ショパンコンクール

先日第18回ショパン国際ピアノコンクールが開催されました。

公式がYouTubeに動画をアップロードしてくれてるので、コンクールが終わった今でも幾らでも聴き直すことができます。

YouTubeは時間指定urlを簡単にコピーできるので、それを利用して幾つかの自分の好きな箇所を自分用にここにまとめておきます。

とりあえずお気に入りのピアニストであるBruce Liuさん、反田恭平さん、小林愛実さんに限定して、ピアノ協奏曲Op. 11の聴き比べと、彼らの三次予選から一曲ずつ選びます。

ピアノ協奏曲Op.11 第一楽章

ピアノ協奏曲Op.11 第二楽章

ピアノ協奏曲Op.11 第三楽章

②(ここ、Bruceさんと反田さんはドにシャープをつけてるけど小林さんはつけていません。確認できた楽譜だとシャープなしだったのだけれど楽譜によって違うのかな?)

ラ・チ・ダレム変奏曲

Bruce Liuさんの三次予選はライブでは聴いていませんでした。そして、初めてYouTubeで聴いたときも失礼ながら作業用BGMとして流していました。あまり集中して聴いていなかったということになりますが、次のフレーズが聴こえてきたときにはそれはもう驚きました!

これはモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の『お手をどうぞ』ではないですか!!高校生のときに音楽の授業で習ってめちゃくちゃ好きになった曲。

一瞬、Bruceは血迷ってショパンコンクールで間違えてモーツァルトを弾いてしまったのかと疑いましたがそんなはずはありません。

ショパンはなんと17歳のときにモーツァルトのこの曲の変奏曲を作曲していたのです。こうやって自称ショパン好きが知らない曲に出会えただけでも今回のコンクールは大きい収穫があったと言えますが、再度集中してBruceの演奏を聴き直してみるとまじで名演です。そして恐らくこの演奏の最後のポーズの写真が既に至る所で使われていて、めちゃくちゃかっこいいです。彼の優勝に納得できる演奏だと思いました。

ラルゴ

反田恭平さんによるショパンの遺作『ラルゴ』の演奏。この曲も今回初めて知りました。反田さんのこの曲への想いはインタビューからも伝わります。

世界最高峰のコンクールという場で、ある意味では勝つための曲ではないであろうこの曲を私達に伝えてくださり、感謝の気持ちしかありません。

上の協奏曲の聴き比べを改めて聴いてみると、私は反田さんの協奏曲が一番好きです。「40分間、夢が叶い続けた。」

24の前奏曲

三次予選でソナタではなく前奏曲を小林さんは選ばれました。インタビューで一番印象に残っていてステージの上で一番楽しみながら演奏することができたとおっしゃています。

この演奏は本当に鬼気迫る感じで、ライブ聴いて衝撃と感動のあまり心臓が止まるかと思いました。

一曲を選べと言われれば、やはり最後の24番を選びます。死ぬほどかっこいいです。



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