【考察船券③】7/25 芦屋12R優勝戦 3連単1-3-4 2310円

まえがき

この記事では毎回事後的に船券を考察していきます。対象のレースでどのような思考で船券を選んでいたら的中できていたかを解説していきます。

事後の考察なので、後付の結果論だろ?と思われると思いますが、それで片付けてしまうことは非常にもったいない事と考えています。

ボートレースにおいて表面上の浅い予想だけは絶対に期待値の高い船券は買えません。中には、そもそも予想することが不可能なレースも確かにあります。例えばスタートの早い選手のドカ遅れ、ターンミスによる事故、フライングなどです。この辺が原因で大荒れしてとんでもない高配当が出てしまった場合は素直に諦めましょう。

しかし、7割程度のレースの着順は基本的にはそれなりの理由があり、後付でも説明が可能だったりします。その理由を後からでもしっかり探し当てることで、そのレースの結果を論理的に説明することが出来れば、未来のレースの考察に繋がります。これを繰り返すことで思考のパターンが増え想像力が膨らみます。

上記の理由により、期待値の高い船券を選ぶためにも後付考察は重要であると考えています。

この記事は定期的に後付考察を解説していきたいと思います。

本編
【7/25 芦屋12R優勝戦 3単1-3-4 2310円】

出走表は以下の通り

この優勝戦は非常に難しく、判断を誤り全く期待値のない所を買ってしまい更に外しました。

後から冷静に考えれば論理的に取れるはずの高期待値レースだっただけに大反省しています。

まず、モーター相場ですがさすがにSGの優勝戦だけあり悪い人はいません。中でも特に良いのは1と6、次点で2、5は出足が強烈ですが345は大きく変わらずといった具合に見ていました。

スタート展示からの振り返りになりますが、ここで事件が2つ起きました。

1つ目は、篠崎元志選手がピット離れで遅れたのですが失敗したというよりは業と遅れたように見えました。結果は展示の並びは123/546と峰選手と篠崎選手が入れ替わる形に。これが今回の最大の失敗の原因になります。

2つ目は、6号艇の平本選手がチルトを2度まで跳ね上げたことです。強力モーターにチルト2度だとどこまで伸びるのか。固唾を飲んでスタート展示を確認します。

平本選手はやはり抜群のスリットからの伸びを見せます。展示タイムもぶっちぎりの1番時計を叩き出し、みるみるうちに6頭のオッスが下がっていくことを確認しました。逆に本来は人気のが集中するはずの1頭が落ちすぎることなく、そこそこ美味しいくらいのオッズに落ち着きます。

平本選手が捲りきらない限り1頭が非常に固いところですが、果たしてどうか。ここで6頭の可能性を検討します。

ここは捲り切りは厳しいと判断しました。理由ですが、このレースはSGの優勝戦。いくら平本選手の伸びが強烈でも内側に船足の弱い選手はいません。加えて、他の選手たちは平本選手の伸びを警戒してないわけもなく、ある程度のスタートは踏み込んで行くはずです。

更にSGの優勝戦は絶対にフライングが許されません。もしやらかした場合はかなら厳しいペナルティが待っています。普段からチルトを跳ね上げる選手であればまだしも、平本選手はそう言う選手ではないのでスタートで仕掛けていくのは難しいはずです。6が阿波選手や澤選手なら話は別ですが(笑)

とは言えスリット後の伸びが強烈ではあったので、スリット後半挺身近くは出ていくと予想します。

ここは、期待値的に考えても相対的にオッズが美味しくなっている1頭の選択で間違いはなさそうです。

次に2着3着の選択ですが、ここで4号艇の篠崎選手のピット離れが引っかかります。

自分で仕掛けていく機力が無いため、敢えて外に出て1つ内の選手の仕掛けを待つというパターンはも無いわけではないのですが、5号艇の峰選手も伸びが特に強いというわけではなく、自ら外にでる理由は見当たりません。

結局、外に出た理由がわからないまま123/546の想定で予想するのですが、これが大きな間違いでした。

人気の集まる峰選手をあまり好んで買いたくはなかったのですが、5コースではなく4コースとなれば話は別です。

昨年のオーシャン優勝戦の時のように鋭いターンで最内を差して連に絡む可能性が非常に高いと判断しました。

本線は1-5-23
抑えで1-23-5

この4点で勝負をかけます。

5コース想定の篠崎選手ですが、6コース平本選手が出ていくことを考えると受け止めるのが精一杯で潰されると予想していましたので完全に切りました。案の定、人気を落としかなり高いとオッズになっていました。

1頭のオッズです。

平本選手も捲りきらない限り、チルト2度ではSG優勝戦で着を残せないと判断し切っています。


そして、レースが始まります。

結局本番では篠崎選手は普通にピットを離れ枠なりになりました。

この時点で終わったと思いました。
軸にしていた峰が平本に潰される可能性が高く、逆に人気を落としていた篠崎が3着でも絡めばそこそこオッズが付きます。少なくとも期待値的に一気に下がり負け船券に変わった瞬間でした。

5コース、6コースが来ない展開は当っていただけに非常に悔しいレースとなってしまいました。

篠崎選手がなぜ業とピット離れが遅れたように見えたのか未だに謎ですが、恐らくただ単純に何かに引っかかって遅れてしまったのでしょうか。外に出る合理的理由もないので、枠なり想定で船券を考えるべきでした。

枠なり想定であれば当然
1-234-234

この6点で購入していた筈ですし、オッズも上がっていたので期待値的にも◎でした。

今回は期待値的に間違い、的中もしないという最悪の結果でしたが、展示のコース入れ代わりもしっかり見極めていけば場合によっては期待値の高い船券を見つけることができるという勉強をさせてもらいました。

また、面白いレースはどんどん後付解説をしていきたいと思います!

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