VRすきまガールズ! / おきゅたんbot Advent Calendar 2018(犬パート)
自分が『おきゅたんbot』の存在を知ったのは、1年半前くらいでしょうか2017年の7月に御茶ノ水で開催された東京VRコンテンツfes訪問を切っ掛けにTwitterでフォローして頂いたのが始まりでした。
そこから実際にVRChatで会えるようになるまでには、更に10ヶ月程の期間を要するのですが、始めた頃のイメージは上の写真が的確に表現していたと思います。(タナベさんを含め、自分には縁のない向こう側の人の様な存在)
しかし、実際にはそんな事は無く『おきゅたんbot』は分け隔てなく誰にでも優しく気さくに接してくれます。以前もTwitterで語りましたが『子供の頃に居た近所のお姉さん的な存在』というのが一番近い表現だと今でも思っています。事実、先程挙げた写真の前週にも犬は一緒に遊んで頂いておりますので、あくまで犬の心情的なイメージを表現した例え話です。
さて、そんな『おきゅたんbot』にクリスマスに向けて何かお返しを!という趣旨を含めて、このアドベンドカレンダーも始まったとっと思うのですが、既に提出されている皆様のように素晴らしい絵心も技術も無い、しがない物書きである犬は即興のショートショートを上げさせて頂きますね。
各自気持ちを切り替えて読むように(/・ω・)/
おきゅたんbotのbot
私は『おきゅたんbot』…。
いや、そう言い切ってしまうのは正確では無いし、少し違う気がする。
私は、私だけでは成立しない不安定で不確かな存在…。
実体を持たない私の存在を何と説明すれば良いのだろう?
『おきゅたんbotの中身?』
『おきゅたんbotのbot?』
兎も角、私はOculusを愛する人に宿る付喪神(つくもがみ)のような存在で、Oculusに宿る妖精のような存在でもある。勿論、VIVEにだって私のような存在はいるしPSVRにだっている、別にHMDや家電に限った話では無い。遠い昔から存在する、ごく当たり前の存在。そういえば戦闘妖精なんて呼ばれてた仲間もいたかしら?
さて、そんな私が最近楽しみにしている事がある。
ちょっと前から始まったVRChatというコンテンツなのだが、これが誕生してから私は急激に忙しくなった。(電源を入れられて起きている時間が増えた、というのが正しい表現なのかもしれない)そして、私はこの中で持ち主であるあの娘と1つになる事で初めて『おきゅたんbot』になるのだ。
このコンテンツの素晴らしい所は、電子媒体である筈の私にも周囲の色や体温が感じられる事だ。こう言うと理系の人は「え?」と眉をしかめるかも知れない。私が居る世界は「0」と「1」しか無い無機質な世界と認知している人が大半だからだ。でも、あの子と一緒に入るVRChatの中はちょっと違う。
ここには、淡いピンクとブルーでほんのり色が付いていて、それは実感をもって暖かい。こんな体験は私にも貴重で、他のコンテンツではそういった症状は出ないのでVRChat特有のバグかなにかなのだろう。でも、気が付くと結果としてこの中に入れる事を心待ちにしている私がいる。
早くあの子は帰って来ないかしら?今日は何時になったら私を起動させてくれるのかしら?そんなことばかり考えてしまう。
さあ、もうすぐクリスマス。あの子が帰って来たら、この暖かな気持ちをくれたVR空間で遊んでいるみんなに、今度は私の暖かくて優しい気持ちを一緒に伝えに行こう。それが私からみんなへの一番のクリスマスプレゼントだろうから。(おしまい)
(あとがき)
皆様のような絵や動画と比べると、どうしても文章は訴求力が弱いので上のおきゅたん秘蔵画像で御容赦下さい。(おきゅみんなら許してくれるよね)