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【dbts2024 レポート②】Tsurugiの現状~GAリリースへ向けて

こんにちは、コンサルティング本部丹治です。
db tech showcase 2024 1日目のB7セッションである「Tsurugiの現状~GAリリースへ向けて」のレポートをお届けします。

セッション概要

5月のG/W明けには、と頑張っていたTsurugiのGAリリースですが、アレやコレやのenbugと、メンバーが季節外れのコロナにやられるクラスター事故と、俺の考えた本当に必要なSQL論争の勃発と、等々のお約束というか想定外というか、そういうアレがありまして。

GAリリースは6月の末も厳しいとのリリースマネージャの悲鳴レポートを受け取った責任者のプレゼンです。

・・・まぁとりあえずプレゼン時点の最新のTsurugiの情報をお届けします。 特にGAとそれ以降のロードマップについて、またサポートツールについても可能であれば情報提供をしていく予定です。
特に、今後の機能としては重要な「低遅延replication=次世代の高可用性」について詳細に話す予定です。
掛け値なしで粉骨砕身で頑張っているので応援してください。現場から以上です。

スピーカー名:株式会社ノーチラス・テクノロジーズ
代表取締役会長
神林 飛志 様

はじめに

今回、次世代RDBMSで自社でも噂になっていた「劔」のセッションを聴講しました。
2023年のDB Tech Showcaseのアンケートでも「今後使用したいデータベースTop20」に選ばれている、注目度の高いデータベースです。
特にバッチ処理に強いことが知られており、従来のRDBMSと違い、大容量のメモリー、メニ―コア環境でのパフォーマンスを想定していることが主な特徴です。その他にもトランザクションの際にロックを取らないこと、トランザクション分離レベルが「serializable」であることなど、従来のRDBMSの常識を覆すような特徴が盛りだくさんです!
GAリリース延期の裏話も聞ける満足度の高いセッションでした!

セッション内容まとめ

  1. GAリリース延期の理由・BETA5版のリリース
    GAリリース延期が延期となった理由、BETA5版のリリース情報についてご説明いただきました。BETA5版はなんと、本セッションの実施日当日にリリースされたこともあり、出来立てほやほやの情報を共有いただけました!

  1. 「劔」の特徴をおさらい
    トランザクション分離レベルが「serializble」であること、トランザクション時にロックを取らないことなど、「劔」を知るうえで欠かせない情報をご説明いただきました。
    主要RDBMSとの違いに注目して聴講するととても勉強になる内容です!

  1. 低遅延レプリケーションとその展望について
    「劔」だから実現できる、低遅延レプリケーションの詳細と、これからの展望についてご説明いただきました。100km範囲内のDC間の分散処理を実現するためのキーポイントを詳しく共有いただけました!

聴講した感想

データベース歴2年目の自分ですが、聴講後は先輩とセッションについて談義するくらい奥が深く、満足感のあるセッションだったと感じています!
特に、トランザクション分離レベルを「serializable」にするためのご説明は、そんな発想があったかと驚かされました。
これまでの「劔」のセッションを聴講した方だとより楽しめる内容となっており、逆に「劔」に興味がありこれから学んでいきたいという方は絶対に聴講した方が良いセッションだと思います!

アーカイブ動画配信のご案内

db tech showcase 2024は、期間限定でアーカイブ動画を配信中です。
本イベントのセッションをオンラインでご視聴いただけるほか、講演資料のダウンロードも可能です。継続公開が決まったdb tech showcase 2023のセッション動画も含め、約130本の動画を自由に見ていただけます。
※一部対象外セッションあり

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