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’23天皇賞・春 ラップグラフで予想

ラップグラフ

集計:’11~’20(京都開催のみ)天皇賞・春 10戦

・下り坂(ラスト4F地点)で一気にギアチェンジし、トップスピードに乗ったまま直線を迎えるので、上りの速さが重要

・とはいえやはり長距離なので、距離をこなせるスタミナはもちろん必須

・ステゴや欧州中長距離種牡馬といった血統からのスタミナの裏付けほしい

・運で勝てるレースではない。近走成績重視

おすすめ馬

タイトルホルダー

○凱旋門と有馬でのタイトルホルダーらしくない負け方に、内面の疲れを心配していたが、前走の日経賞はそれを払拭する大楽勝。「現役最強馬」の称号はイクイノックスに奪われたが、勝負づけは終わってない。宝塚のパフォーマンスを信じている。ここは通過点

○弥生賞で上り34.5。前年の日経賞で上り34.7。スピードある

○菊花賞と春天を勝利。サドラーとミルリーフの二気筒エンジンを積み、スタミナもある

絶好の内枠で総合的に死角なし。

✕鞍上が京都競馬場の長距離経験ない。

気になる馬

アスクビクターモア

〇タイトルホルダーの阪神3000レコードを、たった1年で更新してみせた菊花賞は、ハイペースを番手から追いかけて早め先頭で押し切るという1頭抜けたパフォーマンスだった。

父ディープインパクトは京都得意

母父レインボークエストは春天を勝ったサクラローレルを輩出しており、長距離に強い種牡馬。まるで春天を獲るために生まれて来たような血統

✕鞍上が京都競馬場の長距離経験ない。手が合っていた田辺騎手からの乗り替わりはマイナス。

シルヴァーソニック

○G1初挑戦となった前年の春天では、スタートで鞍上が落馬する不運。再始動のステイヤーズSと海外重賞を連勝し、再度ここに駒を進めて来た。7歳ながら調子はキャリア最高

○母父トニービン、母母父リファールと、最終直線のトップスピードを担保する血が凝縮。父オルフェーヴルならスタミナも十分で、血統面から3番手評価

有力馬短評

ジャスティンパレス
 前走は阪神大賞典で上り34.2の楽勝と中長距離での決め脚を見せた。父ディープインパクトは京都得意で、鞍上ルメールという安心感もある。人気する気持ちはわかるが、阪神大賞典はスロー過ぎて実質2400mのレース。春天を勝てるほどの真のステイヤーには見えなかった。

ボルドグフーシュ
 
3勝馬の身ながら、G1含む重賞で3回連続2着と素質を開花。ただし、血統的にはステイヤー色が薄く、今回の舞台では疑問視。昨年の菊花賞の見立ては、「アスクビクターモアという1頭のステイヤー対その他17頭の中距離馬」。

メロディーレーン
 完走祈願。

アイアンバローズ
 メジロマックイーン譲りのスタミナがあるのに、折り合い難で長距離が苦手という取り扱いの難しい馬。タイトルホルダーの逃げで展開が引き締まってくれれば、勝ちに行かなければ3着はある。でも坂井騎手だし勝ちに行くだろうなあ。

ディープボンド
 タイトルホルダーとは勝負づけが済んでしまっている。上りが速すぎない展開なら2着はある。

ヒュミドール
 芝走ってダート走って長距離走って中距離走って、また長距離に帰ってきた。どの条件で走るのか、さっぱりわからないオルフェーヴル産駒。能力的には足りていないが、豊マジックで3着ある。

マテンロウレオ
 大阪杯では4着と敢闘しており、今回は後方ぽつんを予想。ハーツクライの距離延長効果で、直線で突っ込んで来て3着ある。

アフリカンゴールド
 逃げ宣言をしたら大外に回された!内枠だったら楽勝だったのに!JRAやってんなあ!

まとめ

 これぞステイヤーと見込んだのは、タイトルホルダーアスクビクターモアシルヴァーソニックの3頭です。

 展開予想としては、基本的にはタイトルホルダーが一人旅で悠々と3馬身差で勝つと思ってます。

 本質的な長距離適性を問われる流れとなり、先行勢でついてこれるのはアスクビクターモアだけ。中団から差し脚を伸ばした半馬身差の3着に、シルヴァーソニックというシナリオです。

 ジャスティンパレスやボルドグフーシュは人気を集めていますが、自分から動いて勝つには多分スタミナ足りません。

 反対に、ヒュミドールやマテンロウレオといった人気薄に乗るベテランは、こすっからく着を拾いに来そうです。


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 メジロマックイーン対トウカイテイオーの天皇賞・春が、競馬に関する最初の記憶。母がテレビ観戦しているところを、興味なく横目で見ていた。レース後、母は嘆いていたから、トウカイテイオーを応援して馬券を外したらしい。

 数年後、ウイニングポストやダビスタに触れ、本格的に競馬に目覚める。ナリタブライアンからディープインパクトまでの時期に熱中。一番好きな馬はヒシミラクル。2022年には牧場まで出向き、十数年越しに初めての対面を果たした。

 ディープインパクトの引退と時期を同じくしてプライベートが忙しくなり、しばらく競馬から離れる。それでもオルフェーヴルの凱旋門賞チャレンジは、リアルタイムでテレビ観戦した。

 ウマ娘ブームをきっかけに本格的に競馬に帰還。以後、予想記事を書いたり、血統を調べたり、牧場見学に行ったり、一口馬主になろうとしたりと、競馬が趣味の中心となりつつある。

 犬と馬が好き。

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