SIACの学生が東北で活動する社会起業家の取り組みを視察・取材する「社会起業家取材レポ」。今回は、SIA2022卒業生の引地恵さんにお話を伺いました!
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引地恵さんについて
株式会社WATALIS代表取締役/一般社団法人WATALIS 代表理事
宮城県亘理町生まれ。宮城教育大学大学院卒業。大日本印刷株式会社勤務を経て亘理町職員となり、社会教育主事・学芸員として地域づくりや民俗調査に関わる。学芸員時代に民俗学に出会い、地域の文化やそこに住む人々に興味を抱く。亘理町の文化を探求する中で、亘理町に暮らす女性達は着物の残り布で仕立てておいた巾着袋に一升のお米を入れて、お祝いやお返し、手土産にしていたという返礼文化があることに出会う。 そして、亘理町での地域の方々とのやりとりや日々の暮らしを大切にする生き方を見て、「幸せ」とは簡単には手の届かない所にあるものではなく、自身「幸せ」は今ここ(=亘理町)にあると思うように。その後、東日本大震災をきっかけに、失敗を恐れるのではなく、今やりたいことをやる大切さに気がつき、着物のアップサイクルを行うWATALISを設立。活動を通して様々な社会課題に取り組む。
インタビュー
Q:どのような経緯でWATALISをはじめたのですか?
A:何の見通しもないままにスタートしました(笑)
Q:着物のアップサイクルにとどまらず、農業を始めたのはなぜですか?
A:遊休農地が増えつつあるという新たな地域課題に気づいたからです。
Q:農業を始めるにあたって、事前に知識や経験はありましたか?
A:まったくありませんでした(笑)
Q:元の製品より価値を下げて再利用するダウンサイクルについてどう考えますか?
A:アップサイクルと同様に、必要なものだと思います。
Q:「幸せ」とはどんな事だと思っていますか?
A:人とのつながりだと思います。
Q:人生のゴールはなんですか?
A:ここまでできたら終わり、という感覚がないです。
Q:亘理町をどうしていきたいですか?
A:私が町を変えられるわけないじゃないですか(笑)
取材・執筆担当:真瀬水百合・阿部弥琴
編集後記
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