生き残るインサイドセールスとは?

先日、この方の言葉が物凄く心にぶっ刺さり、これは忘れちゃいけないと思ったので消えないうちにまとめようと早朝からnoteを書いています。

私の心に刺さった言葉、それはある質疑応答のうちの一問でした。

質問「今後のISってどうなっていくと思いますか?」
回答「母数は確実に増える。レベルも上がる。ただし、それ故に淘汰もされる」

簡単にまとめるとこんな感じ。

私がはっとしたのは「淘汰される」というところ。

確かに私がISとして走り出した今から8年前。
ISの専門会社にいた私の周りにこそISはゴロゴロしていたが、一歩社外に出てしまえは「インサイドセールス」という言葉を知っている人はほとんどいなかった。
インサイドセールスをうたうイベントなんかなかったし、IS用のセミナーなんかなかった。Twitterでの情報も微々たるものでしかなかった。外資系ITを中心に、情報感度の高い人、たまたま知る機会があった人が知っている。
そんなものだった。

でも今はどうだろう。

毎年InsideSales Conferenceが開催され、Twitterには情報が溢れ、ISを取り上げた書籍も随分と増えたしセミナーだって参加しきれないくらい開催されている。
「仕事何してるの?」と聞かれて「ISだよ」と答えた時の反応も「なにそれ?」から「あー、聞いたことある。電話営業」くらいには変わってきた。
ついでに求人情報も選べるほど増えたし条件もかなり良くなった。

つまりはISを知る人、関わる人の母数が圧倒的に増えたのだ。

情報が溢れれば自分で試行錯誤する際のスタートラインのレベルを上げることが容易になり、スタート位置が高ければより高みへ上るために必要な時間が短縮できる。
これからISを始める人は少なくとも8年前にISを始めた私よりはずっとISについての知識を得やすい状態で始めることができる。
もっと言えば、情報、ノウハウが少ない状態から手探りで始めた時のTry&Errorを自ら重ねる必要が無い。0から1を産まなくていい。これは非常に大きなアドバンテージだと思う。

そしてここで冒頭の質疑に戻る。

そう遠くない未来、プロフェッショナルになれない人材が淘汰されるフェーズが来る。

これから始める人はいい。
沢山先人に学び、強いISにはこういうインプットが必要だといわれるものを吸収し尽くし、消化してアウトプットする。
それを繰り返すだけでいい。
真っ白なキャンバスに新しい絵を描くのは楽しいし、きっと美しい絵が描けるだろう。

では、今すでにISとして経験を積んで来ている私のようなある種の古参ISはどうするべきか。

今まで描いてきた絵を時には消して、破いて、新しいものに手を付ける勇気を持つべきだと思う。
今までやってきた方法を常に見直し、新しい情報を吸収することを怠らず、そのうえで過去の知見と混ぜあわせて違うものにすることを恐れてはいけない。

今までやってきたから、これでうまくいっていたから、そんなことにこだわってしまって考えることを止めてしまえばそこで成長は止まってしまう。

ISの市場は成長フェーズだ。
その中で自分だけが成長を止めてしまったら?

その結果はもう見えている。


今年のはじめに職場を変え、一気に増えた情報量に翻弄されているうちになんか色々見失っていたのでここまでは自戒を込めて。

ここからタイトル。
生き残るインサイドセールスとは?

私なりに考えたISとして求められる人材って細かい素養とか置いておいて大別すると以下の二つ。

・トップランナー
 説明不要。常にトップを走れる、数字ギネスを更新し続けられる人材。
 常に新しいことに取り組み成長しながら組織をけん引する優秀層。
・コツコツウォーカー
 可もなく不可もなく、与えられた目標をそこそこ達成しながら堅実に数字を積み上げる堅実層。

どちらが良いかは個人の志向やライフワークバランスの考え方で選んでいいと思うし、全員がトップランナーであるべきとは思わない。
Twitterや各種セミナーではトップランナーであるためにはという視点のものが多いのは事実だけれど、組織にとってはどちらも必要な人材だと思う。
常に最先端を切り開き、頂上を更新し続けイノベーションを続ける人材と、切り開かれた道を堅実に進む人材はどちらもいなければ組織は安定しない。

ただし、昨今の雇用情勢を鑑みるに、採用、雇用を優先されるのは間違いなくトップランナーだ。
正規職員として企業が抱えておきたいのもそちらだろう。

ということは、生き残るインサイドセールスとは、求められる人材とは?
自分がどちらでいたいのか。


ちょっとした決意表明のような朝でした。

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