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タニタ製ツインスティックを自分でメンテナンスしたい人のhow to

はじめに

タニタ製ツインスティックは保守部品が通販されているのでソレを購入することで自分でメンテナンス(破損したレバーユニットの入れ替えなど)が可能になっています。
が、そういった作業を見据えた際に
・揃えておいた方が良い工具
・メンテナンスで使うグッズ
・メンテナンスの利便性を考えた時の小ネタ
などがイマイチ充実してない感があるので、その辺まとめてみましょ。

おことわり

自身でメンテナンスを行った場合、タニタ社、並びに三和電子社からサポートが受けられなくなる場合があります。
自身でメンテナンス作業に臨む場合、「自己責任」にてお願いいたします。
本稿を参考に作業された上での破損等について、当方は一切の責任を負いません。

要は、
ミスったから弁償しろとか言われても

「いや、知らんし」

って言うことしかできんので、よろしくネ。

動画もあるよ

https://www.youtube.com/watch?v=4CIa4rG30qU
前にタニタツインスティックのレバーユニット交換した時の配信アーカイブ。
タニタツインスティックの中の人から「観てる」って言われた時は「ッー!!!」って思ったけど、今の所お咎め無いので見逃して貰えたんでしょう。たぶん。

揃えておきたい工具類

【プラスドライバー】

兎にも角にもコレが無いと本体を開けられないので、必須 of 必須。PH2ってサイズを用意しましょう。
下手すると100均とかでも手に入るけど、工具セットとかに入ってる、先っぽの付け替えが効くドライバーで調達しておくと後々イイコトあるかも。
私は知人の結婚式の引き出物で渡されたカタログギフトで貰ったやつを愛用。
プラス、マイナスドライバーとペンチがイッパツで手に入るのがポイント。

あと、Twitterで色々眺めていて「当たり前」だと思ってて書いて無かったのがあったので補足。

プラスネジは、『ドライバーを押し付けながら』回すのが基本です。単純に回すだけだとネジ山をナメる(ドライバーの先っぽで削る)リスクが跳ね上がります。

ネジとジャストフィットのドライバーを用意する&『押し付けながら回して緩める』をガン守りしましょ!

【グリップの留めネジ外し用のドライバー】

グリップを留めているネジは、通常のプラスではなく、特殊ネジ(いじり止めトルクス)で留まってます。

いじりどめネジ

コレの左のヤツ。星型で、真ん中にポッチがあるやつ。

サイズはT20と呼ばれているサイズ。
柄付きドライバー単品で売っているものもある反面、プラスドライバーを先っちょ取り換えタイプで調達して、先っちょ(ドライバービットとも言う)だけ調達すると収納スペース面で有利取れます。
これも無いと詰む系のやつなので、ホームセンターとかで調達しましょう。

【ペンチ、もしくはラジオペンチ】

三和さんから、レバーユニットの分解メンテ用にメンテセットが発売されたので、それの組み付けとか、レバーユニットを分解してグリス塗り直しをする時に、Eリングを外すのに使います。
http://www.sanwa-d.shop/shopdetail/000000000052/
の視力検査の輪っかみたいのが「Eリング」。
ペンチは無くても死なないけれど、自分で自分のツインスティックをメンテするのであればあった方が良いです。

レバーメンテガチ勢になりたい人向けの工具

ここから先はマジで色々ガッツリやりたい人向けに、この辺あれば困らないよっていう系の話です。
通常の(?)メンテをやる分には無くてもいいやつです。たぶん。
ツインスティックを自分で作るぜ!ってなる時には無いと死にます。おそらく。

【半田ごて】

電線をモゴモゴする時に使います。

【圧着ペンチ】

圧着ペンチ

こういうの。電線に端子をくっつけたり、電線の被覆(ゴムの覆い)を剥くのに使います。

その他メンテグッズ

【グリス】

ツインスティックのレバーユニットの動きを滑らかにする&部品同士の擦れによる摩耗を防ぐ目的でグリスを塗ります。
ミニ四駆民ならお馴染みと思いますけどね。
私が使っているのはコチラ。信越化学工業 G-501 シリコーングリース。
アケコンのレバーユニットなんかにも使われています。
https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-4GEA%EF%BC%89#
ホームセンターとかで類似品を購入する際は、「樹脂(プラスチック)に塗っても大丈夫なやつ」を調達しましょう。
金属用グリスの一部はプラを侵食して、割れの原因になります。
よくわかんないって人は信越グリス買っておきましょう。

【ウェットティッシュ】

グリスで手がべたべたになった時用。

メンテナンス作業の利便性向上の小ネタ

ここからは「次回以降のメンテナンスを楽にする」小ネタを取り上げます。

【グリップ留めネジの交換】

前述の通り、グリップがT20のいじり止めトルクスで留まっているので、次回以降はプラスドライバー一本で開けられるように、ネジを換えておきます。
ホームセンターに行くと、ネジのばら売りコーナーがあるので、そこで
M4×8ミリ、ナベ小ねじ
を最低12本、調達します。
材質はユニクロ、もしくはステンレスが置いてあることが多いかと。
ステンレスの方が錆びにくいです。
スプリングワッシャー(1巻きバネみたいなやつ)も同時に購入するのであれば、同じくM4サイズで調達しましょう。素材もネジと同一にすると吉。

【筐体ケースを閉じるネジの交換】

タニタツインスティックの筐体を閉じるネジは、出荷状態だとプラスドライバーで開けるタイプのネジですが、見栄えの点(だと思う)から平たいネジが採用されています。
が、このネジ、ドライバーで開ける際に慎重に作業をしないとネジ山をナメる(ドライバーの先っちょで溝を削ってしまう)危険があります。
これを受け、手回しタイプのネジに差し替えてしまうのもアリでしょう。

ユリヤネジ

こういうの。
M4サイズ ユリヤねじ(化粧ねじと言う商品名の場合もアリ)
を7本、調達します。
持ち手の部分は樹脂なので、適切な塗料(樹脂の種類と、塗るのに適した塗料の組み合わせがあります)で塗ってワンポイントにするのも面白そう。

プレイ時の利便性向上(フォース限定)

OMG勢には全く関係が無く
オラタン勢は□ボタンがスペシャルなのでやはり関係が無く
しかしながらフォース勢にとっては
□ボタンがレスキュー
△ボタンが味方指示
OptionsボタンがOptions(試合前の準備完了)
という配置が、気に入らn・・・もとい今一つ。

ここまで来たら、これもなんとかしちゃいましょう。

本体を開けて、

味方指示差し替え

△ボタンと、Optionsを入れ替え(中央部の〇×△□用のケーブルが、帯みたいのでひとまとめになっているので、それはニッパーかハサミで切って、電線をバラします。電線切らないよう注意!!!!!)。
ボタンのスイッチに刺さってるコネクタは、出っ張りを指で押しながら引き抜く感じで外れます。

差し替えたあとは、ゲーム内のボタンセッティングで
△:味方指示
□:レスキューダッシュ
と変更しましょう。

これで
レスキューダッシュ:□ボタン。ゲーセンと一緒のいつもの位置!
味方指示:Optionsボタン(の所に差し替えた△ボタン)。これもいつもの位置!
となります。
入れ替えに伴い、試合開始前のReady用Optionsは真ん中上の△ボタンに変わりますね。

ゲーセンのフォースを知らず、家庭用からの人も暴発目的&元々味方指示ボタンが上記の位置にある前提でシステムが組まれていると思うと、やってみても良いカモしれませんね。

プレイ時の操作性向上(一部プレイヤー向け)

稀に耳にするのが、「タニタレバーだと前バーチカルが失敗する、入りにくい」というもの。

これ、多分ですけどゲーセンのバーチャロンに慣れ親しんでいる人ほど出やすいかもしれません。

原因は、業務用デラックス筐体は、奥から手前にかけて、コントローラー部が傾斜しているから。

前ターンが出にくい!って人はツインスティックを置くときに奥側に厚めの本とかを挟んで、レバーが傾くようにすると良いカモ。

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