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チャンスは自分でつくるもの ~勝負に負けても魂ず~

魂ずチャンネル『魂ずの南国の熱い夜』にて、”魂ずに必要なものはなんですか?” に対しての2人の回答は「人気」。即答でした(爆笑) 翁長さんは「圧倒的人気」とすら言っておりました(大爆笑)

その後コバシさんが「チャンス」と続け、でもすぐに「まあでもそういうのは自分でつくるものだからなあ」と。つくづく真面目な2人です。

本人達も自覚しているほどの ”人気のなさ” なので(爆笑) 投票制のイベントライブにはもっぱら弱い魂ず。『Maho Comedy Show』の配信も投票制でしたが…

”お目当て” 欄に芸人さんの名前を書くとそれも得点に加味されるということだったのですが、私は魂ずが観たくて配信チケットを購入したのでそこには ”魂ず” と入力しました。だがひいき目なし!というのが投票制イベントに投票する側として参加するときの私のポリシー。いくら魂ずでも、おもしろくなければ票は入れないつもりでした。でも結局魂ずに投票。単純に、”おもしろかった” ので。

この配信ライブに関しては、思わずコバシさんの告知ツイートを「魂ず、こういう系にめっぽう弱いです!」と引用リツイートしてしまいました。本当にごめんなさい、いま考えたら本当にひどいし失礼ですが、本当なんだもの!笑 …許してください。

自分の1票が今後の芸人さんの人生を左右するかもしれない、と思うと気が引けてテレビの賞レースなんかでも一切視聴者投票には参加してこなかった私ですが、チケットを買うことによって彼らを応援できるのであれば、と参加してみたのでした。

この日もチャンスを掴めず… だった魂ず。さーくーの「魂ずさんはおもしろいのにチャンスに弱い」という客観的な言葉が胸を突き刺します(笑)

漫才、賞レースといえば ”M-1グランプリ” ですが、これもなかなかチャンスが掴めないんです。

ただ最近思うこと。

漫才師は本当に気の毒です。なぜなら、”漫才やってるならM-1に出ない訳にはいかない” という風潮がある(ように思う)からです。

「優勝したい!」「自分達の実力を試してみたい!」「記念に出場したい!」などエントリーする理由はいろいろあると思うし、理由に正解不正解はありませんが、少なからず「出ないと周りに ”なんで出ないの?” と言われるから」という気持ちを持ちながらエントリーする芸人さんもいると思うんです。そういう芸人さんに対しては、「真剣にやらないなら出るなよ!」ではなく、「本当に気の毒だなあ…」と思ってしまいます。


お笑いって、漫才って、M-1が全てじゃないと思うんです。


なにが言いたいかというと、魂ずが出たいというのであればもちろん出てほしいし応援するけれど、もし出たくないのであれば( ”もし” です!)たとえ出なくても全然構わないということ(彼らの口から ”出たくない” などと聞いた訳ではありません!)。

M-1 何位だったからどうのこうの、みたいにM-1がお笑いや漫才の基準になってしまっていることがなんだかなあ、と思うのです。

”おもしろいのに人気がなくて報われない” でお馴染みの(笑) ネットラジオアプリGERA『魂ずの部室』でのバカ話がおもしろい!って評価されて今よりも世に出るようになるかもしれない。いいじゃないですか、それでも(『こばし盆栽』がバズって世に出るのはなんだか怖いですが 笑)。

あくまで個人的な感想ですが、最近のM-1って、イベントや番組として本当に楽しくなくて(=おもしろくない、という訳ではありません)、2006年あたりなんて、テープだったら擦り切れてるぞ!ってくらい観て、観て、観まくった後DVDにダビングして、それをまた引っ張り出して観たりもしていたけれど、いったん終わって再開してからは、1回リアルタイムで観てその後録画観て、ダビングしてしまい込んで終わり。そんな感じです。

昔みたいな ”M-1ドリーム” がないことについて、松屋町(まっちゃまち。今でも深いお笑いの話ができる唯一の私の中学時代の同級生。本名とは一切関係がない 笑)と話していて「確かに」となったのは、みんなが ”M-1の為に” 活動するようになったから。昔のM-1決勝に出ていた芸人さんは ”いつもやっている漫才で、自分達がやりたいことをやって優勝を狙う!” という感じだったのが、”M-1で優勝する為に” 漫才をつくってそれをやる大会になったから、4分の漫才をやらせたら確実にいちばんおもしろいけれど、じゃあトークは?ロケは?大喜利は?となったとき、M-1だけに照準を合わせて懸けてきたぶん、漫才以外の部分の地盤がないからいまいちドリームが生まれないのではないか?ということ。

千鳥の2人なんて9位獲ったりM-1の結果こそ振るわなかったですが、今じゃ大活躍!本当、M-1だけじゃない。

松屋町とも、昔はM-1後なんてずーっとその話で持ち切りでしたが、ここ何年かは「そんなことよりさ、○○の~」って自分の好きな芸人さんのプレゼン大会になるし、その方がよっぽど楽しいのです(笑)

魂ずは今年がラストイヤー?普段漫才をやっていてこういう風潮になってしまった以上、M-1に出ないという決断はしにくいかもしれませんが、本当は出たくないのに… という気持ちがあるのであれば(あくまで ”仮に” です!)ソウルメイトである私は彼らの意見を尊重するし、むしろ出なくてもいいよ、とすら思っているくらい(笑) もうM-1なんて賞レースやめちゃえばいいのに、って思いながら、でもお笑い好きとして観ない訳には… という義務感でここ何年かは観ているので(笑) 

M-1放送後に、エントリーしていない芸人さんも含めM-1について触れないといけない風潮になっているのもなんだかなあ、聞かれて答えなきゃいけない状況にさせられているのを観るのもなんだかなあ。そんなことより私はその人たちのフリートークを聴きたいのに!あのバカみたいなコーナーやってほしいのに!みたいな(笑)

えらい話が逸れてしまいましたが…!

要するに、”チャンスは自分でつくるもの” という考えが一致している以上、M-1なんかじゃなくても、どれだけ人気がなくても(笑) 魂ずはいつか必ずチャンスを掴めると思っているし、そんな魂ずを信じるのがソウルメイトの役目。掴むまで、どうかねちっこくいてください!笑

それとやっぱり、”そういうの(チャンスなど)は自分でつくるもんだよなあ” って自然に言える、つまり普段からそういう考えを持って活動している魂ずは、お笑い芸人として、人間としてとても素晴らしいし、カッコいいし、そういう人達を応援できるというのはとてもうれしい、ということ。

その後に「若さ」って出ちゃうあたりは本当におじさんですが、愛すべきおじさん達です。

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