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先輩、後輩という言葉が嫌い

日本の小学生達はとてもかわいい。あどけなくて、年上の生徒に「おにいさーん」「おねえさーん」とついて回ったりする。
ところが、その小学生達が中学に入ると「年上の生徒は先輩」「年下の生徒は後輩」と教えられる。
もう、おにいさん、おねえさん、ではありません。敬語を使いなさい、と。

社会人になってからも、やたらと他人の年齢を気にする人がたまにいる。なんで?と不思議に思っていたら、相手が年下か年上かで、相手への接し方を変えているのだ。
一度、歳を気にするタイプの人にイジワルして歳をずっと教えなかったら、年下には粗暴な口を聞くその人が僕には丁寧な敬語を使いつつ、常に僕の歳を探ろうとしていて面白かった。

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かわいかった小学生達が中学生になった途端にヨソヨソしくなり、ぎこちない敬語を使わずに済むように無口になっていくのを見るのは悲しい。

幸運にも、相手の年齢が上でも下でもなく、学齢が同じだと「タメ」ということになる(語源知りたい)。相手がタメだとグッと友人になりやすくなるらしい。タメなんだから敬語やめろよ(笑)とか言われちゃって、もうタメは治外法権w。

これってすごく勿体無いと思う。逆にいうと同年齢以外はお友達以前に「先輩」「後輩」に振り分けられてしまう。親しい仲でも他の人に「僕の友達」と紹介せずに「僕の先輩」と紹介したりしちゃう。
同年齢の方が友達になりやすい社会構造があるとすれば、それはこういうことである。

一段一歳で刻まれたピラミッド(ピラミッド?)らしいので、自分の段を見つけて我が国にどのくらいお友達になりやすい人がいるか思いを馳せて下さい。

その段以外の人達はみんな「先輩か後輩。友達にはなりにくい」だともったいなくないですか?

くだらないと思いませんか?友達は財産!なのに何でそんな狭い選別をする事になってるのか。
もちろん「私はそんなの気にしない!年齢関係なく誰とでも友達になれる!」という人もいると思いますが、そもそも気にしないのが普通で、気にする必要などはじめからないのではないか?と思うのです。

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