『ドンデコルテの新ネタちょっと見せてみろ。俺らもやるし。コーナーもサボるなよ。』 ~お呼ばれ魂ず~

2021.4.24(土) 

神保町よしもと漫才劇場からの配信！

プロダクション人力舎所属の情熱の漫才師・魂ずがお呼ばれ！ つまりドンデコルテ小橋・魂ずコバシの兄弟共演！！！

吉本所属のコンビがドンデコルテから6組続けて漫才の新ネタを披露、最後に魂ず、さらにそこからボケチームのコーナー、ツッコミチームのコーナーという構成のドンデコルテ主催ライブ！

ドンデコルテの小橋さん(以下 ”さーくー”)とコバシさんはあんまり似てないなあ～、と思っていたんですが、漫才中の手の動きとかまあそっくりで！笑 普段は喋り方とか声のトーンも違うし(兄高め・弟低め)見た目もそこまで似ていないのに… やはり兄弟。

魂ずは 「アウェイで緊張する」なんて言ってましたが、まあ関係ないよね！だって魂ずだからね！

ネタはまたブラッシュアップしてどこかで披露されるかもしれないけれど、正直コバシおじさんには多少無理がある設定でした(笑) しかし！！！そこを忘れさせるだけの恐ろしい、魂ずならではのパワーがネタ終盤に近づくにつれ強くなっていって、最終的にはそんなことどうでもよくなりました。おじさんがイチゴの香りのシャンプー使ったっていいじゃない。まだ35だし。いや本当、どうでもよくなるくらいにはおもしろかったのです。スーパーでイチゴ見たら笑ってしまう体になりました。

あと、「サコッシュ禁止」はずるすぎる。「あんなもん何が入るんだよ」はその通りすぎて(私が普段から言っている)、取れそうなくらい首を縦に振りました。

今回も翁長さんからの厳しい意見「お前は魂ずのコンセプトに合わない」が飛び出しましたが、コバシさんの振り向き方が最高でした。ネタだけど「今はじめて言われました」みたいな表情とタイミング。0コンマ1秒ずれたらそれは魂ずじゃないんです。魂ずは、ネタのおもしろさは言わずもがなですが、それプラスタイミングが命だと思っていて(タイミング込みでのおもしろい台本とも言えるのかも)ちょっとの狂いで魂ずじゃなくなる。だから魂ずの漫才は他の人には絶対にできないし、魂ずは翁長とコバシなのであって。

しかし魂ずのコンセプトはどんどん増えていくなあ！覚えきれないぜ！笑 でも絶望を握りしめている魂ずだからこそ、私が絶望の塊みたいになったときに救ってくれているんだなあと思いました。人の痛みがわかる、情熱の漫才師です。

7組のネタが終わり、さーくーMCのボケチームコーナーへ！内容は『リアル脱出ゲーム大喜利』。「各コンビのボケ全員集合～！」というさーくーの呼び込みとともに出てくる各コンビのボケ…

え？翁長さんってボケなの？笑

さーくーにもツッコまれてましたが、翁長さんが「どっちかわかんない人になっちゃってて、僕はボケとツッコミ両方やってるんですけど、相方は ”人”」と言うと、ナベさん(ドンデコルテのボケ担当)が「俺らと一緒じゃん！」と。「ボケとツッコミ両方やってて」ってさらっと言うとか、カッコよすぎるだろ(でも確かに ”どっちかわかんない人” にはなっている 笑)もうコバシは存在してて。それでいいんだから。

大喜利では翁長誕生日サプライズでの雪辱を見事晴らす回答！やっぱセンスあるな！！カッコよかったぜ！！！(誰) あとやっぱり声に特徴あるから映える！目立つ！ニコジョッキーでは「2人の声が似てるからコバシがトーン高めにしてる」って言ってたから、ネタ中では似てるのかもしれないけれど！

ツッコミチームのコーナーは『ツッコミオークション』。いわゆる ”写真で一言” を挙手制で回答していき、いちばんおもしろい回答を出した人が勝ち、振るわなかった場合退場！というもの。MCはナベさんで、兄弟は上手と下手の両端。ナベさんが「こばし！」と当てたとき、画面上は下手側、こばしにーにーが映っていたので「おっ！」と思ったら、さーくーの方でした。「はい！」の声似てるなあ。

…そんでもっと挙手しなさいよにーにー！笑 萎縮せず頑張れよ！そういうところだぞ魂ず！謙虚なんだよ魂ず！そこがよかったりもするよ！もっと前に出ろよ、と強くは言えないよ！とにかくやっぱり今回も印象はよかったよ！さすがだよ！！！

そして回答が振るわず退場させられるさーくー(爆笑) 真っ赤な照明の中連れていかれる我が弟を見て「僕の弟なんですぅ！！！」と叫ぶ兄コバシ。しかし悲痛な叫びは届かず… さようならさーくー…

今回のネタ冒頭自己紹介は特別編！コバシさんがさーくーとの関係性から説明、そしていつもの「翁長と、コバシで、魂ずです！」は、翁長さん。”翁長” しか言っていないのに、コーナー中 ”玄さん” と呼んでしまうさーくー。かわいがられるのもわかる。人気は、ないらしい。

兄相方と同じバイトをするさーくー。

魂ずの知識がものすごくついていることに気づく。

終始、いちばんの若手かよ、ってくらいちんちくりんなコバシ。人って衣装であんなにイメージ変わるんだ、って思いました。10年前の好青年はアホの子になりました。でもそれがネタを成立させるひとつのポイントになっているんだなあ、衣装って大切だなあ。あの好青年が「イチゴ」とか言ってたら不自然すぎるもの。

対する翁長さん、最近スタイルがすこぶるいいです。コバシちんちくりん効果もあるかもしれないけれど、やっぱり気持ちは外見に出るものなのかな、漫才してるときがいちばんキマってる。それかこっそりピラティスはじめたか。

個人的には、もっと小橋兄弟のやり取りが見たかったなあ～、なんて思いましたが、それを求めているのは私だけかもしれない、とも思いました。いや、見たかったよね！？今後に期待していいってことだよね！？次はせび、りーのーねーねーも呼んでおくれ！大内でもいいよ！(まじで関係ない)

共佑にーにー、カッコいいところ見せられたんじゃないでしょうか！？私はそう思います。

あと、自分の兄が魂ずだったらどれだけよかったか、とも… 笑 きょうだいがいない私にとっては、とても羨ましい時間でした！

これからも、ダサくてカッコいい兄であれ！！！