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23札幌記念 ラップグラフで予想


ラップグラフ

集計:12~22 札幌記念(札幌開催) 10戦

・ワンペースな持続力勝負
・遅いペースでも均等ラップ
・欧州中長距離血統でスタミナの底上げを
・テン35.4以下のレースで好走経験のある馬に注目

おすすめ馬

 2000mの中距離戦ながら、テンが35秒前半で入るハイラップのレースになりがちです。これはマイル戦なみのレースの入りで、同じ2000mの大阪杯とはまったく異なる流れです。そういったこともあってか、マイルあるいはテン35.4以下の古馬重賞のレースで好走した馬が、ときおり人気以上に走っています。

2022年1着 ジャックドール(3人気)
 → 同年 大阪杯(テン34.6)5着
2021年1着 ソダシ(2人気)
 → 同年 桜花賞(テン34.1)1着
2021年3着 ペルシアンナイト(8人気)
 → 2019年 マイルCS(テン35.3)4着
2020年1着 ノームコア(2人気)
 → 同年 ヴィクトリアマイル(テン34.2)3着
2019年2着 サングレーザー(4人気)
 → 同年 マイラーズC(テン33.9)1着

 今年の出走馬で近い経験をしているのがこちらです。大逃げ馬の存在により、テンが異常なハイラップになったレースは除いています。

ウインマリリン
 → 2022年 エリザベス女王杯(テン35.3)2着
ウインマイティー
 → 2023年 マーメイドS(テン33.8)2着
ジャックドール
 → 2023年 安田記念(テン34.2)5着
マテンロウレオ
 → 2023年 京都記念(テン34.6)2着
ヒシイグアス
 → 2022年 大阪杯(テン34.6)4着
イズジョーノキセキ
 → 2022 府中牝馬S(テン34.4)1着
ユニコーンライオン
 → 2021年 宝塚記念(テン35.1)2着

 これに近走成績・血統・調教を加味して、2頭をおすすめ馬とします!

ウインマリリン(想定8人気)
▲マテンロウレオ
(想定5人気)

 ウインマリリンは、長いスランプを抜け、昨年末に香港で初G1勝利を上げました。今年はまだ海外で1戦だけと、フレッシュさを残しています。前年の札幌記念で3着という実績もあり、このメンバーでも軸になりうる存在だと思っています。

 マテンロウレオは、昨年末からG1を含む重賞を5回連続で走り、すべて掲示板に入る安定感を見せています。まだ成長する4歳夏ですし、遅咲きのハーツクライ産駒とあって、春よりもさらにパフォーマンスを上げてくるはずです。

 2頭とも、2200mという長めの距離にもかかわらず、テンの速いレースで結果を残しました。血統面は、ともにロベルト持ちであり、洋芝に向くパワーの補強が期待できます。さらに、先行脚質でもあることから、直線の短い札幌記念の適性は高いと考えています。

 夏は牝馬という格言。そして、調教が群を抜いてよく見えたウインマリリンの方を上位に置きます。

本命◎ジャックドール

 とはいえ、前走の安田記念(テン34.2)でマイルを始めて走り、0.3差の5着に残したジャックドールは、一枚上の実力があると見ます。

 調教は8分仕上げという感じですが、血統的にはこれもロベルト系ですし、前年の覇者ですし、絶好の内枠を引きましたし、ここは素直に本命です。今年の大阪杯の内容で走れば、ほぼ勝ち確ですので、武豊ジョッキーの体内時計を信じます!

どうするアフゴ

 過去2回に渡り、特大の万馬券を獲らせてもらったアフリカンゴールド。以来ずっと応援しています。

 彼の真骨頂は2022年の京都記念です。テン36.0のスローで逃げたと思いきや、ラスト5Fを11秒台連発のハイラップなロングスパートでまとめ、悠々と逃げ切りました。

 これはこれで内容あるレースだったと評価していますが、テンから速いレースとなると、2022年大阪杯(テン34.6)の7着が大健闘といったところで、適性としてはあまり向いていないかなと思います。

 前走、春天で心房細動を発症し、競争中止になったことからすれば、今回は無事に帰って来てくれれば御の字です。くれぐれも無事に。

 3連単のヒモには入れときますけどね!

 このノートを楽しんでいただけましたら、ぜひ「スキ」を押していってください。次回のモチベーションになります。
U•ɷ•)ฅ


 メジロマックイーン対トウカイテイオーの天皇賞・春が、競馬に関する最初の記憶。母がテレビ観戦しているところを、興味なく横目で見ていた。レース後、母は嘆いていたから、トウカイテイオーを応援して馬券を外したらしい。

 数年後、ウイニングポストやダビスタに触れ、本格的に競馬に目覚める。ナリタブライアンからディープインパクトまでの時期に熱中。一番好きな馬はヒシミラクル。2022年には牧場まで出向き、十数年越しに初めての対面を果たした。

 ディープインパクトの引退と時期を同じくしてプライベートが忙しくなり、しばらく競馬から離れる。それでもオルフェーヴルの凱旋門賞チャレンジは、リアルタイムでテレビ観戦した。

 ウマ娘ブームをきっかけに本格的に競馬に帰還。以後、予想記事を書いたり、血統を調べたり、牧場見学に行ったり、一口馬主になろうとしたりと、競馬が趣味の中心となりつつある。

 犬と馬が好き。

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