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ハンドメイド作家の可能性

 おはようございます、Ring Artist のinsulaです。

 早く起きてしまったのでnoteを書くことにしました。

 今回、外出がはばかられる中、個展ではたくさんの方に指環をお求め頂き、とっても嬉しいです。いろいろ勇気を出してやってきてよかったなと思います。

 ものづくりにもいろんな登山口があって、私は「ハンドメイド」という、とっても登りやすい登山口から挑戦できて本当にラッキーだったかなと思います。

 指環を愛していただける方たちのおかげさまで、仕事を辞めてツテのない京都に引っ越しても、ちゃんとそれだけで半年生きていけています。感謝に絶えません。

 「ハンドメイド作家」っていうのは、「素人」なんですね。特にプロフェッショナルな訓練を受けたわけではない。

 だから、逆に完全なる「自由」です。

 コンクールも品評会も無し、成績を付けられることも無し、偉い人の評価も世間の評価も気にしなくていい。

 自分の好きなものを、好きな人に気に入ってもらえたらそれでいい。

 彫金をやっている人たちは、専門の学校や機関で勉強して、卒業して、アトリエや工房に就職して、技術や経営を学んで独立、というプロセスを経るのかもしれませんが、ハンドメイドなら、自分の作品を買ってくれる人がたくさんいれば、そのまま自立して生活することができます。

 その代わり、失敗も多いしリスクも高い。

 学校や先人から学べば、失敗やリスクは極力避けて通れるわけです。

 そして教えてくれる人がいない分、勇気もたくさんの失敗をする覚悟も必要。

 「自分には無理だ」と思えば「無理」な現実が立ちはだかり、「なんとかしたい!」と思えばアドバイスをくれる人が現れます。

 そうしてふらふらと一人で試行錯誤しながら、たくさんの人に助けてもらったり、チャンスをもらったりしながらここまでやってきました。

 売り上げの目標は一年前の10倍になり、そしてそれを達成できると今は普通に思っています。

 ときどきハンドメイド作家さんと話すので、私がうまくいった方法をお伝えするのですが、だいたい「でも…」と何かと理由を付けてお話しを聞いてもらえないことが多いです。勇気を出したら変わるのになあと思うのですが、私も責任取れるわけではないし、リスクも高いのでそれ以上はお話ししません。

 みんながアルバイトをする代わりに素敵な作品をたくさん世に生み出すことで楽しく生きることがどれだけ周りの勇気になるか。世界を豊かにするか。ものづくりをする人たちにはそれを信じてもらえる日が来ると良いなあと思って記事を書きました。

 価格を上げることが怖いなら、自分を安心させられる工夫をすればいいのに。アルバイトに心身疲弊しているのなら、その分を自分の素敵な才能で稼ぐくらいの努力をした方が楽しいのに。

 でも、「我慢」して「がんばる」ほうが実は楽なんですよね。¥10000のものを売るより、¥1000のものを売る方がカンタンだと思ってる。だから低価格のものを頑張ってたくさん作って売る。それほど売れない。諦める。というパターンはすごく多いような気がします。

 私も通った道なのですごく分かるのですが、あ、ビジネスってそうじゃないんだ。って。自分が作りたい価格で作りたいものを作って、みんなに喜んでもらえる、そういう道がちゃんとあるんだって。

 世界は優しいんだって。

 そういうことをお伝えしたいなと思うのです。

個展でお世話になっているLupopoの店主花井さんが私の話をブログで書いてくれました。

 みんなが好きなことでイキイキ楽しく生きられるようになったらいいなあというのが、私の願いです。

☆一番のコツは、「成功している人」「憧れる人」「尊敬する人」に秘訣を聞いて、「全部素直に実行すること」です。それが10万円の費用がかかることでも、自分のキャラじゃない、と思うことでも。全部、ですよ^^

insula






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