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【今季はマッテ】インテルプリマ開幕戦を超簡易レビュー

こんにちは!TORAです🐯

セリエA 2024/25シーズンがついにスタートしますが、インテルプリマが一足先に開幕戦を終えました。

全試合は無理ですが今季もぽちぽち追って、どこかでアウトプットできればなぁと考えております。

差し当たり、開幕戦はかろうじて見れまして、せっかくなので少し書いてみようかなと!

●…の前に、念のための補足

本題に入る前に、ご存知の方も多いと思いますが、今季からプリマの年齢制限がU19→ U20に引き上げられました

各クラブのセカンドチームが増加しているとはいえ、トップチームの昇格を果たせなかった若い才能が行き着く宙ぶらりんの状態を少しでも防ぐことが目的。現在、プリマの選手たちがトップチームに行けるのはわずか4%にも満たないとのことです。

●フォーメーション

間違いなく今日はコレ

データサイトでは4-4-2表記であったり…

公式サイトではトパロヴィッチがフル出場を果たしていたりしていますが、真っ赤な嘘です。彼はHTで交代しています、これモッタと間違えてますね。

ザンケッタの番号も上画像では5になってますが、実際はどう見ても4です。適当過ぎw

さらに言うと、試合はTikTokで配信されていましたが、なぜか前半は見れませんでした(健気に諦めませんでした)。ということで後半のみのインプレッションになります。

●後半レビュー

前半は両チーム得点を挙げて、1-1で折り返します。シーズン初得点は10番を背負うクウェート。いいですね、トップチームもラウティでお願いします。HTでクウェートと話題の新星トパロヴィッチは交代、残念。

フォーメーションは4-3-3でこれまでを踏襲。チームは開幕戦ということもあるでしょうが、前任のキヴ時代に比べるとかなり大人しかったですね。

昨季はアンカーのスタンコヴィッチが最終ラインに降りて、代わりに両SBを解き放ち、左はコッキの戦術的ランニング、右はアイドゥの大胆なワンツーで破壊していましたが、今日はSBの攻撃参加がかなり控えめ

というか、全体的にエネルギーに乏しく、ポジショナル味がかなり薄かったです。公式さんも言及していましたが、イタリアも猛暑みたいなので無理が効かなかった、いや、意図して効かせなかったのかも。

ゆえ、フォーメーションを崩すシーンが相対的に少なく、4-3-3を保ったまま戦うようなインテルU20。

戦術的な核となったのは年代ジャンプアップでプリマに名を連ねる17歳のデ・ピエリ

右WGとして起用され、実際に大外に張ることが大半でしたが、タスク的には攻撃的MFといった感じでビルドアップとフィニッシュを繋ぐ架け橋となっていました。

『2倍のデル・ピエロ』かは議論が必要ですが笑、たしかにウィングではなく、セカンドトップとしての才が源流の選手っぽいですね。期待大。

逆サイドはエースと交代したピノッティでしたが、対面のボローニャDFデ・ルーカがめちゃくちゃ良くて封殺されてました。左SBがコッキではなくモッタであった点も痛かったかな、左ははっきりと機能不全でした。尚、コッキは負傷で1ヶ月程度のアウトだそうです。やばし。

とはいえ、後半は終始インテルプリマが押してました。結局スコア動かず、1-1ドローで着地しますが、期待値高めな決定機もあり、勝てた試合と断言できる内容でしたね。勿体なかった。次は勝とうぜ!!!

●選手インプレッション

GKカリガリス
攻守ともにほぼ出番なし。

右SBアイドゥ
大人しかった!らしくねぇぜ!悪くなかったけど、最もポテンシャルや個性を発揮できていない一人だった。

右CBガロネッティ
今季からプリマ昇格。ナイジェリアにルーツを持ち、ドレッドが似合うBlackディフェンダー。THE・素材型といった印象だが、フル出場に値する安定感で及第点以上のプリマデビューだった。

左CBアレクシウ
キャプテンマークを巻いた。ビルドアップでモッタのフォローをし、相手の前プレに屈しない落ち着きはよかったが、ボールの捌きはやり直しに終始で網目を掻い潜ることはできず。

左CBマイェ(66分から出場)
こちらもBlackディフェンダーで素材型。フランス国籍で左利きというステータスも良きで、とんでもない良縦パスを一度魅せる。アイドゥ含め、最終ラインがBlacks3名で埋まるのはインテルらしくなくて、とっても良かったのだ!

左SBモッタ
コッキよりも身体を張れるが、ビルドアップ性能や攻撃性能はハッキリ劣る。特に前者はボローニャの前プレに狙われる温床に。次頑張ろう!

DHボヴォ
ネガトラで相手の攻撃の芽を摘むマークやカバーは好印象だったが、低い位置でのビルドアップ時にモッタ同様、前プレにやられた。引き取ってからのボールの循環が今日の課題。

DHザンケッタ(72分から出場)
まさかの監督と同じファーストネーム(公式がザンチェッタではなくザンケッタ表記で、かつ、実況もザンケッタとしか聞こえないのでこう表記します)。そういや監督ザンケッタは息子いたよな…と思って調べたら、多分違うっぽい。4番を背負うので期待はされてそう。

右IHトパロヴィッチ
前半のみ出場だったので見れず。IHだったのかも不明。

右IHヴェントゥリーニ(46分から出場)
やや低めでビルドアップの根元をフォロー。全体的に悪いとは全く思わなかったが、途中(たぶん監督に)「ヴェントゥ!ヴェントゥ!」って超怒鳴られてた。

左IHベーレンブルク ※公式はベレンブルヒ表記
スタンコヴィッチやアキンサンミロ、ディ・マッジョが去った今、中盤の核は間違いなく彼。機能不全だった左サイドで一人気を吐いた。

右WGデ・ピエリ
個人的MOM。ヴェントゥリーニがやや低めだった分の担保を彼が担っていた。とりあえず預ければ、時間や空間を作ってくれて周囲が上がれる。決定機を演出したクロスも極上だった。が、フィジカルや体幹の弱さは明確な課題。周囲との連携もこれから。

右WGモスコーニ(85分から出場)
デ・ピエリ同様、期待の17歳、超新星。短時間の出場だったが、その中でも存在感を発揮。ボールの晒し方にセンスしか感じない。デ・ピエリというよりもクウェート似、アタッカー。

左WGクウェート ※公式はクイエート表記
今季は名実ともにエースでしょう。シーズン初ゴールおめでとう!見れなかったけど!!!

左WGピノッティ(46分から出場)
対面のデ・ルーカに封殺される。カメラアングルが悪い上、固定で左サイドが奥だったので、最早どうやられたのかも分からず笑。デ・ピエリが生み出した決定機を逸したのも彼だが、あれはボローニャGKが神だったのでしゃあなし。

CFラヴェッリ
ロングボールを収めてからの反転や中盤に降りてからの反転、そこからのロングドリブルはヴィエリを彷彿とさせる破壊力と迫力があり、しかも再現的だった。が、今日はそれだけ。特にボールを持ってから周囲に預ける・周囲を動かすムーブがダメダメでした。しかし、昨季途中から飛び級でプリマに呼ばれており、今季は9番を任され、オフシーズンもチーム内で特に良かった一人との噂。

今季の基本背番号一覧

ここまで書き進めてハッとしたんですが、今季のプリマはマッテオくんやマッティアくんなど、”マッテ”が多過ぎですね。今日だけで5人を送り込んでます。コッキもFWスピナーチェ(スタメンクラス)もマッテオですし、なんとかマッテイレブン組めないものか。

以上!

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