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ウエサクの満月について〜質問への回答


鞍馬山のウエサク祭は5月で、東南アジアのVesak祭も5月の満月だから、秘教徒が言う4月27日の満月はウエサク祭とは違うのでは?同じ質問を複数の方からいただきました。毎年説明してますが、今年は質問が特に多かったのは、鞍馬山のウエサク祭と日程が違うことで、混乱したのでしょう。
では説明しますね。

秘教徒は「牡牛座の太陽の時期に起きる満月が仏陀の満月」とアリスベイリーの秘教本に書かれている説明を採用しています。なので2021年の今年は4月27日の満月が、牡牛座の太陽月の満月として当てはまりました。仏陀は牡牛座との親和性があるーという秘教徒の主張は、牡牛座がイルミネーションー悟りのシンボルーという裏付けがあります。なので秘教徒は牡牛座に仏陀の面影をみて学び、意識を合わせます。

そして仏教徒が採用しているのが「5月の満月が仏陀の満月」です。今年は5月26日が5月に発生する満月ですが、太陽は双子座で起きる満月です。5月をウエサク祭の月と決めた仏教徒の思惑は私は知らないのですが、でも5月ーと指定しておけば、カレンダー上では明確なので混乱は生じないからこそ、大きな集団での認知は楽だろう…と思いました。

どちらが正しいかは、私は知る由もありませんが、あなたが誰と共に祈りを共有したいのか?だと思います。この4月のウエサク祭では5日間、世界の数百人の秘教徒と意識をつなげる瞑想が開催されたので、私にはこの4月のウエサクは貴重な機会でした。でも鞍馬山でするウエサク祭も素敵な儀式です。むかし参加しましたが、心が震えたのを覚えています。

仏教徒としてのウエサク祭りのほうが、自分にはあってるーと思うならば、「五月の満月説」を採用ください。

そして蛇足ですが、京都の鞍馬寺は表向きは仏教にみえますが、戦後は神智学の教えに傾倒して天台宗を改宗、鞍馬弘教を立ち上げました。そのため一般的なお寺では注目しないウエサク祭を大切にしています。よってウエサク祭の日付解釈の違いは、秘教徒と神智学徒の違いでもあるかもしれません。

2021年は四月と五月の二つのウエサク祭になりましたが、2022年は5月16日(牡牛座の満月)ですので、来年は秘教徒も仏教徒も同じ日になります。ちなみに秘教徒は双子座の満月はキリストの満月として、ウエサクと同じくらい大切な瞑想日なので、今年の5月26日の満月も、世界中でやっぱり瞑想しています。違いは意識の向けどころが仏陀か?キリストか?だけであって、平和を願って気持ちに変わりはないのでは?と思います。
回答はそんな感じです😊


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