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アイコンタクトと犬

このお話は、科学的に証明されてません。あくまで僕の仮説。

複数のカップを伏せて、どれにオヤツが入っているかを犬とチンパンジーで比較した実験があるそうです。

犬が嗅覚で見破らないように匂い付けしたカップを使い、試験者が正解のカップを指さします。
指さしの意図がわかれば正答率は高くなるわけです。
このテストの結果、チンパンジーが犬より高得点を取りました。

次に、指さしをやめて、試験者が正解のカップをチラリと目の動きだけで見るようにします。視線の意図がわかれば正答率は高くなるわけです。
このテストでは、なんとチンパンジーの正答率が下がり、犬が逆転する結果になってしまいました。

この結果は、犬と人間がアイコンタクトという優れたコミュニケーション手段を持っている事を示しています。

でも、なぜそうなったんでしょう?

この謎を紐解く手がかりとして、犬と人間の祖先や近縁種の目を見ていきましょう。

まずは人間の目

http://happism.cyzowoman.com/images/eye.jpg

次、ボノボ、チンパンジー、オランウータンゴリラ

[チンパンジー]
http://footage.framepool.com/shotimg/qf/167202247-紐-チンパンジー-目-幹.jpg

次、犬の目

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/peco-images/images/257872.jpg

そして狼の目

http://wolfstep.blog83.fc2.com/blog-entry-489.html

どうでしょう?僕には、人間の近縁種は人間と違いすぐに視線の向きがわかる目をしていないように見えます。逆に犬の祖先とされる狼は、白目、光彩、瞳孔のコントラストで見事に視線の向きがわかります。

このことから、アイコンタクトというコミュニケーション手段とそのための目の性質は、人間が犬と出会ったことで、犬とコミュニケーションが取れることが淘汰圧になり、人間に根付いていった性質なのかな、と考えるようになりました。

証明するのは難しいですが。

最後に、数年前にイケメンゴリラとして話題になったシャバーニさんの写真で締めくくりましょう。彼の目はゴリラの中でも変わってて、その彼がイケメンと話題になったのも、なかなか興味深いです。

さよなら

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