見出し画像

我々は地球の代表者か?

僕たち人間には、当たり前のように人類が地球を代表する知的生命体だと思う傾向がある。でも、実際そうであるという客観的証拠はなんなのだろう、と考え始めるとなかなか難しいです。

道具の使用、道具の作成、言語の利用、建造物の作成、他種の家畜化、哲学、化合物の生成、人間の特徴は多々あれど、どれも一つ一つ見ていくと人間のみが持っている特徴ではありません。
上記を全部持っているか否かを条件にすることもできるかもしれませんが、人間があらかじめ持っている性質を並べて、持っていない性質を条件から除外するのは、知性の客観的な基準にはなりません。

文字はどうか?という問いもありうると思いますが、文字が人間にとって有用なのは人間の脳が文字で補完されるなければ性能を十分に発揮できないため、とも言えます。
毛がないから衣服を着るのと同様のことです。

色々突き詰めていくと、僕らが人類を地球を代表する知的生命体だと思うのは、僕らが人類だからだ、というところに尽きると思います。

さて、昨日の宇宙人の話の続きですが、宇宙人と地球人に絶望的な言語の壁があったら、宇宙人にとって人類はコミュニケーションが取れない相手である。

でも、地球内に宇宙人とコミュニケーション能力の互換性が多少ある生物がいたら、ちょっとはお話しできるかもしれない。

そうすると、その宇宙人の基準からすると、人類は地球を代表する知的生命体ではない、となってもおかしくないかな、と思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?