私家版・折る前のツインスティック扱い方講座
【趣旨】
折角大枚はたいて手に入れたツインスティックな訳ですから、出来る事なら壊したりしないで、長い事、かつ、上手く使えるようになりたい!ってのが世の常でしょうね、ということで「ツインスティックの構造」とか「構造から逆読みする、『壊し方』」を押さえておくことでイイ感じにやってきましょ、ってことで。
あとはオマケとして個人的な握り方辺りを書き記しておこうかと。
【前提】
タニタ製ツインスティックをベースにしますが、基本的な考え方はセガサターン用、ドリームキャスト用、XBOX360及びPS3用も似通っていると思います。
【構造】
超ざっくり、こんな感じの絵になってます。
で、倒し込んで入力が入る時の絵がこんな感じ。
この絵だと最後までキッチリ倒さないとスイッチがOnにならないように見えますが、実のところそんな事は無く、タニタツインスティックの場合だと
倒し始めを1~Maxを10として4くらいまで:スイッチOff
倒し始めから5くらい:スイッチOn
※耳をすませてそーっと倒してみましょう。半分辺りでカチって鳴るんで。
6~9まで:スイッチOn状態を維持、余白
10:倒し込み限界。鉄芯がユニット本体に当たって止まってる状態
って感じになってます。
要は
最後まで倒さなくてもスイッチは入ってる
と言う事。
6~9の段階で倒し込みを止められると、そこまでガコガコ言わないはず。
※スイッチがカチカチ言うだけ。
逆に、常時10(特に慣れない内は力が入り過ぎて13くらいなのかも)が続くと、レバーユニットがガンガン摩耗しますよーってお話に。
常時6~9で止められている完璧超人はそうそう居ないと思いますが、10のフル入力の頻度をどれだけ抑えられるかが長持ちの秘訣なのかもしれませんね。
【壊し方講座】
タニタツインスティックの破損例は大きく分けて2つがあって、
①:レバーユニットの樹脂部分が割れる
②:レバーの鉄芯が折れる
が今の所観測されています。
※お茶こぼして基板が死んだ、とかはカウントしない
~①:レバーユニットのプラ部分が割れる~
構造的に考えられるのはこういうこと
先程の入力パワーで10を超える力を常時かけると、鉄芯を通じてテコの原理で外枠のプラ部品に負荷がかかり続けます。
それで、負荷が限界を超えると割れる、と。
前/後ろ入力でそこまで力がかかる、というよりは左右系が原因になりやすいかなー、と感じています。
なので、コレ起因の破損を防ぐには、
①ジャンプ&ジャンプキャンセルは優しく、素早く、6~9の所で済ませられると優勝
②顔真っ赤になってもレバーにパンチしない
③(番外)レバガチャを強要してくるオラタンのライデンとは対戦しない・・・ってのは流石に冗談ですが、割と洒落にならんよなー、とも思う昨今。
辺りが肝要ではないでしょうか。
~②:レバーの鉄芯が折れる~
コレは原因が多分2通りありそうな感じがしています。
=考えられる原因・その1=
プラ部分が割れるのと同じ理屈。13とか15とか、超パワーでレバーを倒し込み、鉄芯がそれに耐えきれず折れる。
プラが割れるのが先か、鉄芯が折れるのが先かタイムアタック。
=考えられる原因・その2=
レバーグリップが左右からネジ留めされ、ガッチリ固定されていることもあって握り方が不適切だと、ダメージが鉄芯に直で伝わります。
で、不適切な握り方って何?って言うと
捻じってないです?
という事。
特にグリップを全握力で握りしめての斜め系入力。
結構ヤバい感じに捻じり方向の力がかかります。
没入感的な意味で、ツインスティックは握りしめてナンボでしょ、ってのは解る反面、変な風に力が入っていると操作は上手く行かないわ、操作が上手く行かないから勝てないわ、レバーは痛むわで良い事まっっったく無いですよ。
そんなに力まなくても、相棒は言う事聞いてくれますって。
ソフトタッチで参りましょう。
【ここまで引っ張っての握り方例】
人によりケースバイケースだとは思いますが、一応オラタンもフォースも勝率50%超えてて、かつ、幸か不幸か今の所1本もレバー折ってない人間の例、ってことで。
~グリップの握り方~
・親指はターボボタンに軽く乗せる
・人差し指はトリガーを軽く押さえる
ようにして、手のひら全体で『軽く!!!!』握ります。
ターボボタンの上に親指が乗っていないせいで、ダッシュ/(オラタン以降)ターボ攻撃がワンテンポ遅れる人をちょいちょい見ているので、誤操作のリスクはありますが、せめて良く使う方の親指くらいはターボボタンの上に乗せたいところですね。
稀にトリガー中指派がいますが、私は人差し指派なので、中指派の人は同志に握り方聞いてください。
あとは伸ばす人は居ないとは思いますが、肘は軽く曲げましょう。
座るポジションとの関係で言うと、自動車のハンドルの握り方と大体一緒。
左右に倒す時は肘から先の腕全体の回転で入れる感じ。
前後に倒す時は肩を使って腕全体を前後+手首の傾き辺りで入れてることが多いです。
それで、斜めは↑の組み合わせです。
【さいごに】
とは言っても壊れる時は壊れると思いますので、あんまり気に病む事はせず、予備部品調達して取り替えるなり、修理に出すなりしましょう。
でも、レバー操作の音が危ない人は本当によろしくない音がしているのと、レバー操作音が大変な事になっているけれど何故か強い人、ってのは見たことが無いので、上達における何かの助けになれば幸いです。
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