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初めての月命日

4月末、娘を出産して、亡くして初めての月命日でした。
月命日に合わせて水子供養をしてもらいました。
旦那さんの実家はまだお墓がない兼ね合いで
納骨はせず手元供養にしていましたが
水子供養だけはしてもらおうと、予約をしていました。

娘の月命日は1日雨予報だったのですが
当日は雨は降らず、日が差す時間帯もあり
さすが、旦那さんに似て晴れ女だなあと思いました。

水子供養をお願いしたお寺は電車で行く距離にあり
1ヶ月以上ぶりに電車に乗りました。


水子供養をしてくださったお坊さんは
お子さんが4人いるうち、上2人のお子さんを私たちと同じように後期流産で亡くされたらしく
私たちの気持ちに寄り添ってくださいました。

「元気に産まれることはできなかったけど
 何年経っても、私たちは家族であることに変わりない。
 亡くなった子供達は、私たちと一緒に今も生きてるんです」

という言葉に涙が止まりませんでした。


水子地蔵にはたくさんのお花やお菓子、おもちゃが供えられていました。
同じように子を亡くされた方が、手を合わせに来ているんだろうなと思うと
悲しい思いをしているのは私たちだけじゃない…


供養してもらってから、
すれ違う妊婦さん、赤ちゃん、ベビーカー、マタニティマークを見たときに
感じ方が妊娠前に近くなったような気がします。

流産したばかりの時は、私は元気な子を産めなかったと悲しく思うことが多かったのですが
今は良い意味で、人は人、うちはうち、
娘は私と一緒に生きてるんだ、と思うと
悲しい気持ちが和らいだ気がしています。
供養は生きてる側の人のためでもあるのだな、と感じました。


最近は妊娠前とほとんど同じような体調に戻ったので
時間がある時に散歩をしています。
娘を産んだ病院まで、往復1時間を歩いています。

破水して羊水がなくなっても心臓を動かしてくれた
痛みが怖かった私を気遣ってくれたのか
ほとんど痛みなく出産できた、私を守ってくれた

娘を亡くした場所でもあるけど
それ以上に娘が小さな身体で一生懸命生きた場所でもあるので
今はパワースポットのように感じて、病院をゴールに川沿いを歩いています。


娘の気持ちを尊重して、私も一生懸命生きたいと思う。

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