朱に交われば
寒空のもとバイトに行く準備をしていたところ、急遽担当の生徒が怪我で来れなくなったということでお休みになったため、炬燵で横になりながら筆を走らせている。
部屋は相も変わらず散乱している。モノをなくすこともしょっちゅうだ。実家では比較的几帳面な性格だと自負していたが、あくまでも比較的だったようである。
ここ数日、人と面と向かって話す機会が大学入学当初くらい少なくなっている。寂しくはある一方で、どことなく安心感もある。またもや家族の話になるが、我が家はみんな引きこもり気質だ。大学入ってからの自分はそこそこアクティブになっている気がするのだが、なんだかんだ一人が落ち着くのも否めない。非常に天の邪鬼なメンタルをしているように思う。果たして自分は将来大人数と交わる社会で生きるのだろうか、それとも狭い人間関係でチマチマやっていく社会で生きるのだろうか。まるで大学生みたいな悩みだ。いずれにしても、この冬場に炬燵でぬくぬくしながら温かい飯を食う感動は、忘れたくないものだ。
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