見出し画像

【デュエプレ】ドロマーウェディングゲート解説【ND1689】

0.はじめに

 初めまして、イヌ科と申します。
 鬼丸覇カップからデュエプレ復帰したのでデュエプレ界隈ではマジで初めましてです。一応紙でDMGP9th優勝したことあるので知ってる人は知ってるかもくらいの認識でいます。

 復帰後ラダーを走るつもりはなかったんですが、4月初頭に出てきた【ウェディングゲート】系列の安さに感動。(SR次元なしで作ることもできます)
 さらにテンプレートもいまいち確立されていないデッキタイプということでめちゃくちゃ擦ってしまった結果、思わずラダーの海に潜り込んでしまいました。最深1689まで…

 《祝儀の堕天チャーマジュン》とかいうオリカを手にした【ウェディングゲート】、紙のE2時代には環境に掠りもしなかった認識でしたが、デュエプレでは【青単リキピ】を受ける筆頭デッキとして使用者が増加。特にTimberさんの青黒型はセンセーショナルなものだったと思います。
 それに対抗する形で出てきた日食さんのドロマー型が今では主流になっていると認識しています。

 日食さんのドロマー型を基盤として1週間ほど調整して、一旦自分なりにこのデッキタイプの結論が出たので今回思考整理も兼ねて記事としてまとめていきたいと思います。

 ちなみに僕はほぼ毎日YouTubeで配信も行ってるので気になった方は配信も見に来てくれると嬉しいです!
 というかこの記事の目的ほとんど配信への導線です!故に全文無料!


1.基本情報

1-1.なんで【ウェディングゲート】強くなったの?

誰?

 紙ではパッとしなかった【ウェディングゲート】系列のデッキですが、デュエプレ運営によって謎のインチキカードが生成されてテコ入れされました。《祝儀の堕天チャーマジュン》のことですね。
 ちょっと長いテキストですが、端的に言うと《コッコ・ルピア》が2ドローします。は?

 しかもこの《コッコ・ルピア》、なぜか次のターンに《ダークネス》に綺麗に繋がるし、その《ダークネス》は《スケルトン・バイス》を撃ちながら9000スレイヤーのビッグボディを盤面に残します。マジで意味がわからん。
 《コッコ・ルピア》の癖して同名カードも1コスト軽減するので、3枚引いたら5ターン目には3体出てきて闇エンコマを6軽減します。ちょっと何言ってるかわからない。

 展開能力、継戦能力の2つを兼ね備えたこのバカカードによって、《ウェディング・ゲート》のカウンターに頼らずとも自分自身でゲームメイクを行うことが可能なのです。


1-2.青黒とドロマーどっちがいいの?

 青黒型が登場した後にそれをチューンアップする形で現れたドロマー型。
 ぶっちゃけどっちの方がいいの…?とお困りの方は少なくないと思います。

 僕個人の考えでは、今の環境ならドロマー型の方が無難です。
 理由は単純、青黒型はドロマー型に対して勝率を落としてしまうから。

 その最大の理由、それはドロマー型に積まれた《墓守の鐘ベルリン》の存在です。

デュエプレでようやく使われ始めた
紙だとめっちゃ強かったのに…

 《ダークネス》が刺さらないのは勿論のこと、テンプレートの青黒型だとこのカードを突破する方法が《インザラブ》の全体除去効果しかないくらいに強烈に突き刺さります。
 ちなみに《インザラブ》の除去効果はミラーマッチだと相手のエンジェルコマンドを破壊できない点で積極的に使いたい効果ではないです。相手の《チャーマジュン》を撃ち漏らした返しに《スパーク》を撃たれるだけで負けてしまいますからね。
 《陰謀と計略の手》あたりの除去カードも軒並み腐ってしまうほど、このカードが1枚立つだけで青黒型デッキ内のカードほぼ全てが機能不全に陥ってしまいます。

 【ウェディングゲート】ミラーはこのカードを中心に攻防が繰り広げられるため、《墓守の鐘ベルリン》を積めるドロマー型にすることがミラーを制する第一歩、ともいえるでしょう。


1-3.ライオネルカップのND環境

 まめ#BEANSさんが運営している集計結果を見つつ、この環境の主要デッキと特徴を確認していきましょう。

【青単リキピ】…ビートデッキ筆頭。受けが弱い【ビッグマナ】系統に対して安定して勝ち越せるのが魅力。
【ウェディングゲート】…受けコン筆頭。割と何とでも互角に戦えるのが魅力。
【シータ刃鬼】…ビマナ筆頭。ぶっ壊れ《メイ様》を獲得したことで環境トップかと思いきや【青単リキピ】に弱くてそうでもない。回ったときは圧倒的。
【黒刃鬼】…ハンデスと《偽りの王 ヴィルヘルム》が魅力。
【白緑アガサ天門】…超強力クリーチャー、《アガサ》による早期制圧を目的としたデッキです。

 大体こんな感じ。
【ウェディングゲート】は先述の通り、環境デッキ相手には何に対しても互角に戦えるのが魅力です。
 今回紹介するリストはその器用さを最大限生かしつつ、デッキパワーをできるだけ引き上げることを目的に構築しました。

 前置きが長くなりましたが、デッキリストに移っていきましょう。


2.デッキリスト

 配信で回してるリストもほぼこれ。特徴的なところでいうと《デュエマの鬼!キクチ師範代》の不採用、《ザ・ストロング・ガード》の3枚採用、《超次元シャイニー・ホール》の3枚採用でしょうか。

《ガード》3枚目、次元の《シャチホコ》に関しては他に強いカードがあれば変更しそう。


3.基本プレイ解説

 カード解説の前に、大まかな大局観を掴んでおくほうがデッキへの理解が深まる気がするので先に対面に依らない基本プレイ方針を記載します。

3-1.《チャーマジュン》+《ダークネス》による制圧

 メインプラン。まずは5ターン《ダークネス》を目指して《おつかい》や《チャーマジュン》をプレイしていきましょう。
 制圧が完了したら速やかに6打点揃えて《ガガアルカ》でトリガーを封殺したうえでぶん殴りに行きます。

 相手の速度が速い、制圧が難しい場合はプラン2に切り替えます。

3-2.《ウェディング・ゲート》カウンター

 制圧が叶わない場合はリソースを保持してトリガー《ウェディング・ゲート》でのカウンターを目指します。
 《おつかい》で全力でデッキを掘ったり《陰謀》で細かく時間を稼ぎ、手札に《ガード》《ゲート》《インザラブ》《ダークネス》のハッピーセットを揃えれば素の盾に頼らないカウンターの構えが成立。
 環境デッキでこれをケアできるのは《「祝」の頂 ウェディング》を採用したビッグマナだけで、《「祝」の頂 ウェディング》の採用枚数も多くはないし出されてもたまになんとかなったりします。

これを踏まえた上でカードを個別に見ていきましょう。


4.採用カード解説

《墓守の鐘ベルリン》×3

どう見てもハンターの見た目をしていない

 主に【ウェディングゲート】同型、【黒刃鬼】に使用。
 ハンデスを擁する相手に対して出すだけで強烈な牽制となります。

 このカードを使う最大のポイントは、自分の動きと相談しながら最も刺さるタイミングまでキープすることです。
 最も刺さるタイミング。それは相手がハンデスカードを撃つ直前です。

 それまでは相手視点だと《ベルリン》がない前提で動くので、手札に《ダークネス》《ガチンコ・ジョーカー》などのハンデスカードを抱えた状態で動きます。
 そのタイミングで《ベルリン》を出してあげると、一瞬で相手の手札の一部が死に札に早変わり。実質的な大量ハンデスを行うことができます。

 もちろん自分の動きとの相談になるので、具体的に言うと3ターン目以降の動きを《おつかい》⇒《チャーマジュン》⇒《ダークネス》で固定したい場合は2ターン目に置くこともあります。
 なんにせよ、《特攻人形》のような軽量ハンデスが見えていない状況下であれば2ターン目にハンデス対策として出すのはあまり効果的でない、ということですね。

 先攻時、リソースに余裕があるときは1コス《メイ様》の前に出して変身を妨害することもあります。

 また、【青単リキピ】相手には軽量ブロッカーの《墓守の鐘ベルリン》が効果的に見えますが、2枚目以降はリソースをいたずらに捨てるだけであまり有効に機能しません。
 対面解説の項で詳しく説明します。


《ザ・ストロング・ガード》×3

ホワグリがよかった

 大局観2のとき、《ゲート》を確実に踏ませるためにシールドに仕込むカードが必要となります。
 ドロマーカラーで採用できるものの中で最も汎用性が高いのがこの《ザ・ストロング・ガード》となります。

 一見汎用性が高いカードには見えませんが、このデッキにおいては3枚投入するほどにメインプランに組み込まれているカードです。
 採用枚数を3枚まで増やすことによって、【青単リキピ】相手に1枚目を引き込みやすくする、【ビッグマナ】相手に序盤にマナに置きやすいなどの利点が見込めます。


《コアクアンのおつかい》×4

これほしい(多分無理)

 ドロマーカラー最強ドローカード。問答無用で4。
 僕のリストだと青単色はこのカードだけ。このリストなら1ヒットしたとき嘆きOKです。

 ドローカードは《チャーマジュン》も存在するので、マナのくっつき方、見れる枚数などでどちらを撃つのがいいか取捨選択することが必要になってきます。


《祝儀の堕天チャーマジュン》×4

だから誰だって

 先ほど解説した通りのぶっ壊れカード。文句なしのデッキコンセプトなので4から動くことはありません。

 注意点は、シールドを墓地に置いてのドロー効果が任意であること。
 素の盾からトリガーを踏ませる必要があるときや効果を使いすぎてシールドが残り少ない場合なんかは効果を使わずに出すことも多々あります。

 特に【ビッグマナ】相手のシールド2枚はかなり危険で、Wブレイカー+1体のジャスキルが簡単に通ってしまうこともしばしば。
 使い過ぎには要注意のカードです。


《陰謀と計略の手》×4

きみ紙のころこんな強かったっけ?

 基本的には【ビッグマナ】などが出してくるサイキッククリーチャーに対するメタカードです。
 汎用性の高さ、ハマったときの強さから基本は4枚採用でいいと思います。

 《ダークネス》での手札制圧が完了したあとは、メインデッキのクリーチャーに対してもお手軽単体除去として成立するので使い勝手は良好。
 対象がいなくても4ターン目にランダムハンデスとして撃つことも多々あります。


《超次元シャイニー・ホール》×3

本日のイヌ科スペシャルスパイスです

 僕のリスト最大の特徴です。一時期2に減らしてましたが3枚に戻したくらいにはデッキの中核を担っています。

 サイキックの項で詳しくは話しますが、まずは《シャイニー》から出るサイキックがこのデッキに欠かせないものになってきたこと。
 何より相手のクリーチャーを1体タップする能力。これが《ダークネス》のビッグボディを最大限生かした超強力除去効果になっているのです。

 すごく簡単かつ頻発する例を説明すると、《ダークネス》でハンデスした《永遠リュウセイ》をこれ1枚で除去できます。
 さらに《キル》《アンタ》を立てて次のターンには《チャーマジュン》と合わせて6点パンチ。【ビッグマナ】に対する黄金ルートです。

 従来のリストでは《ダークネス》がただのハンデスカードとしてしか運用できませんでしたが、僕のリストではこのカードとの相乗効果によってそのパワフルボディを存分にふるってくれます。


《聖隷王ガガ・アルカディアス》×3

チートエイリアン~転生したら2コスト軽くなっていた件~

 デュエプレに復帰したてのとき、1番バカだと思ったのこのカード。6コスでこの進化条件でいいわけねえだろ!
 光を入れる大きな利点でもあるこのカード、多くのゲームでフィニッシャーとしての役割を果たしてくれます。

 枚数配分について。2枚にしていた時期もありましたが《ガード》と同じく、序盤に来たこのカードを埋めやすくするために3枚。
 ハンドキープがシビアなデッキなのでこういうカードはマナに置きやすいほうがプレイの指針を定めやすいです。


《ウェディング・ゲート》×4

ジャスティスが出るまでに使われるとは…

 踏ませたいので4枚。
 《チャーマジュン》を擁立できる試合展開の場合はあんまり手札から使わないので結構マナに埋まりがちです。

 このカードの注意点として、1枚目に選択したカードから順番に効果処理されるのを忘れないこと。
 うっかり《インザラブ》の除去効果を使ったあとに《ダークネス》で《永遠リュウセイ》を落としてしまった…なんてことがないように。


《反撃のサイレント・スパーク》×4

初手に1枚だけ見えるとすごい笑顔になれる

 色合わせ………だけかと思ったら実はめっちゃ強かったので4枚入れました。
 役割としては以下。

1.《ガード》+《ゲート》までの時間稼ぎ
 大局観2において、盾から《ゲート》以外のストップトリガーを踏ませることで《ガード》を撃つ時間稼ぎができます。
 特に《封魔ゴーゴンシャック》に遅延されがちな【青単リキピ】相手に効果を発揮します。

2.ミラーマッチの盤面一掃プラン
 【ウェディングゲート】ミラーマッチにおける切り札です。
 後述の対面解説で詳しく説明します。


 まああとは色がマジで強い。初手に来たら迷いなく埋めれる。
 現環境の初手《サイスパ》埋めは99%このデッキタイプです。


《偽りの星夜 オレオレ・ダークネス》×4

出張ハンデスセットとして
黒刃鬼でも使われててすご~と思った

 デッキコンセプト。
 このデッキにおいては《シャイニー》によってそのナイスボディですらもフル活用するので、相手の手札がないときでも出すことが結構あります。


《偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ》×4

紙では盾回収にしか使われてなかったの久しぶりに思い出した

 デッキコンセプト。
 全体除去効果は任意なのでシールドを残した方がいいと思ったときは別に使わなくても大丈夫。

 採用枚数について、一時期3枚を検討していましたが、

  • 1枚目も2枚目も気軽にマナに置きたい

  • 【青単リキピ】などのビート対面に1枚目を確実に引きたい

 この2点から減らしたくない~という結論に到達。ワンチャン減る可能性はあるけど結構嫌な顔しながら減ると思います。


 こっからサイキック。


《時空の喧嘩屋キル》
《時空の英雄アンタッチャブル》

ふたりはプリキュア

 【ビッグマナ】などに速やかなフィニッシュが必要なとき、唯一3打点を生み出せるセットとして呼び出されます。

 《チャーマジュン》《ダークネス》の横に《キル》《アンタ》を置いて6打点は黄金パターン。
 一応紙と違って《母なる大地》があるのでビッグマナ相手の《セツダン》が無敵というわけではないのに注意。

《時空の霊魔シュヴァル》

チェックメイトくん

 主に【青単リキピ】などのビートダウンにトリガー《ゲート》を踏ませたあとに使用。
 覚醒させれば対ビート最強兵器なのでもうあとは気にせずポカポカするだけで勝てます。

《激相撲!ツッパリキシ》

神のカード

 主にミラーマッチで使用。
 ミラーマッチの大局観で書きますが、3000ラインが並びあったところを《シャイニー》《ツッパリキシ》でタップキル、さらに後続の《スパーク》全処理を通す布石にします。

 【ビッグマナ】相手に《ダークネス》で《ババン》をタップキルするために使ったこともある。

《時空のガガ・シリウス》

始めにこいつ見つけた人天才だと思う

 主にミラーマッチの《インザラブ》ケアに使用。
 相手ターン中に相手が《インザラブ》効果を使ったとき、《シリウス》はエンジェルコマンドなので生き残ります。
 返しに《時空のセブ・ランサー》に裏返って、相手は盾0、相手のブロッカーは貫通、そのままダイレクト!Twitterでこのシクテク見かけたときマジで震えた。

 こちらがエンジェルコマンドを立てれずに《ベルリン》だけ立っている展開では、相手の《ゲート》《インザラブ》《ダークネス》にカウンターされてしまう恐れがあるため、《インザラブ》ケアができるこのカードはできることなら入れておきたい。

 あと《キル》《チャブル》の横に立てて《セツダン》覚醒、次のターンこいつに《ガガアルカ》乗っけて6点オラァ!で勝ったことある。

《時空の不滅ギャラクシー》

シャイニーホールの友

 《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》を1枚でタップキルする昭和の動きをするために投入。
 《希望の守り手ファンク》をタップキルすることもあるけど《ファンク》あんまり刺さんないから……

 超暇なときに除去耐性持ちエンコマ欲しいって思ったら出すことはある。

《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》

いつもの

 光ホールの友。リソース枯渇してたらこんにちは。
 《おつかい》《チャーマジュン》が回ってるときはあんまり出てこないです。

《激天下!シャチホコ・カイザー》

ドロハンの友

 《ベルリン》を蘇生したいときに出すんだけど効果に即時性がなくてあんまり使ってない。
 さりとて《勝利のプリンプリン》とかは1回も使ったことないので惰性で入れてます。正直《ガチンコ・ピッピー》でも《鎮魂の覚醒者デス・エイプリル》でもいい。



5.不採用カード解説

《デュエマの鬼!キクチ師範代》

メイ様vsおじ様

 【ビッグマナ】のブースト、【アガサ】の《ミルザム》、【MRC】の《ヴォルグ》に対するメタカード。
 テンプレだと3枚採用が基本になっていますが、僕は0枚で大丈夫だと思っています。

 大きな理由としては、【ビッグマナ】にブーストされても大局観2のルートを採ることで十分な勝率を確保できることがわかったので不採用としました。
 【ビッグマナ】相手以外にはほとんど何もしないカードなので、【ビッグマナ】にも不要となればわざわざない枠を探してまで入れる必要はありません。

《アクア・スーパーエメラル》

特に言うことが見つからない…

 《ガード》の互換。ラダーで青黒型から引き続き投入している方を何度か見かけました。
 《ゴーゴン》に引っかからない点は強いですが、以下の点から採用を見送っています。

  • 盾0のときに機能しない。《インザラブ》効果で盾0のときに効果を発動できないのは致命的。

  • 《おつかい》で回収不可。【ビッグマナ】にロングゲームを仕掛ける際に不自由が生じる。


《超次元ドラヴィタ・ホール》

全然使われてないから元殿堂カードの風格を感じない…

 《シャイニー》の相互互換。
 基本的に回収対象が《おつかい》しかないので効果の発動が不安定なことと、《シャイニー》のタップ効果がめちゃくちゃ優秀なので不採用に至りました。


《西部人形ザビ・バレル》
《光器パーフェクト・マドンナ》

エイリアン ふたりはエイリアン

 前者は気軽に出せるハンデス、後者は《ガガアルカ》の完全ケアに繋がります。
 また、どちらも《ガガアルカ》が乗るので攻めの起点としても優秀です。

 《ガード》の3枚目と差し替えで1枚採用で試していましたが、どちらも役割が曖昧で抜けていきました。
 《バレル》は複数枚採用すると強いと思う。


6.対面解説

 有利不利はしっかり統計取ってるわけじゃないので体感でいきます。

7-1.【青単リキピ】

メイ様環境にならずに済んだ救世主

 微有利

 マナチャージ《アクア・サーファー》とかが見えた瞬間全力で大局観2のプランを最初から狙います。
 手札にエンコマ、《ゲート》、《ガード》を全力で揃えるゲームです。

 相手はこちらの《ガード》を《ゴーゴン》で封じてこようとしますが、先攻《ゴーゴン》1体なら5ターン目に《ガード》をプレイできます。
 後攻時は極力《ベルリン》を立てて相手のビートを遅らせ、5ターン目《ガード》キャストまでゲームを引き延ばしたいところ。
 この際に立てる《ベルリン》は1体で十分です。《ジャバジャック》の攻撃を無視しつつ、横の小粒が殴れないようにするだけで十分なので。

 でも結局ノートリ負けが往々にして発生してしまうので、大幅な有利はついていない認識。天門系デッキの宿命ですね…。


7-2.【ビッグマナ】

バカ

 微有利
 相手の《「祝」の頂 ウェディング》や《サイバー・N・ワールド》の枚数によって相性逆転。

 大局観2に行きそうな準備をしつつ大局観1を狙いましょう。
 《チャーマジュン》が《リュウセイホール》の火力で焼かれるので、そのケアで《ウェディング・ゲート》+《ダークネス》含むエンコマ2体を余裕があればキープ。
 《ダークネス》での制圧が完了すれば速やかに《ガガアルカ》によるフィニッシュを目指します。

 こちらの妨害が間に合わなかった場合は、リソースを保持して大局観2へ移行。
 相手の《刃鬼》による攻めを《ゲート》でカウンターし、できるなら10マナ《チャーマジュン》+《ガガアルカ》でフィニッシュまで狙いたいところ。

 【ビッグマナ】対面において気を付けなければいけないのは《ベルリン》の取扱い。
 なんせ【黒刃鬼】にはキャスト必須ですが【シータ刃鬼】には何一つ役に立たない多色カードです。相手のデッキタイプが判明するまではマナセットひとつが命取りになります。

 相手のマナに黒が見えたらマストキープ、相手のマナに【黒刃鬼】じゃ入る枠なさそうな変なカードが見えたらマナセット、相手の《メイ様》には極力合わせる、あとは手札と相談しつつ極力キープというプレイ方針でやってます。
 この辺かなり感覚。


7-3.【アガサ天門】

ブロッカーついただけなのになんでこんな強くなった?

有利

 【アガサ天門】自体がまだ発展途上のデッキタイプですが、主流の白緑型には有利がついている認識です。

 相手の2⇒4⇒6《アガサ》に対して基本的に速度が間に合わないので、大局観2のプランを見つつ進行します。
 ただ、白緑型は《アガサ》擁立に全てのリソースを注いだ上で《アガサ》の制圧力にゲームメイクを頼っているので、出てきた《アガサ》を《陰謀》で飛ばすだけで有利な展開を作れます。

 《インザラブ》の耐性もなく、シールドに《ゲート》を仕込むだけで相手視点ケアが難しくなってしまいます。
 正直このデッキタイプ自体発展途上なので【天門】側にもう少しやりようあると思うんですけどね……。

 《ボルブラ》とか入った形はきついと思う。


7-4.【ウェディングゲート】ミラーマッチ

ガチのマジでこのマッチのキーカードこれです

 他とは全く違う大局観で戦う必要がある特殊なマッチアップです。
 正直展開のパターン化も難しいし分岐無限にあるし何を書けばいいかわからん。

 なんとなく要点を書きだしてみます。

1.《ベルリン》を出す
 ミラーマッチ最重要カードなので何に変えても出してください。
 相手の《ダークネス》ターンに合わせるのが理想ですが、ドローソースと撃つターンが被るなら無理に後4とかに出す必要はありません。

2.クリーチャーのサイズで上回る
 このミラーマッチ、《ベルリン》《チャーマジュン》の3000ライン、《ガガアルカ》の12500ライン、《インザラブ》の13000のパワーラインが存在します。
 《インザラブ》、《ガガアルカ》などサイズが優秀なクリーチャーを並べて相手のクリーチャーを《サイスパ》で一掃してマウントを取るのが最も太い勝ち筋になります。

 相手も同じようなクリーチャーを並べあったとき、カギになるのが《ツッパリキシ》です。
 《ツッパリキシ》を出している側は《サイスパ》で戦闘破壊をする権利を得ることができるため、通れば一方的にマウントを取ることができます。


 基本は以上2点を狙いますが、早出し《ダークネス》が通って勝つこともあるしマジでわけわからん勝ち方いくらでもあるし……ぶっちゃけ分岐無限なんでわかりません!
 でも考えること多くて楽しいです。《シャイニー》入りのミラーマッチ流行ったらマジで楽しいんだろうなあ。俺だけシャイニー使いたいのが本音ではあるけど。


 最後に、ミラーマッチ時の各カードの使い方を軽く記載しておきます。

《ベルリン》…最重要カード。1枚絶対に盤面に出す。
《おつかい》…手札ジャバるまでは撃つ。
《ガード》…ほぼ使いません。
《チャーマジュン》…ほぼ全部出す。手札ジャバるまではドロー使う。
《陰謀》…ほぼ使いません。相手に《ベルリン》いなかったら使うかも。
《シャイニー》…ほぼキープして適宜有効なタイミングで使う。サイキッククリーチャーの選択肢は最後に。
《ガガアルカ》…最後に1枚使う他、相手の《ガガアルカ》と相討ちを取る目的でも使う。
《ゲート》…たまに相手の《ベルリン》単騎盤面を《インザラブ》《ダークネス》で咎める目的で使う。たまに《インザラブ》早出し目的で使う。
《サイスパ》…タップキル制圧パターンのとき1枚使う。
《ダークネス》…《ベルリン》が出るまではキープ。ごくまれに《ベルリン》を無視して出すパターンあり。
《インザラブ》…序盤埋めるけど中盤引いたやつは結構出す。ボディがでかい。

サイキック
《ツッパリキシ》…相手の《チャーマジュン》をタップキルし、《サイスパ》全処理ルートの布石として頻繁に使用。
《シリウス》…《ベルリン》の横にエンコマがいないときに出す。
《パンツァー》…普通にリソース枯渇してるときに出す。
《シャチホコ》…《ベルリン》が墓地にいるときに出す……かも。あんまり強くない。
 あとは使ったことないです。《シュヴァル》は出すことがあるかもしれない。



7.終わりに

 Timberさんとかばんちきくんとかが自分の手の内を明かした上で勝ってるのかっこいいな~と思うので僕も勝ちたい~!
 《シャイニー》マジで神なので構築に迷ってる人は1回使ってみてください。

 最後に、最近ほぼ毎日YouTubeでデュエプレの配信やってるんでよければ来てコメントもして高評価もしてってください。欲張り!
 あと6月に大阪のライブハウスでLIVEに出るんでよければ来てください。配信者としても名を上げたいけど歌で売れるのが1番なので……
 詳しくはだいたいTwitterの固定ツイートに貼ってる気がする!とりあえず配信来て!

 ということで僕は《ウェディング・ゲート》を盾に埋める修行の旅に出ることにします。それではまたいつか………。


スペシャルサンクス

 昔からの友人、ちゃうせんにちょいちょい意見もらったりしてました。ありがとう…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?