私は国会議員になって「障害者通院特別休暇」を法整備して障害者を社会で活躍できるようにしたい
2022年10月20日(木)。21時00分。
「こんにちは。年賀らせです。井上さん、お風呂場で声のない演説を繰り返していましたが、何か怒ったことでもあったのですか? 井上さん、実は演説めっちゃ得意ですもんね。夜だけですけど。昼間は黙々とした何も喋らない寡黙な人なのですが。何に怒ったのですか。私としてはドラフト会議で火の国サラマンダーズから誰も指名されなかったことや、村上宗隆選手の弟がドラフト指名されなかったことを話題にした方が、事は穏便に進むと思いますが……駄文はここまで。何に怒ったのですか。何が起こったのですか」
「障害者による国会中継のNEWS7の報道」
「まーたNHKに怒った、わけではありませんね。情報ソースが薄いので、障害者の方の答弁の全てを知っているわけではありませんからね。多分、怒ったのはあれでしょう。引用ではないのが申し訳ないのですが、障害者の方が国会答弁する際に「質問の形が質疑を終えるまでとぎらせない形で行われました」とNHKのナレーターの方がおっしゃった後に、その障害者の方の質疑が報道され『国会答弁のやりかたも障害者に配慮した形で行ってください』って障害者の国会議員の方がおっしゃって、岸田総理も『充分に配慮した国会運営を図っていく』と回答したのですが
確かにおかしいですね。
障害者だろうと誰だろうと《《国民の代表者、代弁者》》として国会議員の役割があると思うのですが、この障害者の国会答弁は、《《今、このときの自分だけに関する配慮》》しか考えていないかのような発言でしたね。岸田総理も『障害者はやっぱり自分のことしか考えないのだな』みたいな気持ちでも持ったのかもしれません。とても優しく、子供を相手にするかのように答弁をしていました」
僕が言おう。あの答弁を見て全国の障害者は恐らく政治に失望した。少なくとも僕は失望した。国会に出る障害者などこれから先、数十人出るかどうかで、はっきり言って国民の僕たちからしたらどうでもいい。どうでもよすぎる。それよりも。
あなたは障害者という、逃れられない不幸を抱えている、障害者の代表者としての期待があるはずなのに、なぜ障害者の国民をもっと社会に受け取りやすくするような法整備の提案などを行わないのか。今の障害者の平均所得が如何ばかりか分かっているのか? 障害者の多くが就労移行支援とかA型作業所、B型作業所で、スキルアップとは実体の離れたおままごとのようなことをやらされて、挙句の果てに行きつくのはアルバイトなどの低賃金。《《働くだけ無駄だ》》と考え、社会に参加することを断念する障害者がどれだけいると思っているのか。
国会議員ならば、自分のことではなくて、国民の為になることを答弁しろよ。
障害者が社会参加することは、障害者自身の未来を照らすことにも繋がるし、障害者が働きやすい法整備が進んでいけば、人手不足の解消にもつながっていくだろう。
人手不足は田舎ほど深刻であるのは明白なのだが、田舎になればなるほど、障害者を食い物にする就労移行支援と銘打っただけの、ただの税金狙いのビジネス。スキルを与えるのではなく、税金を取ることが目的なのでとにかく長く居座らせようとする。その間にすることは、UNOとかジェンガとか、間違い探しとか、グループ発表会のような、幼稚園児がするようなことで、全く仕事とは結び付くことはない。もちろん給料など発生せず、『無料』であることをさも良いことのように謳って、税金によって企業が潤っていく。
こんな社会を変えなければいけないと、障害者の誰もが思うだろう。
国会議員の障害者の方は、そういう、不運にも障害を持ってしまった人の代弁者であることの自覚が無いのか。もっと、障害者の平均所得とかを見て、国民の一部である障害者の地位をもっと高めることが、今の日本社会の問題だろう! そうではないのか。
私が国会議員になったら、手帳を取得している方には、月に一日、平日に「障害者通院特別休暇」を企業に取らせることについて法整備することを強く訴える。もちろん有給であり、障害者は取得した場合は義務としてその日は通院しなくてはいけない。
例えば発達障害の人がいるとする。精神障害者保健福祉手帳は3級で、障害年金などは通らない、いわゆるグレーな精神障害者だ。
こういう人たちはどうなるかと言うと、手軽なメンタルクリニックなどで発達障害と診断されながらも、都会の人などは来院が集中する土日に行くか、もしくは大半の人は行かない選択をする。土日は遊んだり、好きなことをしたい。健常者だろうと障害者だろうと働いているものは皆同じ気持ちだ。
病院に行かない発達障害者は、当然薬を貰うこともできない。
そのことで、仕事でミスが増える。
徐々に職場に居づらくなってしまう。
転職と言う、ただの求人サイトのビジネスに乗っかることで、別の職場に通おうと思ってしまう。
転職する。できなかったら就労移行支援事業所に行く。
転職したものは、また、病院に行かず、ミスが増える……。
と、知らぬ間にスパイラルに陥ってしまうのだ。
発達障害の薬、ストラテラやコンサータ、睡眠障害の薬を飲めば普通に働ける可能性のある、いわゆる人材の原石とも言える存在になれるのにだ。
そう、薬を処方した障害者は人手不足を解消するための、解決策の原石であることは間違いないのだ。
それを、税金のビジネスで食い物にする。それでは日本社会は労働力の負担は増える一方で、原石の障害者たちは何もできないと考え引きこもる。
まずは、国民全体が、障害者=使えない人、という認識を改めさせなければいけない。その為には、障害者にきちんと服用させ、安定した生活リズム、安定した生産性をきちんと社会のなかで示していく必要がある。結果を出すことで、障害者=使えない人、という世論を変えていく。
発達障害だったから、仕事ができなくても仕方がない。と本人が諦めるのではなく。
薬を飲んだら、意外と私でも働けました。と本人に希望を持ってもらう。
そういう社会のほうがよっぽど健全で、繰り返しになるが、日本の経済状況もよくなっていく。微増かもしれないが、プラスに転じていくことを思ってしまう。特に人手不足が深刻な地方の労働状況に大いに活躍してもらいたい。
人は働いて、誰かの役に立つこと、誰かに何かをしてあげることができたこと。自分が人にどれだけのことを与えることができたかで、人の幸せは決まると考えている。
グレーな障害者だけでなく、障害年金をもらっている障害者も、薬を飲めば働ける人が多いにいる。しかし、例えば地方の精神科などでは土日は開いていない病院も多くある。平日に通院せねばならず、障害者枠の一般就労を諦める人も多くいると思う。もしくは精神科に行くことを諦める人も多くいると思う。
そういう人を無くしたい。
障害は避けられない。しかし医療で和らげることはできる。後は法整備を進め、健常者に混じって働くことのできる社会体制を築いていくことが重要だと思われる。
私が国会議員になったら「障害者通院特別休暇」を法整備して障害者を社会で活躍できるようにしたい。それが地方を救う可能性も秘めているし、大きく言えば日本社会の生産性を向上させることのできる一つのきっかけになると思っている。
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