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CeVIO・VoiSona楽譜入力のコツ:②ノートの位置

※この記事は「いぬいぬ流CeVIO・VoiSona楽譜入力のコツ」の8つ目の記事です!

楽譜入力のコツ②:ノートの位置

ノートの位置調整は1/32以上の粗さのまんまにします。
細かい位置調整はTMGパラメータを使います。
位置・タイミング(や長さ)はだいたいあってればOK! 
ノートの位置はあまりさわらないようにしましょう。

TMGパラメータは実際の子音・母音・そしてその間の「喉の開き具合」を実際の時間(秒)で設定するものです。ホントーの発音のタイミングはこれで調整します。

タイミングや長さは「TMG」で!ノートはNG!!!!

CeVIOの場合、TMGパラメータをいじる前の作業はただの事前準備ですね…。調声の沼に入るための準備体操です。
ちゃんとやっとかないと足がつって溺れちゃうよ、みたいな。なのでとても大事なんだけど、まだ”泳い”ではいません!

楽譜データはあくまで「準備運動」!
本番の調声作業はTMGとか!

それくらいノートの位置にはあんまり意味ないです。だってあれは元の楽譜なんで目安でしかないです!みんな楽譜ピッタリのタイミングで歌わないし、そのタイミングって人によってちがう。CeVIOソングはこのタイミングのブレが再現されて、ソングボイス音源ごとに全然違います。

ぜんぜんちがうよ~~~~

子音・母音によって発音に必要な時間が違うってのは前に書いた通りですが、コレもモチロン影響します。つまり、歌詞によってもタイミングは変わります。同じメロディでも(例えば1番と2番で)歌詞がちがう場合は、タイミングが変わります。

同じメロディでも歌詞が変われば当然!変わるで~

CeVIOソングはそれぞれ歌い方が違うので、ちがうソングボイスのあいだで調声データ(PIT/TMG/VOLとか)が流用できません。
流用できるのは楽譜データ・ノートだけです

なので、流用することを考えても、それぞれのボイスの特徴の歌い方に影響するタイミングをノートで調節しないほうがいいです。
たとえば、可不ちゃん前提でノートで調節しているとそれはIAちゃんには使えなくっちゃうからです。
だって二人とも全然歌い方違うでしょ

ざっくりまとめると、
CeVIOのノートは発音のタイミングを変えるものじゃないです!
wikiにも書いてありますけど、ズレを直そうと思ってノートをいじると永遠にズレつづけます。コワー

ノートの位置でタイミングを調整しようとするのは「賽の河原」です…!

クオンタイズ制限は短さ制限

ちなみに。

CeVIOソングやVoiSonaのクオンタイズが荒いのはノートの長
さを短くしない為の制限が主な原因だと思います。

というのも…、実は…、プロパティでtickの数をいじったり、CCSファイルの中身をいじったりすると、
実は1/32以下の細かい位置が指定できちゃうんですのよ、奥さん!

実際に、いぬいぬの自作ツールの「NodoAme」ではクオンタイズ無視したノートの位置になってます。しゃべりにはクオンタイズなんて概念はないので、これは実際の発音の時間で指定しています。

クオンタイズ無視した位置と長さでも実はすぐにおかしくなるわけじゃない!

クオンタイズを無視しても、別におかしな発音で合成されたりはしません。単純に位置がちょっとずれるだけです(前後にノートが近いと発音変わっちゃいますけどね)。

…CeVIOのクオンタイズ制限は短さ制限だけだってこと、
わかってくださいましたこと?奥さん?

まとめ

  • ノートの位置はあまり触らない。次の作業へ

  • CeVIOのノートは発音のタイミングを変えるものじゃない

  • ボイスや歌詞によってタイミングはバラバラ

  • ズレをノートで直そうとすると永遠にズレつづける

ミニもくじ

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