CeVIO・VoiSona楽譜入力のコツ:④ノートのつなぎ
※この記事は「いぬいぬ流CeVIO・VoiSona楽譜入力のコツ」の 10個目の記事です!
楽譜入力のコツ④:ノートのつなぎ
ノートとノートの間はぴったりつなぎます。
間は開けません。
本当に休む時以外、間、つまり「休符」を入れません。
休符は小さい「っ」(促音)じゃない
わかりやすい例で言うと「小さいっ(促音)」です。
「休符」と「小さいっ(促音)」は別のものです。
もっといえば、休符は無音を指定するものじゃありません。
「音が鳴ってないから同じだろう」と思ってはいけませーん!
ノートとノートのつなぎ部分が開いていると、それは楽譜上では「休符」を意味します。「休符」があると人間はどう歌うでしょうか?
休符の前では、今発音している声を止める
休符が終わる前には、次の声を出すために息を吸う
そう、「小さいっ」を「休符」で再現しようとすると、
音を区切って発音し、そして息継ぎのブレス音が付きます。
CeVIOでは「小さいっ」を意味する「[cl]」という音素があります!これを指定すると自然な「小さいっ」の発音の指定になります。(いわゆる「声門閉鎖」が再現できます)
ノートのつなぎを開ける必要が無いのは「小さいっ」だけじゃないです!普通のノートでも、終わりが音量が小さくなって聞こえなくなったからと言って、ノートを短くする必要はないです。
歌い方が違っちゃいますし、間が長いとブレス音が入ります。だって休符だからね!
歌い終わりにブレスが入るボイス(可不ちゃんとか)だと、ソーテーガイに終わりにブレスが入ります。
だって休符だからね!
休符は無音の指定じゃない
CeVIOソングやVoiSonaでは、
「休符」は「無音」のことを意味しません!
だって休んでるからね!息継ぎぐらいするよね?
こういった勘違いは、CeVIO・VoiSonaのノートを
「音が鳴っている時間の棒だと思ってる」とおきちゃいます。
休符は、あくまで休符なんで、音は鳴ります。
声が出ていなくても呼吸はしているんでブレス音が入ります(唾の音とかはどうなんでしょう…?)。
基本的に、無音はノートで表現しません。
無音をやりたいならVOLとかTMGでできます。
※「小さいっ」の音素[cl]を挟む方法もあります。ただし、「小さいっ」の歌い方になります。
このように、ノートのつなぎは、つないで歌っているならば開ける必要がありません。変にノートのつなぎを開けると、「ノートの長さ」が足りなくなったり、休符の歌い方が挟まるので、変な歌い方になったり、音が破綻したりします。
音素 まめちしき
ちなみに。
内部的には休符は [pau] や [sil] っていう音素で、「小さいっ」(促音)は [cl] です。全然別物になってます。
CeVIOはタイミング情報を.lab形式で出力できます!
これをみるとわかりやすいです!
0 29500000 pau
29500000 30350000 k
30350000 33350000 a
33350000 34650000 pau
34650000 35250000 t
35250000 40200000 a
40200000 49500000 pau
49500000 50350000 k
50350000 53800000 a
53800000 54550000 cl
54550000 55250000 t
55250000 60200000 a
60200000 80000000 pau
※ノートの前後と間の短い休符は[pau]で、長い休符は[sil]みたいです。Sinsyの音素の解説で[pau]や[sil]は「無音」って書かれてますけど、実際には音鳴ってるんで「声が無音」って意味かな?
まとめ
ノートとノートの間はぴったりつなぐ
空白や間じゃなくて休符
休符は「っ」じゃない
休符は無音の指定じゃない
ミニもくじ
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