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お湯の温度42度以上での入浴はデメリットだらけ!その理由を日本インストラクター技術協会が教えます

お風呂のお湯の温度は人それぞれ好みがありますが、自宅のお風呂の設定温度が42度以上の人は要注意です。お湯の適正温度は「42度」が境界線と言われていて、ほんのわずかな温度差で身体の反応はかわります。お風呂のお湯の温度が42度以上で身体へどんなデメリットがあるのか日本インストラクター技術協会の銭湯ソムリエが解説します。

健康への悪影響(日本インストラクター技術協会調べ)


お湯の温度42度以上のお風呂にはいると、交感神経の働きが活発になり興奮状態となるので血圧が急上昇します。そうすると血液粘度が上がるため、脳卒中や心筋梗塞など血栓症・浴室熱中症を引き起こす原因となります。

また熱いお湯につかることで体力を消耗をしてしまうので、身体に疲労が残ってしまうので、仕事の疲れをとりたくてはいっていたお風呂も意味がなくなってしまいます。


ダイエット効果がない理由(日本インストラクター技術協会調べ)


お風呂で汗をかくことで「痩せる」というのは勘違いです。脂肪を燃やして身体を動かし体温が上がり汗をかく運動とは異なり、お風呂では脂肪燃焼ではなく、お湯からの熱をうけ体温があがり汗をかきます。

熱いお湯のお風呂にはいった後に体重が落ちているのは、脂肪が落ちているのではなく、水分が抜けているからです。つまり、お風呂で大量の汗をかいても一時的な減量となるだけでダイエット効果はありません。また42度以上のお湯はお肌の乾燥の原因にもなります。


お湯の温度オススメは38〜41度以下!


38〜41度以下ほどのぬるいお湯に浸かると、副交感神経がはたらき心身をリラックスさせてくれます。身体の緊張がほぐれ、心臓への負担が少ないので脈も落ち着き、血圧も下がります。

また、胃や腸の活動は活発になり、消化がよくなり、大量に汗をかかないので疲労感も残りません。寝る前にぬるいお湯にゆっくりと浸かることで、身体がしっかりと温まり、リラックスした気分にさせてくれるので、良い睡眠に導いてくれます。

お湯の温度が少し違うだけで効果が全く異なる

以上、お湯の温度42度以上の入浴についてのデメリットと、オススメのお湯の温度を紹介しました。熱いお湯は「身体を温めてくれて汗もかけるし身体に良さそう!」という印象をお持ちの人やゆるいお湯だと「入った気がしない…」という人も多いと思います。

ですが、お湯の温度が少し違うだけで効果が全く異なります。家事や仕事のストレスにより興奮状態になっている身体を、適切な温度のお風呂にゆっくりつかって、上手にリフレッシュしてください。


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