あなたが春を連れてくる
3月7日は私たち交代人格たちの最も大切な人、基本さんの誕生日です。
その時いる人格たちでひっそりお祝いしながら毎年大事にしてる日です。
両親とはいい思い出が全然ないけど、基本さんの誕生日について、母親がよく言っている言葉で好きなものがあります。
それが「基本さんの誕生日を過ぎると春が来る」です。
季節柄まあそりゃそうよねって感じなんだけど、それでもその一言が何故だか好きです。
寒くて雪も多い地域にいたからか、春の訪れは嬉しいです。
家の裏庭に大量につくしが生えているので、片っ端から取って、卵とじにして食べると春!って感じでしたね。
つくしは調理前になんか葉っぱじゃないけどつくしの節に生えてるやつを全部取らないといけないので、つくし山盛りで帰ってくると、母親はうわぁって感じでしたが、基本さんは野に生えてるもの好きなのでつくしも好きみたいですね。
木に登ってアケビ取ったり、ぎょうじゃにんにくを大量にポケットに突っ込んで帰ってたり。
それでついたあだ名が「野生児」です。
現在に至るまであだ名はいくつも持ってるんですが、早いうちについたあだ名だと思う。
裏庭のTHE自然っていう岩とか木とかあるところで、今で言うパルクールみたいな遊びをするのも好き、家の柱に登る、旅行で泊まるロッジの柱登ってはりの上にずっといたり、この辺も完全に野生児ですわ。
話が脱線したけど、基本さんが春を連れてくる。
毎年、基本さんの誕生日を祝いながら春を待つ。
今年はここ最近やたら雪が降るので春はまだ先かも知れないけど、
基本さんが連れてくる春を待つ。
春の土の匂いが好き。
ここで私は春を待つ。
毎年恒例の春を待つ日々が今日から始まります。
基本さん、お誕生日、おめでとう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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