引き際、そもそもその発想が湧きません
副業コンサルタント竹中です。
起業間もない経営者と経験豊かな経営者とは何が違うのか?
先日、とある経営者の方とお話しする機会がありました。
会社員の頃から懇意にして頂いて、相談に乗ってもらっている大先輩です。
その先輩は同業種でもあえて営業をしない会社を見極めているそうです。
喉から手が出るほど欲しい売上の可能性を自らの判断でストップ。
これまでのお付き合いがある会社との関係性を心配してとのことでした。
嗅覚でしょうか?素晴らしい判断です。
また、とある経営者の方はコロナ渦で不足していたマスク需要を見抜き、かなりの利益率で販売しましたがマスク転売悪の風潮が漂う前にあっさりストップ。
在庫ゼロで売り抜け大きな利益を得ました。
底で買わず、天井で売らず。
為替の金言を思い出しました。
この判断も素晴らしかった。
私の友人はipadを法人に導入する商流を掴んでいました。
これは営業先の動きを読んだこと、接客のエンドユーザーにも利用が拡大することを読み、特に地方の会社に営業を掛けていました。
これは昨年までで、その会社の本流でしたが今ではソフト開発に切り換えています。
残存利権を争うと価格競争に巻き込まれるためです。
ipadをフロントエンドのツールとして、アスターのアプリサービスやメンテ契約をバックエンドにした戦略的な切替です。
地方に攻勢を掛けるというのが良いです。
営業コストはかかるがファン化できる可能性が高いと見込んでのこと。
引き際も決めていたのが素晴らしい。
3つの事例は利益も上がり、素晴らしい結果となりました。
スタートアップの頃、撤退、引き際など全く考えられませんでした。
手あたり次第の営業ばかりだった私には全くです。
メインの商流は10年スパンで様変わりすると聞きます。
例え、そうならなくても備えることは必要かと思います。
スタートアップの際には数か月は収入ゼロを見込み、追加投入はしない。
このあたりの決め事も重要となってきます。
起業初期は必要なモノ、良いモノと思って資金を投入しているつもりですが、タイミングや効果の薄いモノを仕入がちです。
物販では特にその傾向が見られます。
引き際が計画に描けることが経営の経験値なのかなと先輩との話で思いました。
私も自身の計画に撤退基準となるフェーズを増やそうと思いました。
人と話をするのはすごく大切です。
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