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「欲しがりません勝つまでは」という命題の下で、負けてしまった日本国民は永遠に「欲しがる」ことが出来なくなるのか?

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 タイトルから書いています。タイトルと内容はほぼ関係のない(関係が出てくるかもしれません。分かりません。)記事になるのかなと思います。
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 2023年2月16日(木)。21時07分。

 NHKの番組。「明日のトリセツショー」の中で、「日本人は忍耐力が強すぎるから頭痛が起こっても病院で診てもらわない風習がある」みたいな紹介があっていて。

 忍耐と言えば、「欲しがりません勝つまでは」という、まあ。日本人の大和魂というか、忍耐の根源にあるかのような標語が思い浮かんだのですが。「待てよ? 『欲しがりません勝つまでは』ということは、第二次大戦で負けてしまった日本、かつ恒久平和を唱える日本国憲法の下では、論理命題として恒久的に日本人は『欲しがる』ことが出来ないのでは?」という、まあ。言葉遊びのような論理展開を進めていったら、「あれ? これは真では」と思ってしまったのですが。ここら辺はただのあれ。言葉なんて抽象的で、「欲しがりません勝つまでは」なんて標語に過ぎないし。「欲しがりません勝つまでは(期限は大東亜戦争が終わるまで)」とか、考えた人というか、当時の日本国民も、そして、敗戦後の日本国民も、雰囲気の中で「(期限は大東亜戦争が終わるまで)」を共有していたと思いますし。今の私たちは論理命題に縛られることなく、じゃんじゃん欲しがって良いのだと思います。

 言葉なんてその程度。

 標語なんてその程度。

 命題なんてその程度。

 論理なんてその程度。

 生活に不必要だったら、言葉の力なんて、無いのも同然というか。誰かはこの問いかけをしていたかもしれませんが、誰も相手にしなかったのでしょうね。自分が最初に思い付いたとか、そういう風には思いませんし。思い付いたことは思い付いたのですが。何かを参照にしたとかはありません。

 こんにちは。井上和音です。

 標語とか、命題とか、矛盾とか。思い付いてしまって思わず自分で笑ってしまったのですが。そういう抽象的な遊びはいいとして。現実です。現実の話をしましょう。

 来年度もパートタイマーで働けることが決まりました。やりました! やりましたよ! 来年も、淡々とグリッドを続けられる土台が出来たことが確実になりました! やったね!

 曖昧な時代が終わりました。note のメンバーシップ「名言図鑑」といい、パートタイマーといい、曖昧で他人が決める私の人生の、全てが着地しました。あとは私はグリッドをやるだけです。ただ文字を打つだけです。ただ名言を集めていくだけです。パートタイマーで生活リズムを整えながら、統合失調症っぽいこととも戦いながら、やりたいことをやりたいだけ。続けたいことを続けたいだけ。延々とやっていきましょう。

 はい。昨日に引き続き。休憩室で特に会話もなく黙々と昼食を食べる二人の人間がいます。一人は統合失調症と発達障害を持っているパートタイマー。もう一人は最近うつ病と診断され、というか、診断書を書いてもらった職員さん。

 黙々と食べ終わると。喋りました。私は関係を築き始めた最初の頃のコミュニケーションは得意なのです。これが3人、4人と複数人になると途端に喋ることが無くなります。THE NEKURA! という感じですが。はい。一対一の対話は楽しいのです。

 喋ってみて、同年代くらいかなと思って歳を聞いてみると、なんと! 同年代! その若さでよく職員さんなのにここに! と思いましたが、相手の方も私も気付いていなかったのか、よく計算してみると同年代ではありませんでした。今になって思い返して「妙だな……?」と思って普通に計算してみて、同年代ではありませんでした。

 ただ、まあ。歳は近いということで。二十歳を超えたらほぼ同年代は同年代でいいでしょ。という気持ちではいます。同年代かどうかというか、職員さんかパートタイマーさんかという差がえらくあるような気がしますが。その方は快くお喋りに参加してくださいました。

 うつ病と言えども、まあ、まだ軽いほうなので、全然という感じでしたが。お互いに自己紹介っぽいことをして、色々喋りました。「同志社大学を中退しました」って言うと「えっ!?」みたいな感想でした。他の話題というか。自分の高校の同級生で「京都大学文学部哲学科に行った人がいて、就活に失敗して『哲学は意味が無い』という名言を残して、一年宅浪して、熊本大学医学部に行った同級生がいる」とか話して、「バケモノじゃないですか」と言われ「はい。バケモノだらけなんですよ。高校の同級生は」みたいな話をしました。要は何が言いたかったかというと、文学部哲学科に入ったところで就活ではほとんど役に立たず、企業に入ることは出来ないんですよ。みたいなことを言いました。「じゃあ、何で哲学科に行ったのか」と言うとですね、みたいな感じでお話が進みました。こんな感じに書いていると一方的に私が喋ったみたいに感じるのですが、色々聞くことも多かったです。ちなみに、「じゃあ、何で哲学科に行ったのか」の解答は「小説家になるためのネタ探しのつもりで選んだ」と答えました。そのうちブログのことは……言いませんよ。絶対に言いません。現実に生きている私は「井上和音って誰だ?」と本気で記憶喪失になっているつもりというか、自己暗示を延々と掛けているので、宮崎吾郎監督のゲド戦記ではないですけれど「真の名を明かしてはならない」という気持ちでいつもいます。ブログをきっかけに友人を無くすのはもう嫌です。もう嫌です。もしかしたらようやく3年目で初めて友達になれるかもしれない人と出会えたので。この出会いは大切にしたいです。

 「うつ病と診断も付いたから、辞めるかどうか迷っている」と仰っていましたが、私と喋ることでなんとかストレスとか発散してくださって、その若さでこの職場にいるということは充分に優秀、というか、職員になれただけでも充分に優秀ということなので、自分がその職員さんのストレスのはけ口になれたらいいのかなとか思っています。

 自分も、昼休みに人と話したら午後の仕事がえらく楽に感じましたし。win-winな感じになれたらいいのかなとか勝手に思っています。

 楽しく。無理せず。頑張りましょう。

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