催眠でペインコントロールをした話
私は数年前、事故に遭って右手を負傷した。とはいっても外傷は無く、強い打撲のようなものだ。
1ヶ月ほどは何も触れる事が出来ないくらい痛くて、どうにか左手でフォークを使って食事を摂っていたくらいだ。その間の風呂や身の回りの出来なかった事は元旦那にやってもらっていた。当時事務職だったので、数ヶ月はマウスが握れずずっと色鉛筆でA1サイズの地図を塗っていたw
そのうち湿布+包帯でガードして、直接触れなければ何とか耐えられるくらいにはなったが、寒い時など痛むのでカイロを持っていたり元旦那に暖めてもらったりしていた。そして風呂は元旦那頼りである。
子を生し、離婚してからも手はずっと痛かった。サポーターを買ったりなど色々してみたが、根本的な解決には至らなかった。負傷して5年経ってもまだ治らなかった。どうやっても一般的な鋏を使えないのが一番困った…。
そして催眠脳イキにはまって暫くして、或る方からイリュージョンペインの話を聞いた。
「私、それかもしれない」と思ってそう言った。
流れをお話している時に気付いた事がある。これは確実にイリュージョンペインだし、痛くなる原因も。
手が痛いときは、あいつがいてくれた。
あいつが痛くなくなるまで色々お世話してくれた。
それを忘れられなくて、痛いのではないかと思った。心因性のものだ。
そこまで話したかどうかは覚えてないが、「それはイリュージョンペインだろうね」と催眠で治してくれた。
痛くなくなった。
「また痛くなったらしてあげる」と言われたが、1年以上経った今も痛くない。湿布は色々で使い切ったが、包帯は捨てる事が出来た。
無意識の思い込みってすごいなと思った…。
こういう事をやったのに、催眠でPTSDとか治す人は叩くの? と思われそうだが、やって治ったからこそ催眠は効果絶大で、使い方に気を付けないといけないと分かったのだ。
もし、依存させるタイプの術師さんだったら「俺から離れると痛くなる。だから離れられない」とかも出来る訳で、そういうのは怖いなと思う。幸いとっても良い人だったのでそう言った事は一切無かった。(無いと言い切れる理由は、ここで書くと今後まずいので書けない)
因みに手の痛みを無くした事で元旦那への感情が変化したとかそういった事は無かった。逆に不思議だと思う。
そういう感じ!
思い込みを外すとかそういうのが話題だったから書いた! 恥ずかしくなったら消す!
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