『おれ達バズる気ねぇし!?』 が思い出させてくれた、私の夢
5人のお笑い芸人と1人の声優が繰り広げるYouTubeコントチャンネル『おれ達バズる気ねぇし!?』がとても面白いので狂ったように観ていたら、とあることを思い出したので書きます。
https://youtube.com/channel/UCQ5T0fHBDAq14s3AQbY9Dew
こちらはチャンネル説明欄↓
『笑う犬』シリーズを観て育った人間なのですが、どこかあの頃の懐かしさを感じていたのは、「コントは90年代」というところに隠されていたのか…!
おれバズのチャンネルには『アフタートーク』という再生リストがあるのですが、それを観て、「なんかこの感じ知ってる… 」となりました。
『笑う犬』のアフタートークです。
カツラを被ったりメイクをしたり変な喋り方をして面白いこと(コント)をしていた人たちが、普通の格好をして「あのキャラクターはああだったよね」みたいなことを話しているのが、コントと同じくらい好きでした。
中学生の頃「お笑いの裏方をやるんだ!」と決めて高校を出て、進んだ専門学校のコースは「お笑いスタッフコース」という、よくわからないけど絶対に私の為にあるコースだ、と思ったところでした(詳しくは乱打戦に書いたのでこちらでは割愛します)。
今回おれバズに出会うまで、そもそもこういう番組が少なかったというのもありますが、漫才やコントなど芸人さん単体の「ネタ」を観ることが多かったし、関東のお笑いが好きだからなのか、特に在阪時はお笑いより音楽に興味があったような気がします(こちらも乱打戦で)。
「お笑いスタッフコース」は、「ライブイベント制作コース」「テレビ番組制作コース」「舞台美術コース」のお笑いに特化した部分をとる、みたいなところで、お笑いのライブを創る授業をとり、お笑いの番組を創る授業をとり、コント道具を創る授業をとり… という感じでした。
私生活では音楽のライブに行きCDを買いそれを聴き、学校ではお笑いを創る…
そんな生活でした(物事は言い方でどうとでもなる、美化などいくらでもできる)。
そのまま最前線で活躍!とはいきませんでしたが、いろんな夢を持ちながら卒業した私。
イベント… ラジオ… ライター…
でもついこの間『おれバズ』を観て、感じたんです。
「私はこういうコント番組を待っていたんだ」
と!!!
それはいち視聴者・お笑い好きとしてもそうだし、お笑いの裏方を目指し続けている人間としてもそうでした。
アフタートークに魅力を感じたあの頃と中学生の頃に持った夢が合体して、「こういう番組に関わりたい、こういう番組を創りたい」と…
あれもやりたいこれもやりたい、が、環境や時間、物理的距離など現実的には難しいものであっても、自分の夢のひとつとして持っていて怒られることはないだろう、と思ったのと、その夢を思い起こさせてくれたおれバズには本当に感謝しています。
そして『おれバズ』アフタートークといえば、ひとつとても感動したことがありました。それは私がアフタートークの中でいちばん好きな『服部裁判』(服部さんには申し訳ないけれど)で永田さんが言ったことです。
「ここに映ってないスタッフの方々がいるんですけど(中略)、確実に俺ら以上にこの番組に時間を割いてくれている。そういうところをリスペクトしています。」
学生の頃、授業の一環として何度か校内ライブをやりました。お笑いスタッフコースは「お笑い芸人コース」と一緒にライブをやることが多く、そこで実践的な授業を行っていたのです。
そのとき一緒だった芸人コースの先輩に卒業して何年後かに会ったとき、「ライブのとき俺らの足下照らしたりしてくれてたやんな」(舞台からハケて袖を通るとき、暗くて足下が見えないので演者さんの足下を懐中電灯で照らします)と言われて、「あ、気づいてくれてたんだ」と、とてもうれしくなった、ということがあって、
そこを気づいて言うことができる永田さん…
まじで死ぬほど男前でした。
そしてそれを聞いて大きくうなずくメンバーの皆さんも素敵でした。いい番組は、いい人達で創られている、そう思いました。
そしてその後永田さんにノールックで「もうわかるだろ、お前何やってんだよ」と言われる服部さんも、私は好きです。
これを踏まえて巻き戻しして観てみてください。服部さん、途中から (ヤベェ…) って顔してます(笑)
私のことばかりになってしまったので、メンバー&コント紹介をします!
石川明彦(かつおぶし)▶︎代表作『永田君と石川先生』
おれバズのリーダー的存在。Twitterを見ると何をしているのかよくわからない人ではあるが、「かつおぶし」というお笑いコンビの1人であることは確か。
よねちゃん(かつおぶし)▶︎代表作『三島のじいさん』
恐い役と嫌味な役ならよねちゃんに任せろ!おれバズでは ”よねちゃん” というニックネームでやっているはずが、ほぼ全員から ”米山さん” と呼ばれている。
柘植達大(敏感ファイル)▶︎代表作『柘植ショッピング』など
コント出演数がとにかく多い!『柘植ショッピング』では思いっきりボケ、『iPhone21』ではツッコミ。あと、服部さんの保護者。
服部敬太(敏感ファイル)▶︎代表作『ハッピーマン』
ポンコツ愛されキャラ(たぶん)。合コンでは張り切るタイプ。セリフは基本棒読みで、ものすごく噛む。でもハッピーマンでめちゃくちゃ頑張っている。それはそれは、頑張っている。
岡田雄樹(声優)▶︎代表作『声優岡田』
お笑い芸人以外でコント番組のメンバーとして入る人選びはなかなか重要。私も最初は「なんで声優さんがいるの?」という感じだったけれど、声優岡田を観れば納得せずにはいられない。ハッピーマンの天の声としても活躍。
永田敬介(ピン芸人)▶︎代表作『永田君と石川先生』『iPhone21』
サイコパス。非常に中毒性が高い。なにを考えているのかとか、どこを見ているのかとかが全くわからない。ただ、前述したように、とても心があたたかく人間味のある人。カリスマ。
みなさんもぜひ『おれバズ』観てみてください!
べ、別に観なくていいし!(フリです、観てね!)
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