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[3M Company] 1人の天才より100人の凡才

私の好きな、3M Company のちょっとしたイイ話が、東洋経済オンラインに載っていたので紹介します。

彼(リビオ・デジモニ元CEO)が話し始めたのが、幹部時代の失敗談だった。部下が新繊維の研究をしていた時のこと。

「カネと時間がかかりすぎる。もう開発は止めろ」

デジーがそう命じた。ところが、部下たちは隠れて開発を続け、防寒に優れた繊維「シンサレート」を生み出す。スキーウェアなどに使用され、大ヒット商品となった。

「あれは大恥をかいた」

この会社には「15%ルール」と「ブートレッギング(密造酒造り)」という不文律がある。業務時間の15%を自由な研究や活動に使っていい。しかも、密造酒を造るように、こっそり隠れて。

トップになる者ですら、判断を間違える。だから上司に従わず、自分を信じて開発せよ、と。

同社が生み出したセロハンテープやポスト・イットは、社員が思いついて、勝手に開発した。

そうしたイノベーションを起こすためにも、社員を交流させて刺激し合う。失敗を許容する文化も、トップ自ら繰り返し伝える。

1人の天才より100人の凡才」と言い切るこの会社こそ、大企業の強みを生かし切っている。

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