きました。サブスク隆盛期のこの時代にあと何年レンタルビデオ屋が存続できるのか分かりま

          「羅生門」映画感想文